2018年10月31日水曜日

健康ストレッチ

 主に風邪予防策として始めた日々の健康ストレッチがある。当初は3種類だったが、じわじわ増えて、いまは倍の6種類。起床後の洗面時に手早く済ませる。
 加齢に伴って諸々の健康障害に見舞われるようになり、病院や薬のお世話にならず、安価で手軽に健康を維持するため、欠かせない日常習慣となりつつある。過去記事と重複する記載もあるが、順に記す。
1)膝つき腕立て伏せ:10回
 膝と両手を床について四つん這いになり、ゆっくり腕立て伏せをする。手を縮めるときはアゴが床につくほど屈め、伸ばすときは腰を天井から吊るすようなイメージ。
 元々はネット検索で知り、ギックリ腰の痛みを軽減させる目的で始めたが、毎日やると予防策にもなることを知った。最近はひどい腰痛から遠ざかっている。

2)膝屈伸:10回
 両手を両膝にあて、足を屈めて伸ばすを繰り返す。2階への階段を上る際に膝がパキパキ音をたてるようになり、痛みも伴うようになった。その解消策として始めたが、おかげで症状は改善した。

3)上半身ひねり:10回
 両手を軽く左右に開き、左回転で上半身をぎりぎりまで回し、しばし停止。ゆっくり戻して休み、これを繰り返す。
 肋間神経痛対策として始めたもの。私の場合、左胸が痛むので、左回転となる。最近はほとんど症状が出なくなった。

4)その場スキップ:左右交互に各10回
 その場で両手を前後に振りながら、スキップを連続してやる。ゴースト化している脚の毛細血管が蘇るらしく、足の冷え性対策によいとテレビで知った。当初はNHKの「ガッテン」で放送されたようだ。
 まだ始めて10日足らずだが、湯たんぽやアンカなしでは寝つけなかった体質が、劇的に変わりつつある。デスクワークの多い人は朝昼晩3セットやると、さらに効果的とか。

5)上半身逆反り:10回
 両手を軽く開いて背後にまわし、上半身をゆっくり後ろに反らす。アゴは天井に上げるイメージ。
 不整脈対策によいという情報があり、最近始めた。カモミールティーと併用しているが、ある程度の効果は確認した。

6)肛門締め:10回
 上記ストレッチのうち、主に「上半身ひねり」や「上半身逆反り」をやりながら同時に肛門を締め、しばしの停止。中高年の尿漏れや残尿感、頻尿対策に効果的とテレビで知った。
 1日5分、2ヶ月続けると男女を問わず、効果が現れるとか。やってみた感じでは、サボると元に戻ってしまう。継続することが大事。

2018年10月30日火曜日

南側レンガ並べ完了

 昨日に引き続き、晴れたり曇ったり降ったりの気まぐれな天気。残すところ4メートル程となった南側隣地境界のレンガ並べ作業を終わらせたいが、30分単位で目まぐるしく天気が変わるので、始める踏んぎりがつかない。
 予報では夕方まで曇りのはずが、まるであてにならない。そこで、最も信頼性の高いネットの雨雲レーダーで雨の降る時間帯を確かめつつ、断続的に作業した。予報は1時間後までしか表示されないが、ハズレはほぼない。


 降雨時は昼食や車庫下での濡れない作業をうまくからめ、15時までに残っていた38個を一気に並べ終える。10/22から始め、途中大雨で1日だけ休んだが、整地も含めて計162個を延べ8日間で終わらせた。

 19年前の玄関前アプローチ180個レンガ並べ記録はないが、期間はもう少し短かった気がする。ただ、今回は加齢による体力減と腰痛への不安から、ペースはかなり落とした。そのせいか、前回のような腰痛も発症せず、並べる際に左手指を少し打撲した程度で済んだ。

微妙なズレがあるが、後日調整する

 強力台風被害による車庫建替えに向けて、雪が降る前の大きなハードルをひとつ越えた。DIYの大物は気力体力を消耗するが、ペース配分に気を配れば、まだまだやれそうな感じがする。来年の本格作業を控え、少し自信がついた。

 市内の手稲山に初雪が降り、今日の最高気温は直近アメダスで9.3度。次なる工程は車庫床に敷いたブロックをウッドデッキ床下に移動する作業だが、天気や体力と相談しつつ進めたい。

