2019年8月24日土曜日

建具職人もどき

 雨は明け方にいったん上がったと見せかけ、10時近くになってまたパラつきだした。2日前にテストした引戸枠の本実加工の続きをやるつもりでいたので、出鼻をくじかれた格好。

 じりじり待つうち、ようやく薄日がさし始める。残る5本の枠を順に加工したが、中央にはさんだ部材が歪んでいて、一部の溝幅が2ミリほど広くなってしまった。部材は3本まとめて両端をビス止めしたが、中央部も固定しなくてはダメらしい。
 両端部のビス穴は最終的に切り捨てるが、中央の穴は美観上開けたくない。そこで中央部を裏面から布ガムテープで固定してみると、歪みは消えた。もしかすると、両端部の固定も布ガムテープでやれたかも?


 以降の作業は順調で、本実(凹)加工は無事に終了。続けて引戸上端枠のL字形切り欠き加工をやる。鴨居の溝にはめこむための処理で、本実加工と同じように電動ノコでやれた。
 昼食をはさみ、物置開口部実寸に従って枠材を切断。誤差が大きいと引戸がはまらなくなり、ミリ単位のデリケートな作業が続く。枠相互の接続もビスに頼らず、凸の実加工を施した。

 まるでプロの建具職人のようなこだわりだが、実はトイレと寝室の引戸も新築時にほぼ同じスタイルで作り、20年間問題なく使っている。


 作業中も小雨がパラついたが、幸いに本降りにはならず、18時過ぎまでに計8本の枠材すべての加工を終えた。
 残る作業は戸車4個の取付けと、OSBパネル面材の切断。その後、全パーツの組立てを行う。

 夜になってまた小雨が降り始めた。ごく弱い雨だが、降雨レーダーによると明朝まで降るらしい。明日中に引戸の設置が終わるかどうかは、ちょっと微妙。