2019年8月31日土曜日

夏の総括

 午後から雨になりそうだったので、9時過ぎから物置工事の仕上げに取り掛かる。
 残っていた屋根タルキのあおり止め金物(ハリケーンタイ)等を設置し、続けて引戸の錠前を取り付ける。施錠が可能になれば、棚の完成を待たずに物が収納できるので、緊急性が高い。

 錠前の詳細にはふれないが、両引き戸の左側だけに掛け金を取り付け、ダイヤル錠1個だけで済ませる方式。右側の施錠は別の金物でやるが、この施工がやたら難しくて手間取った。

ダイヤル錠は40年前のもの

 ようやく完成し、ヤレヤレと内部の棚に取り掛かろうとしたら、空から大粒の雨。予報では午後からのはずで、まだ11時を回ったばかり。妻は洗濯を済ませ、自転車で買物に出かけた直後のこと。
 急ぎ洗濯物を取り込み、続けて道具類を片づける。雨は雷鳴を伴って、バケツをひっくり返すような激しさ。30分ほど続くと、ピタリやんで陽が差してくる。なんとも気まぐれな雨だ。
(改修を重ねた物置は、豪雨でも雨漏りゼロだった)


 その後も雨は降ったりやんだりを繰り返し、その間隙を縫うように棚板の加工を続ける。珈琲タイムまでに右側の1段目が完成し、DIY関連用具一式が入ったプラケースをひとまず置いた。

 勢いに乗って、ウッドデッキ下に長く置いてあったタイヤ4本を運んでプラケース下に収納。サイズを調べて作ったので、余裕で収まった。
 収納環境が悪かったせいで、タイヤのリムにはかなりのサビが発生している。冬が来る前にサビの本格除去が必要だ。
 珈琲タイムののち、しばらく行ってなかった母の施設に向かう。母の様子に特段の変化はなく、補充品のチェックをしたあと、他愛もない雑談を少しだけ交わして帰ってきた。

 雨は上がった気配で、ウッドデッキ下に退避させていた物品を少しずつ物置へと移動する。
 さらには西側に2ヶ所残っていた遮光ネットを取り外し、2/20から延々設置してきた超音波式の害虫駆除機2個も撤去した。夏も終わりである。


 今年から本格運用した超音波式害虫駆除機の効果は抜群で、家に出没するアリの姿は激減。100匹以上の大量発生は2日間のみで、電子蚊取り器やアリメツは一度も使わなかった。消耗品は不要で、電気代はごくわずか。いい買物をした。

 アリだけでなく、蚊取り線香も今年は使わずに済ませた。家に侵入する虫そのものが減っていて、時折見かけるのはシミ虫くらい。さすがの超音波式害虫駆除機も、シミ虫には効果が薄いようだ。


 車庫&物置工事の都合で、今年は西側に新しく作った菜園に蒔いたわずかな枝豆が実り、少しずつ食べ始めた。量は少ないが、その分ありがたみを感じる。

2019年8月30日金曜日

奇妙な愛惜感

 予報はさておき、珍しく朝からカラリと晴れ上がった。仕上げ段階に突入した車庫付属物置の作業に午前中から取り組む。
 外壁材の南側端部見切り材を加工し、エコ塗料を塗る。乾くまでの間、東側壁下地に補強材を1本追加。内部棚板支持材をかねて1本入れたが、位置が下過ぎて中間にもう1本必要とわかった。

 床根太が仕上がったので、開口部の中央に柱を1本入れる。1800長が必要だが、手持ちの再生材が残り少なくなった。1本のツーバイ材を縦に挽き割りし、一部を壁見切り材に使い、残りを柱に使うことにする。
 柱の位置は棚板や引戸錠前に関わってくるので、フランス落しの現物合わせで慎重に決める。その後、乾いた壁見切り材を固定したところで、昼食となった。

