これまでの棟材は波板1山分しかなく、強風で雨が水下から吹きつけたり、凍結した雪によるスガ漏りの危険性があった。
波板1山分の棟材(修正前) |
波板を棟材へと転用するノウハウはすでに会得しているので、作業は難しくなかった。瞬間最大風速18Mを超す強風で、最後の最後で怪我をしてはならず、ヘルメットをかぶってしがみつくように作業を終わらせた。
はみ出し分の波板を固定するのに、一部長いビスを使ったが、まずまずの仕上がり。これで気ががりがひとつ解消された。
波板2山分の棟材(修正後) |
妻の求めに従い、午後からはま寿司で昼食。外食はほとんどしないが、月に数回の回転寿司だけは別。新聞チラシに折り込まれるクーポン券を使うため、支払いは2人分で千円に満たない。ささやかなゼータクである。
帰宅後、睡魔に襲われて居間ベンチで30分ほどうたた寝。物置の雨対策が終わって、ちょっと疲れがでた。
風は強いが雨は降ってなく、思い直して17時くらいからウッドデッキで物置引戸の準備をする。
引戸は枠材に面材をはめこむタイプ。風雨にさらされる場所なので、薄い合板ではさむフラッシュ戸は避けた。
枠材は30×40のプレーナー材を中心に下端横材のみ30×60を使い、枠にはめ込む面材は9ミリ厚OSBパネルを使う。
枠材を使うと丈夫で塗装を施せば風雨にも強いが、面材をはめ込む本実加工が面倒だった。
トリマーなどの専用工具は持ち合わせてなく、鴨居の溝を彫った際のテクニックを使い、電動ノコで地道に本実加工をやることにした。
鴨居のような幅広部材ではなく、縦長の部材に溝を掘るので、まず3本の部材に5ミリの貫通穴を開け、120ミリの長いビスで横から固定してから作業した。(あれば150ミリくらいのクランプ固定でも可)
本実の深さは10ミリで、幅も10ミリ。鴨居よりも電動ノコを走らせる回数は少なく、その分作業は楽だった。
最後に9ミリ幅のノミでバリを削り落として終了。やれるメドは立ったので、この日の作業は1本だけで終了とした。