2010年11月9日火曜日

ブリッジ交換の試み

 昨年夏に大事なブリッジ部分が壊れ、新しいオベーションに買い換えてしまったS.Yairiのエレアコを、突然修理してみる気になった。壊れたエレアコは2階スタジオの壁にずっと吊るしてあったが、買って4年近く酷使したにも関わらず、ブリッジ以外に大きな問題はなく、音はなかなか良かった。
 2万円強の廉価版だったが、「2万円とは思えない音」と、複数の方に言われたこともあった。プロに交換修理を頼むと修理費だけで購入価格を超えてしまうので、あまり意味がない。しかし、もし自分で直せるとしたら、まだまだ実戦で使えるでは?と考えた。

 部品の調達と具体的な修理方法を調べてみると、ブリッジそのものは送料込みでわずか960円で買えることが分かった。問題は修理方法だが、こちらも多くの方が写真つきで懇切丁寧にその方法を掲載してくれている。


 その「お導き」に従い、さっそく行動を開始したが、まずは割れたブリッジをきれいにはがすことが大仕事だった。
 ブリッジを固定してある接着剤は水分と熱を与えるとはがれやすくなるのだそうで、写真の上が修理前の状態で、下がその作業第一段階。まずは割れたブリッジを濡れたティッシュで2日間覆い、充分に水分を与えている。ティッシュを常に濡らしておくために、日に何度かスポイドで水を足す。
 明日あたりに第二段階に移行予定だが、次は熱湯で暖めた金属製の「スクレイパー」なる工具で少しずつブリッジをはがす難しい作業だ。
 ネット情報でスクレイパーは100円ショップダイソーで手に入ることを知り、今日は近隣で最も大きいダイソーに行ったが、確かにたくさんの種類のスクレイパーが並んでいた。

 幅が25ミリと手頃で、先端が最も薄いタイプを買ったが、実は第二段階が失敗したケースを想定し、まだブリッジの部品は発注していない。プロが何万円もお金をとってやる作業を、果たして自分がちゃんとやれるのか自信がない。
 第二段階が成功した場合、以降の作業は逐一このブログにて報告します。