東側外壁見切り材

 午後から一気に片づけるつもりが、急な眠気に襲われる。昨日から身体は睡眠を求めている。居間ベンチで30分限定の昼寝を決め込む。
 14時前から午後の部開始。ウッドデッキに半年近くUVシートをかけて保管しておいた最後の再生OSBパネルを取り出し、採寸した床寸法に従って切断。4本の柱と4本の間柱、さらには補強金物が取付けてあり、正確に位置を採寸してノコで切り欠く必要があった。
 OSBパネルを車庫側に移動し、1本ずつ測りながらただちに墨出しをし、その後まとめて一気に切り欠いた。

 ぴったりハマると思いきや、微妙に引っかかってしまう。3〜4度の修正のすえ、ようやく収まった。邪魔になる金物部分は、ノミで強引に切り落とした。


 珈琲タイムもそこそこに、床をビスで固定する。これでようやく収納らしくなった。休む間もなく、引戸の修正に取り掛かる。
 実は右側の引戸が微妙に固い。柱の下端に生じる隙間を修正した際、戸車の位置を高くしたせいだった。気に入らないので上端の枠をいったん外し、枠の溝をドリルとノミで1〜2ミリ深く彫り直す。今度はピタリ収まって、開け閉めはスムーズになった。

 ついでに一部の枠とOSBパネルに発生した隙間にも、クサビを打って修正した。さらなるついで、引き戸用に切り欠いた上枠の下に、切り欠いた端材をホワイトボンドで接着。
 機能的な意味はなく、枠の見込み寸法をそろえる意匠上の措置だが、見てくれをおろそかにしてはいけない。
 予定分の作業をすべてやり終え、残るは内部棚板と錠前の設置だけとなった。3月から始めた車庫&物置の建替え作業は終わりに近づき、無事にやり遂げた満足感と同時に、奇妙な愛惜感にも襲われる。
 解体により発生した再生材は無駄なく使い切り、かなりの材料費を浮かした。残った材料でそのうちまた何か作るかもしれない。命尽きるまで我がDIY作業に終わりはない。

2019年8月29日木曜日

4度目の胃カメラ

 通算4度目となる胃内視鏡検査の日だった。昨年より5分早い8時5分前に家を出る。
 がん検診センターは昨秋の地震で陥没した16丁目通り沿いにあり、来年1月まで地盤改良工事の真っ最中。車線が半分の2車線に制限され、渋滞が激しい。左折で行けるコースを慎重に選んだが、それでも受付は昨年と同じ8時20分だった。

 8時35分くらいに3階に案内され、10分後に呼ばれて問診から始まる。昨年までは2つの受付を経由したが、1ヶ所でさばくよう簡略化されたとか。
 8時55分くらいに検査室に通され、ただちに検査開始。担当医師が若いせいか昨年より苦しい感じがしたが、ともかくも10分強で終了。

 その場で医師からの説明がある。過去2回入口付近にあったポリープは今回消えていたが、新たに出口側にわずかな出血があるという。撮ったばかりの写真を見せてもらったが、糸のように滲む感じで、そう重大な感じはしないが、念のため病理検査にかけるという。
 過去の古キズともいえる胃潰瘍の痕跡は残ったままで、こちらは病理検査の対象ではない。すでに除菌済みだが、長くピロリ菌を抱えてきたこともあって、胃壁は全体的に良好とはいえない状態と医師は言う。今後も年1回の内視鏡検査は必須と念を押された。

 終了は9時半くらい。早く終わってよかった。治療費は7,860円(3割負担)で、なぜか昨年より千円以上も安い。
 帰路にビッグに寄って食材を買い、その足でジョイフルにも回って、物置工事で足りなくなったコーススレッド(ビス)を買う。
 胃の組織を採ったので、刺激物は不可。昼食は卵うどん、オヤツは紅茶にカステラとなった。睡眠不足のせいか体調が悪く、午後はネットで野球中継を観つつ、ダラダラと過ごす。

 16時ころに少し元気が出てきて、残った物置工事をやる。床の根太を加工して所定の場所に取付け、内部柱の加工や外壁隙間の処理もやった。激しい運動は禁じられているので、ほどほどにしておく。

