2011年3月13日日曜日

災害時の備え

 パソコンやネットワーク関連に限らず、不測の災害に備えて、日頃からいろいろと準備している。

ウッドデッキに炭
 炊事はIHヒーターなので、停電になると煮炊きができない。非常時の煮炊き用と屋内暖房用に、常時5-10Kgを専用容器内に備蓄。夏はこれをBBQに使っているが、5Kgを切ると補充する。

床下にキャンプ用ストーブ
 石油で燃える圧力式。かってアウトドアライフで使ったものだが、ときどき点検して実際に燃焼テストもしている。石油に余裕があれば、暖房用にもなる。

石油ランプ3台
 2階吹抜け部に飾りをかねて置いてある。こちらもアウトドアで使ったもの。石油は別の容器に入れて1Lほどを常時保存してある。大型のランプは、暖房もかねている。

電池やローソク、懐中電灯、ラジオ、ライターなど
 電池はPA用として常時備蓄があり、ローソクは結婚式に使った巨大な物がほぼ手つかずである。炊事、暖房、照明などの備品は、タイプの違うものを取り混ぜて備えている。

食料、水
 乾麺類を常時20食分は置いておくよう心がけている。水はトイレ洗浄用として浴槽に常時100L程度を貯めてあるが、飲料水は発泡酒をのぞいて1L程度しかなく、備蓄としては一番の弱点かもしれない。
 発泡酒はだいたいワンケース程度を常備してあり、いざとなれば立派な飲料水の代替品である。

 これらの備えは多くが、あくまで「家が壊れず、燃えず、流されずに残っていること」が前提である。いよいよとなれば、身ひとつでとにかく安全な場所に逃げる、というのが肝心のようだ。


 テレビで知ったが、高台で津波を免れた気仙沼のホテルが、地域住民にロビー等を無料開放していた。ローソクや食料も無償提供している。
 地域の人は直接の客ではないが、ホテル業は世の中に対する依存度が高い。目先の利害にとらわれず、非常時の人間愛のようなもので対処した経営主に、志の高さを感じる。
「塞翁が馬」という言葉があるが、いつかホテルの経営主には、全く別の形で「お返し」があるかもしれない。いや、きっとあると信じたい。
 これに限らず、災害時には人の生き方がはっきり見えて、興味深い。たとえばWEB上のブログ等でも、災害には全くふれなかったり、たとえふれても災害とは無縁の個人的な書き込みに終始しているサイトもある。
 対して、災害に敏感に反応し、いろいろと有効な呼びかけをしているサイトもある。人生さまざまだ。

 実は私も目下「自粛組」であるかもしれない。「災害見舞」をいちはやくWEB上に掲げたサイトもあって頭が下がるが、私は単なる個人なので、さすがにそこまではしない。しかし、ブログでいつものようなオアソビ系のネタは、しばし自重しようと思っているし、そうすべきだろう。
 スポーツや音楽を始めとする娯楽や遊びは、世の中が平穏であればこそやれる活動である。当分は一層の節電、節約に努め、間接的にでも災害地の支援としたい。