2010年11月21日日曜日

太陽集熱器の墨塗り

 DIYは常時何かが進行中で、それが単に頭の中で構想中だったり、スケッチ段階だったり、スケッチに基づいて材料をそろえた状態だったり、はたまた具体的に進行中だったりする。
 複数のDIYが同時進行することも少なくないが、かなり長い時間をかけた自宅の気密補修とギター修理がようやく終わり、途中に突発的に発生した足踏みタンバリンもメドがついた。

 入れ替わりに目下進行中なのが、昨日書いたDIY太陽集熱器。構想は数ヶ月前からあり、試作品のスケッチはかなり前に出来ていた。
 やろうとしているのは、以前に新聞で見た「簡易太陽集熱器」で、工場生産の本格的な集熱パネルではなく、木製のDIYで簡単な屋内据置きタイプの集熱器を作ろうというのだ。
 情報では新聞紙程度の大きさで、かなりの暖房エネルギー節減になるという。手持ちの材料をなるべく使い、足りない材料だけを買い足したが、1,000円ほどで済んだ。もしこれで暖房費が数%でも減らせるなら、安い投資である。


 600×900、厚み90の木枠はすでに完成している。最高気温が14度を越え、まるで初秋のような陽気。平年よりも8度近く高いとか。絶好の塗装日和なので、一段と乾燥が進むウッドデッキの漬物用大根の横で、木枠と仕切り板の墨塗りをやった。
 反射が少なくて浸透性が強い墨汁は太陽集熱器には向いている。子供たちが小学校時代に習字用に使っていた残りを使ったが、ギリギリで何とか足りた。

 乾燥後、木枠内部に迂回路のように仕切り板を設置し、その上に透明樹脂板を張って背板の両端部に通気口を切り取れば完成。
 構想としては、これを南側窓の内側に縦に置く。いろいろ試してみたい。ちょっと楽しみ。