 外部が完成した物置は昨日の雨でもおおむね問題なかったが、まだわずかに雨漏りがする。処置済みの鴨居からではなく、車庫屋根から落ちる雨だれが物置屋根にぶつかり、そのしぶきが波板と棟材の隙間から入り込んでくるらしい。
 昨日は雨降るなか、プチプチ緩衝材を小さく丸めて、波板と棟材の間に押し込んで対処。その後雨漏りは止まったので、これで一件落着のはずだが…。

2019年8月27日火曜日

物置の体裁が整う

 昨夜は珍しく雨も降らず、朝から青空が広がった。明日からまた天気が崩れるらしく、車庫付属物置の外壁を仕上げるなら、今日しかない。
 まず、外壁材のメインとなるKDヌキ板を所定の長さに切る。北側には計15本必要で、L=1720で単純に切りそろえるだけ。東側は3本だが、屋根の傾斜に合わせて斜めに切る必要がある。

 北側分を切ったあと、下半分に防腐剤として木酢液を塗る。天気がよいのですぐに乾き、続けてエコ塗料を塗る。
 余ったOSBパネルを無駄なく使うため、南側中央にアクセント的に2枚を使用。塗料のやり繰りの都合で、こちらには樹脂系防腐塗料を塗った。


 乾く順番に北東の角から順に張ってゆく。使うのは母屋南側木壁と同じスリムビス。使う材料も同じKDヌキ板だが、今回は母屋に採用した大和張りではなく、単純に材料を突き合わせて縦張りした。
 今後もし漏水の問題が起きた場合、隙間に押縁(目板)を張るかもしれないが、しばしの様子見だ。


 作業自体は単純で、珈琲タイムまでに北側の壁張りと東側の材料塗装が終わった。当初は張ってから塗料を塗るつもりだったが、やはり塗ってから張るほうが段取りがよい。
 夕方までに残った東側の5枚を原寸型取りしながら慎重に張ってゆく。収まりの都合で東側壁材に21ミリの隙間が出来てしまった。下には防水紙を張ってあるが、いずれ何らかの端材で埋めなくては。
 そのほか、東側の壁端部がむき出しなので、何らかの見切り材で止める必要がある。

 細かい修正は今後あるにしても、防水面を含めた物置の外観は整った。明日からの雨で大きな問題が起きなければ、今後は内部の造作に取り掛かる。ようやく先が見えてきた。

2019年8月26日月曜日

引戸と雨漏り対策

 朝起きると、予報にはない雨がまたジクジクと降っている。あまりにしつこくて呆れる。
 雨は完全にはやまず、ウッドデッキも濡れたままだったが、10時半くらいから作業開始。昨夕の急な雨で引戸の材料はすべて物置内にしまってあり、降りがひどくなければ、車庫内で作業は充分可能だった。

 まずは昨日作った右側引戸の建て付けを修正する。戸車を取り外し、柱の隙間に合わせて高さを微調整。左の柱に対してはきれいに収まったが、右の柱下端には、まだ2ミリほどの隙間がある。
 右半分には使用頻度が少ない物を収納する予定で、引戸はFIX戸に近い使い方をする。下端を押し付けて錠をかければ、隙間は吸収できそうだった。


 続けて左側の引戸を組み立てる。戸車の彫り込みは昨日終わらせてあり、割と簡単に終わった。
 開口部にはめこんでみると、今度は一発で収まり、柱との隙間もない。普段の開閉は左側の引戸でやり、施錠もこちら側でやる。好都合だった。
 思いがけず早く引戸に決着がつき、午後からは物置の雨漏り対策をやることに。
 原因は棟部分と一緒に固定した鴨居上の波板で、2山分を使った凹み部分に雨水が溜まり、両端部の隙間から物置内に侵入してくるのだ。

