じりじり待つうち、ようやく薄日がさし始める。残る5本の枠を順に加工したが、中央にはさんだ部材が歪んでいて、一部の溝幅が2ミリほど広くなってしまった。部材は3本まとめて両端をビス止めしたが、中央部も固定しなくてはダメらしい。
両端部のビス穴は最終的に切り捨てるが、中央の穴は美観上開けたくない。そこで中央部を裏面から布ガムテープで固定してみると、歪みは消えた。もしかすると、両端部の固定も布ガムテープでやれたかも?
以降の作業は順調で、本実(凹)加工は無事に終了。続けて引戸上端枠のL字形切り欠き加工をやる。鴨居の溝にはめこむための処理で、本実加工と同じように電動ノコでやれた。
昼食をはさみ、物置開口部実寸に従って枠材を切断。誤差が大きいと引戸がはまらなくなり、ミリ単位のデリケートな作業が続く。枠相互の接続もビスに頼らず、凸の実加工を施した。
まるでプロの建具職人のようなこだわりだが、実はトイレと寝室の引戸も新築時にほぼ同じスタイルで作り、20年間問題なく使っている。
作業中も小雨がパラついたが、幸いに本降りにはならず、18時過ぎまでに計8本の枠材すべての加工を終えた。
残る作業は戸車4個の取付けと、OSBパネル面材の切断。その後、全パーツの組立てを行う。
夜になってまた小雨が降り始めた。ごく弱い雨だが、降雨レーダーによると明朝まで降るらしい。明日中に引戸の設置が終わるかどうかは、ちょっと微妙。