自分のPC内に過去のメールをしまいこんでおくより、WEB上にあるほうがはるかにデータ消失の危険性は少ない。ただ、WEB上でもリスクゼロではないので、2つのセットを保持する。万が一サーバー内のデータが破損しても、スペアがあればあわてずに済む。機能を分散させておくのは、危機管理の基本だろう。
まずは現状のヤフーメールのうち、もはや不要と思われるメールの廃棄処分をやった。2008年10月からのおよそ2年半分なので、かなりの量になる。整理しつつ、新しいフォルダ(Gmailでは「ラベル」)を作ったり、逆に削除したり。
片づいたフォルダから順にGmailへ転送。まずはGmail側の転送設定で、「メッセージのコピーをサーバーに残す」「SSLを使ってメールを取得」の2つにチェックを入れる。(残る2つにはチェックを入れないほうが整理しやすい)
次にヤフーメール側のフォルダの中身(整理済みのメール)を全て受信箱にいったん入れ、そのまましばし待つ。Gmail側では、およそ10分毎に転送メールのチェックをしているようで、強制的に転送確認することも可能だが、なぜか遅れて転送されるメールもあるようで、他の作業をしながらじっと待つのが得策だ。
数が多いと少し時間がかかるが、だいたい一度に50通ずつくらい順に転送されてくるので、今度はGmail側の受信箱から全メールを選択し、「すべて既読」にする。(転送すると未読状態になってくるので)
予め作っておいたフォルダに全メールを収納する。転送したメールと数が一致しているか、ヤフーメール側の受信箱の中身を確認し、問題なければ元のフォルダに戻して、ひとつの作業が終了である。
今日夜半までに、合計23個のフォルダを転送し終えた。ここまでで合計1,078通のメールを処理。残るは2フォルダ、200通ほどで、明日には全てが終わる予定。
ここまで大きな問題はなかったが、なぜか2-3通のメールがGmailの「迷惑メール」に入ってしまった。ヤフーメールでは問題のなかったメールだが、両方の数を突合せていて、Gmail側の数が少ないことに気づき、あちこち探してようやく見つけた。Gmailのセキュリティシステムはヤフーよりもはるかに強力らしく、たぶんそのせいだろう。
また、同じメールが2度転送されてきたことが、数回あった。理由は不明。実害はなく、最終的な数の突合せ時で発見できる。Gmailはメール本文の書き出し部が一覧にプレビュー表示されるので、最終チェックで同一メールを見つけ出すのはやさしい。
_アドレスブックはすでにヤフーからGmailへ転送済みで、今日はヤフーのスケジュール表も全データをGoogleカレンダーに転送し終えた。
こちらもヤフー同様、いつでもどこでもどのOSでも使えるWEBスケジューラーだが、スケジュールをマメにメールで告知してくれる機能があり、ヤフーよりも親切。Gmailから一発で飛べる。
GmailのトップページからはGoogleニュースも随時閲覧可能で、これが大変見やすくレイアウトされていて、好感を持った。長年ヤフーをホームページとして指定してきたが、いよいよ変えるべき時機到来かもしれない。