修正前の鴨居上波板

 まず波板を固定した鴨居上のビスを全部外し、波板の山をハンマーでつぶして凹みがでない形状にした。その状態で短めのビスで止め直す。

 続いて端部にあるわずかな隙間を、すべてコーキング剤で埋める。コーキング処理は何度やっても慣れず、仕上がりが美しくないが、要は漏れないことが肝心だ。

波板の凸部をつぶし、両端をコーキング処理

 珈琲休憩のあと、明日に備えて外壁材を張る準備をする。ケラバ部の横材をまず張り、屋根波板端部を下に折り曲げてビス固定した。
 外壁材は余ったOSBパネルを部分的に4枚使い、残りはKDヌキ板を縦張りする。基準となるコーナー部分の位置決めを終えたところで、この日の作業を終えた。

 夕食前、9月の敬老ライブ月間に備え、久しぶりに弾き語りの練習をする。いまのところ9月は5本の予定が入っている。

2019年8月25日日曜日

雨に翻弄

 予報では朝にはあがっているはずの雨が、一向にやまない。シブシブ降り続く秋雨というヤツか?

 11時近くにようやく陽がさしてきて、加工の終えた引戸の枠を4本ずつまとめ、ウッドデッキ上で仮組みしてみる。
 表側に節やキズがこないよう配置し、さらには本実部分の誤差がどれくらいあるかも確かめる。横方向で1ミリ、縦方向で4ミリ実が浅いことが分かり、彫り直しはせずに、中にはめこむ面材(OSBパネル)で調整することにした。


 枠材に番号をつけ、いったん解体。続けてOSBパネルを切断する。引戸は目立つ場所にあるので、新しいパネルを使う。
 切り終えたOSBパネルを再度枠にはめこんで確認。寸法誤差はない。昼食をはさんで、OSBパネルに防腐塗装を施し、乾燥する時間を利用し、枠の下端部に戸車を設置。

 戸車はホゾ穴の加工と同じように、枠を深く彫り込む必要がある。ビスで止めるツバの部分は彫り込まずに済ませたが、結果的にこれは失敗だった。
 加工が済んだ枠材の下半分には木酢液を塗り、併行して物置土台の敷居となる部分に、アルミ製の引戸レールを設置する。
 ビスで止めるだけで両引戸が簡単に設置可能となるスグレモノ。引戸幅が30の場合、引戸相互の間隔は3ミリ確保できる仕様だ。


 準備が整ったので、いよいよ引戸を組み立てようと思ったとたん、空から大粒の雨。予報にはないが、まったく気まぐれな天気だ。あわてて工具類と部材を屋内に退避させ、大物のOSBパネルは車庫下へと移動した。

 じりじり待って、30分ほどで雨はやむ。しかし、いつまた降り出すかわからず、用心して組立ては屋根のある車庫内でやることにした。
 何度も仮組みしてチェックしたので、作業は順調。ホゾ組みだけでは強度に不安があり、要所に計6本のスリムビスを使った。

 1枚が完成し、いざ開口部にはめこんでみると、全体が2ミリほど大きくて入り切らない。どうやら戸車が枠から出すぎている感じだ。
 組み終えた戸車をいったん外し、ツバの部分を2ミリほど彫り込む。ところが今度は車が穴の奥にひっかかり、スムーズに回らない。そこで戸車本体部もより深く彫り込む。


 あれこれ手間取って、あたりは薄暗くなり始めた。修正後の引戸はぎりぎりで開口部にはまり、引戸の動きもスムーズだが、柱にあたる部分で微妙に隙間が出てしまう。引戸の形状は正確なので、開口部自体がが歪んでいるのか?
 戸車の彫り込み深さを微調整すれば収まるはずだが、あたりはすでに暗い。2枚目の引戸加工も含め、持ち越しとなった。
 雨に振り回され、計算外のことも起きたりして疲れ果てたが、これが大型DIYの宿命。明日がある。

2019年8月24日土曜日

建具職人もどき

 雨は明け方にいったん上がったと見せかけ、10時近くになってまたパラつきだした。2日前にテストした引戸枠の本実加工の続きをやるつもりでいたので、出鼻をくじかれた格好。

 じりじり待つうち、ようやく薄日がさし始める。残る5本の枠を順に加工したが、中央にはさんだ部材が歪んでいて、一部の溝幅が2ミリほど広くなってしまった。部材は3本まとめて両端をビス止めしたが、中央部も固定しなくてはダメらしい。
 両端部のビス穴は最終的に切り捨てるが、中央の穴は美観上開けたくない。そこで中央部を裏面から布ガムテープで固定してみると、歪みは消えた。もしかすると、両端部の固定も布ガムテープでやれたかも?


