2010年11月23日火曜日

オーガニックな喉調整

 暖かい時期には無用の心配だが、秋から冬にかけて、喉の調子はいつもいまひとつだ。ライブハウスのイベント参加などは万一の喉の不調の場合、キャンセルという手だても残っているが、介護施設系や地域センター、ソロライブなどの場合は余程のことがない限り、キャンセルは難しい。

 以前に冬の終わり頃、喉を傷めてどうしても声が出ず、老人ホームのライブを前日に急きょキャンセルした苦い経験が一度だけあり、以降この時期の喉の管理には、神経質なほどに気を配っている。
 基本がソロなので、代りになる人がいない。趣味とはいえ、なかなか厳しいのである。


 いろいろ情報を集めた結果、この時期にはライブ1週間前からショウガ湯を毎晩飲んで喉を養生している。
 指先くらいのショウガの皮をむき、おろし金ですって茶こしを介して熱湯を注ぐ。熱湯の量はカップ半分ほどで、そのまま飲んでもよいが、スプーン半分ほどの蜂蜜を加えるとさらに飲みやすい。

 飲むと喉がピリピリして、いかにも(効いてるな…)と感じる。推測だが、ピリピリするときはおそらく喉が弱っているときだ。
 この方法をとるようになってからは、本番までにだいたい100%近い調子にもってゆけるようになった。材料はすべてオーガニックな自然素材。市販のショウガ湯もあるが、スーパーで国産品を買ってくるのが新鮮で安上がり。
 音楽仲間の長崎のいちろうさんが、同じ主旨のことを最近ブログでふれていたが、いちろうさんはカリン酒をこの時期に飲んで調整しているとか。知らない飲物だったが、調べて見るとこちらも喉にいいらしい。
 果実酒なので実さえあれば自分で作れるらしいが、残念ながらカリンは北海道のスーパーでは入手不可能。ネット販売の価格を調べて見ると、かなり高い。やはりショウガ湯である。

 いちろうさんのブログでは、プロ歌手の豊田勇造さんが私と同じショウガ湯を飲んで喉をケアしていることを知り、ちょっとうれしくなった。
 今年は例年になく年末のライブが多いので、少しも油断はできない。「プロも飲んでるショウガ湯」で、春までの長い日々を乗り切るのだ。