 以降の作業は順調で、本実(凹)加工は無事に終了。続けて引戸上端枠のL字形切り欠き加工をやる。鴨居の溝にはめこむための処理で、本実加工と同じように電動ノコでやれた。
 昼食をはさみ、物置開口部実寸に従って枠材を切断。誤差が大きいと引戸がはまらなくなり、ミリ単位のデリケートな作業が続く。枠相互の接続もビスに頼らず、凸の実加工を施した。

 まるでプロの建具職人のようなこだわりだが、実はトイレと寝室の引戸も新築時にほぼ同じスタイルで作り、20年間問題なく使っている。


 作業中も小雨がパラついたが、幸いに本降りにはならず、18時過ぎまでに計8本の枠材すべての加工を終えた。
 残る作業は戸車4個の取付けと、OSBパネル面材の切断。その後、全パーツの組立てを行う。

 夜になってまた小雨が降り始めた。ごく弱い雨だが、降雨レーダーによると明朝まで降るらしい。明日中に引戸の設置が終わるかどうかは、ちょっと微妙。

2019年8月23日金曜日

冬物衣料を手洗い

 予報より少し早く、明け方から雨が降り出した。DIY進行中の車庫付属物置は屋根と壁の雨対策が済んだばかりで、その効果を確かめるにはいい機会だった。

 雨は午前中に少し小降りになったが、午後から雨脚が強くなる。ときどき物置の様子を見に行ったが、午前中の10ミリ程度の雨のときは、全く問題なかった。ところが午後に30ミリを超えると、入口両側の柱あたりからポツポツと雨漏りし始めた。
 調べてみると、棟材として使った波板と鴨居上部のわずかな隙間から、雨水が侵入してくるらしい。施工時に気づいていたが、やはり弱点となった。コーキング剤で隙間を埋めるなど、何らかの措置をしなくては。
 雨は降ったりやんだりを繰り返すので、外作業は一切できない。いい骨休めとゴロゴロしていたが、いつもこの時期にやる冬物の洗濯を、まだやってないことを思い出した。
 帽子や手袋の小物は終わっているので、今日は残ったセーター5着とコート類4着をまとめて洗濯。いつものように洗面台を使った手洗いで、脱水のみ横にある洗濯機を使う。


 以前は家庭用のドライクリーニング洗剤を使っていたが、おしゃれ着用洗剤でも大差ないことがわかった。
 普段は入浴時以外使わない給湯ボイラを32度にセット。洗面台シンクは21Lあるので、コート1着が軽々入る。襟元や袖口部分はブラシを使って部分洗いし、その後全体を両手で押し洗い。いったん脱水してから、同様にすすぎ洗いを施す。

 力仕事なので、それなりにエネルギーを消耗する。しかし、外注するとかなりの出費を強いられるから、自力散髪と並んで、シンプル節約生活には欠かせない作業。今後も続けてゆくだろう。

2019年8月22日木曜日

電動ノコで本実加工

 午前中、車庫の屋根に上って、昨日取り外した棟材の補修を行う。1枚はすでに物置屋根に転用済みで、今日は波板2山分の余り材2枚を使って交換&補充を行った。
 これまでの棟材は波板1山分しかなく、強風で雨が水下から吹きつけたり、凍結した雪によるスガ漏りの危険性があった。

波板1山分の棟材(修正前)

 波板を棟材へと転用するノウハウはすでに会得しているので、作業は難しくなかった。瞬間最大風速18Mを超す強風で、最後の最後で怪我をしてはならず、ヘルメットをかぶってしがみつくように作業を終わらせた。
 はみ出し分の波板を固定するのに、一部長いビスを使ったが、まずまずの仕上がり。これで気ががりがひとつ解消された。

波板2山分の棟材(修正後)

 妻の求めに従い、午後からはま寿司で昼食。外食はほとんどしないが、月に数回の回転寿司だけは別。新聞チラシに折り込まれるクーポン券を使うため、支払いは2人分で千円に満たない。ささやかなゼータクである。
 帰宅後、睡魔に襲われて居間ベンチで30分ほどうたた寝。物置の雨対策が終わって、ちょっと疲れがでた。
 風は強いが雨は降ってなく、思い直して17時くらいからウッドデッキで物置引戸の準備をする。

 引戸は枠材に面材をはめこむタイプ。風雨にさらされる場所なので、薄い合板ではさむフラッシュ戸は避けた。
 枠材は30×40のプレーナー材を中心に下端横材のみ30×60を使い、枠にはめ込む面材は9ミリ厚OSBパネルを使う。


 枠材を使うと丈夫で塗装を施せば風雨にも強いが、面材をはめ込む本実加工が面倒だった。
 トリマーなどの専用工具は持ち合わせてなく、鴨居の溝を彫った際のテクニックを使い、電動ノコで地道に本実加工をやることにした。

 鴨居のような幅広部材ではなく、縦長の部材に溝を掘るので、まず3本の部材に5ミリの貫通穴を開け、120ミリの長いビスで横から固定してから作業した。(あれば150ミリくらいのクランプ固定でも可)


 本実の深さは10ミリで、幅も10ミリ。鴨居よりも電動ノコを走らせる回数は少なく、その分作業は楽だった。
 最後に9ミリ幅のノミでバリを削り落として終了。やれるメドは立ったので、この日の作業は1本だけで終了とした。

2019年8月21日水曜日

雨への備え

 朝起きると予報では曇りのはずが、強い陽射しが照りつけている。気温も24度ほどで、濡れてしまった物置を乾燥させるには絶好の条件だった。
 起き抜けに物置を覆っていたUVシートを外し、乾燥を促進させる。朝食もそこそこに、9時45分から作業を始めた。

 昨日加工しておいた屋根端部の補助材をまず取り付ける。続いて間柱4本の中間部に横タルキをかませる。外壁材の中間支持用だが、内部の棚板支持材としても使う。
 続いて野地板としてのOSBパネルを野地タルキの上に張る。


 あれこれ作業するうち、濡れていたOSBパネルがほぼ乾いたので、外側から防水用のアスファルトフェルトを張ることにした。
 風で破れるリスクを避け、ウッドデッキ側で寸法通りに切断したが、いざ張り始めると風はそれほどでなく、一気に張り終えた。タッカー代りの大型ホチキスが大活躍。


 外壁の防水シート張りが一段落したので、午後からは屋根野地板張りに取り掛かる。夕方にはまた雨が降るような予報が出ていたが、降り出す気配はない。

 まず完成した車庫に上り、棟材として設置済みの波板1枚を取り外す。屋根波板は車庫と同じ材料だが、棟材の一部を物置の鼻隠し兼用の水切りとして転用する必要に迫られた。外した棟材は後日、幅広い2山分の波板に交換する。
 波板を水切りに転用するのは初の試みで、メーカーのマニュアルにもない。しかし、やってみると思惑通りにピタリ収まった。屋根材の余りが無駄なく使え、鋼板水切り700円が不要になる。水切れに関しても、テストした限りでは問題なかった。

ケラバの処理は外壁材施工後

 短い珈琲タイムをはさみ、寸法通りに切断済みの屋根波板を固定する。流れ方向のつなぎは今回なく、余裕がある横方向の重ねは3山分とった。固定に必要なL=75コーススレッドが残り少なくなったが、ギリギリ足りた。

 最後に棟部分と引戸鴨居部分をまとめて2山分の波板でカバー。車庫本体と同じ手法だが、きれいに収まった。


 17時半くらいまでに、予定していた全作業を終える。未着手の正面引戸部分は雨に備え、UVシートで開口全体を覆った。これにより、完成までの雨に対する最低限の備えはようやく整った。
 今後の予定として、車庫屋根棟部分の補修→引戸→外壁→内部造作、という緊急性の高い順に片づける。まだまだ先は長い。

2019年8月20日火曜日

土砂降りのズブ濡れ

 夕方までに物置の壁防水シートと屋根波板張りを終わらせようと、11時から作業開始。作業疲れで寝過ごしてしまい、過去2日間より出遅れたが、この遅れが結果として大失敗だった。
 昨日の作業終了後、東側のOSBパネル幅が10ミリ広すぎることに気づいた。仕上げに張る外壁材の都合で、南側OSBパネルの厚みを考慮してなかった。

 防水シート張りに関わってくるので、まずこの修正作業にかかる。ビスをいったん外してパネルを切るのが正道だが、時間がかかる。電動ノコの切り込み深さをパネル厚さに設定し、張ったまま切るというウルトラ技を試みた。
 まずまずうまく運んだが、下の柱表面が一部傷ついてしまい、塗装補修という余計な手間が増えた。


 空がどんどん暗くなってきたが、雨は夕方からのはずだった。屋根にOSBパネルを張るべく、端部の補助材の加工をやる。屋根勾配がついた複雑な形状の部材で、こちらも昨夕に抜け落ちを気づいた。

 必要な4本の加工がほぼ終わったころ、空から突然の雨。大粒で激しい勢いだ。作業継続はとても無理で、追われるように道具と材料の片づけをバタバタとやる。
 時間はまだ12時を回ったばかり。昨夜の予報とは異なるが、もしかすると一晩で雨雲の動きが変わったのかもしれない。
 雨脚は見る間に強くなり、張ったばかりの物置壁パネルに激しく打ちつける。1枚だけ残っている防水性の強いUVシートで全体を包むように覆ったが、風で飛ばされてしまう。
 長いゴムバンドを四隅に結び、一部のビスを緩めて引っ掛けたり、地面に大型ブロックを置いてしばったりしたが、その間に壁パネルはかなり濡れてしまった。


 カッパを着る余裕もなく、作業着はずぶ濡れ。家に入って全部取り替えたが、ひどい目にあった。
 UVシートはそれなりに機能したが、サイズがやや小さく、無防備の東側壁や地面付近がかなり濡れてしまった。乾くのを待って張ったばかりだが、これでまたしばらく作業できなくなった。

 雨は断続的に降り続き、近隣アメダスでは23ミリの降雨を記録した。17時過ぎにようやくやんで晴れ間ものぞくが作業再開は無理で、ジョイフルとトライアルに買い出しに出かけることにする。
 ジョイフルでは外壁材となるKDヌキ板を購入。車庫&物置関連としては、たぶんこれが最後の出費となる。
 雨の時間を利用し、とあるDIYコンテストの応募書類を作成した。締切が今日で、ぎりぎり間に合う。「木製カーポート」と孫娘にプレゼントした「ままごとキッチン」の2点を応募。600字ほどのコンセプト文をそれぞれ作成した。
 このところ投稿&コンペ関連の成績が思わしくないが、何も行動しないと、何も成果は得られない。過去のDIY関連の成績は悪くないので、結果を期待しよう。(落選の場合は報告しません)

2019年8月19日月曜日

無理はせず

 今日も朝10時から車庫付属物置の作業を実施。まずは昨日組立てを終えた母屋側の壁を、所定の位置にセットしてみる。収まりに問題はなく、さっそく外側から防水シート(アスファルトフェルト)を貼り付けた。
 一般的にはタッカーを使って止めるが、あいにく持っていない。新たに買うほど使用頻度は高くなく、試しに大型のホチキスをまっすぐ伸ばして使ってみたら、それなりに代用できた。

右と下が軸組で、左と上が内側固定用のリブ

 先張り処理の終えた壁組をセットし、一部金物を使って固定。反対側の柱や梁、軒桁などを順に組み立てる。
 作業の都合上、そのまま野地タルキと鼻隠しも一気に組立てた。これにより、車庫付属物置が全容を表す。


 30分の短い昼休みのあと、午後からはOSB構造パネルを止める間柱の加工と組立てに入る。土台に加工済みのほぞ穴に下端をはめこむが、その細工に手間取る。
 軒桁に固定する上端の加工を一部ミスってしまい、やむなく金物を使って固定。ここでもかなりタイムロスした。
 間柱3本の設置がようやく終わって短い珈琲タイムのあと、残ったOSBパネルを順に外側からビス止めする。
 北側の2枚は新品のパネルを使い、東側の1枚は古い車庫の野地板からの転用。この日は快晴で気温も高く、濡れていたパネルはすっかり乾いていた。

 強い南風にあおられ、正確な位置を決めるのに手こずったが、どうにか一人でやり遂げる。厳密な耐力壁ではないので、固定するビスの間隔は180〜200程度とした。


 この日のうちに壁の防水シート張りと屋根波板張りまで終えるつもりでいて、休憩を除いて計7時間作業したが、この時点ですでに18時を回っている。6年前の母屋南壁張りのようにライトを点けて夜業をする体力はもうなく、それほどの緊急性もない。
 幸いに明日は夕方まで天気が持ちそうで、なんとかやれそうな感じだ。形が見えているので気が急くが、身の程を知って無理はしない。

2019年8月18日日曜日

雨が降る前に

 早めに起きて、10時過ぎから車庫付属物置作りを継続。天気予報がまた変わって、晴れは明日までらしい。雨の降り出す前に、屋根と外壁防水シート張までは終わらせたい。一部に面倒な作業があり、工程的にはギリギリだった。
 まずは屋根材の切断をする。車庫本体に使った波板屋根材が1枚だけ残っていて、物置用として3分割。棟用として、余っていた屋根材を縦に切り裂き、2山分を2枚調達した。

 続いて敷居と土台をコーススレッドで固定。さらには、屋根と鴨居を支持するツーバイ材の梁をスクリューボルトで車庫柱に止める。
 鴨居の固定は引戸の収まりに関わってくるので、誤差は許されない。補助材を使いつつ、慎重に作業。裏側からコーススレッド6本で止めたが、念を入れて表側からもカスガイで固く止めた。


 ここまでが午前中の作業。気合を入れてやったので、順調に進んだ。午後からはOSBパネル張の準備にとりかかる。
 ウッドデッキ下で保管してきた古いOSBパネルは、防水シートの劣化のせいでかなり濡れている。外に出して乾燥させる必要があった。
 軸組は壁下地と構造補強をかね、外側からOSB構造パネルで止めるが、問題はビス止めが不可能な建物側の壁。当初はこの部分だけ内側から止めるつもりでいたが、そうすると防水処理が甘くなってしまう。
 熟慮のすえ、軸組の半分だけを組立て、その状態でOSBパネルと防水シートを先張りするという変則工法を選択した。車庫柱と土台部分には細いリブをOSBパネルに先張りし、内側からそのリブを軸組に止める。


 文章にすると簡単だが、柱や梁をいったん仮組みし、内側から軸組の位置を墨出し。全体を外して平面位置に置き、墨出し線に合わせてOSBパネルを切って、OSBパネル裏側からズレのないようビスで軸組に止めるという、デリケートで面倒な作業だった。
 この壁背面にはパッシブ換気の給気口があり、それに合わせて点検用の穴も開ける必要がある。電動ノコによる一発切りを初めて試みたが、9ミリ厚のOSBパネルということもあり、非常にうまく切れた。

 再度の位置合わせをし、防水シート(アスファルトフェルト)を張って正位置にセットするまでが今日の目標だったが、あいにく日没サスペンデッド。明日に持ち越しとなった。
 難しい部分は終わり、材料の選別と加工も大半が終わっているので、雨の前にどうにか終わる感じがしてきた。