2018年10月28日日曜日

手仕事の妙味

 昨日の激しい雨はひとまず上がったが、午後からまた雨の予報だった。継続中の南側隣地境界レンガ並べをやりたいが、雨雲レーダーで確認すると、14時から降り出す予報。急ぎ身支度し、11時過ぎから作業を始めた。



 地面はまだぬかるんでいるので、長靴をはく。境界部の西半分は地均しをしておらず、雑草が生えたままなので、まず草取り鍬ですき取る作業から始めた。
 雨で根が浮いているので、雑草は取りやすい。残っていた9メートルほどの整地は全てやり終えた。
 その後、空模様を眺めつつ、レンガ並べを継続する。調子よく進んでだんだん形になると、なぜか気持ちが弾む。想像以上に仕上がりは美しい。やはり手仕事は楽しい。

移動元の玄関アプローチ部

 予報より早い13時半くらいに雨が降り始める。家に入って遅い昼食をとり、肌寒いのでポータブル石油ストーブを1時間だけ点けた。

 珈琲タイムにはとっておきの豆を電動ミルで挽き、ストーブで沸かしたお湯を使って、久しぶりにドリッパーによる手作業で珈琲を落とした。
 これが絶妙の味。「ほぼプロの味ですな」と自画自賛したら、妻もその美味しさを認めた。これまた手仕事のなせる業である。

2018年10月27日土曜日

飛ばない大根カバー

 激しい風雨の音で目覚めた。時計は明け方6時過ぎ。強力低気圧が接近中らしく、風雨は次第に強くなってくる。
 ウッドデッキに干した大根にシートをかけて寝たが、気になって窓から様子をうかがうと、風でシートが完全にはがれている。隣地に飛んでゆく気配はないので、風雨が収まるまで放っておくことにした。
 雨は次第に激しくなり、11時ころには視界が悪くなるほどの激しい降り。突然携帯に緊急速報が入り、市内南区の傾斜地を中心に、大雨による避難警報が発令された。高齢者は避難所に行くか、2階の崖から遠い部屋に避難するよう盛んに促す。
 警報はその後断続的に20回近くも入り、確認に追われた。雨脚はます強まり、台風並みの勢い。11〜12時にかけて34ミリという記録的な降水量に達したらしい。瞬間最大風速は18.3M。警報が出るはずだ。

 昨日工事を終えたばかりのBSアンテナが心配だったが、幸いに異常はない。9月の台風で屋根材がはがれ、野路板とスノコ板だけの車庫屋根からかなりの漏水があるが、風で飛んでゆくよりはマシである。
 今年はよくよく自然災害に振り回される。これで冬が豪雪だったら、まさに泣きっ面に蜂だ。いまのところ暖冬予報なので、当たることを期待しよう。


 13時過ぎに突然雨が上がり、薄日さえ差してきた。外作業はやれる状態になったが、いまいちヤル気が起きず、珈琲タイムまでボ〜と過ごす。
 お茶のあとで思いつき、ウッドデッキの大根カバーを改造することにした。

 夜は保温のために常にシートをかけ、昼でも雨のときは同じ対策をする。晴れるとただちにシートを外すが、妻でもスムーズに作業がやれるよう、シートの一端にヌキ板2枚を巻きつけてデッキ床に固定し、反対側にはタルキをハトメ経由でヒモでしばり、暖簾のように吊り下げる仕組みにした。
 試してみたが、着脱は一瞬。いまのところ強風でも飛ばされる気配はない。

2018年10月26日金曜日

BS直って大根干した

 昨日の昼ころ、スーパーへ買い物に出かけた妻から電話があり、洗い大根が安いので、車に買いにきて欲しいとのこと。レンガ並べ作業の真っ最中だったが中断して、ただちに出かけた。

 10月下旬は漬物用大根を干す時期。このところ出遅れる年が続いているので、マークしておくよう伝えてあったが、数日前に出ていた安い大根は、様子を見ているうちに買い逃した。
 漬物用大根は利幅が薄く、店側も積極的に売ろうとしない。見かけたらすぐに買うのがポイント。今回は勝負が早く、在庫は充分あった。Lサイズ20本を1,706円で調達。1本85円でお買い得だった。


 その日のうちに葉の部分を切り落とし、食べられそうな部分はさっと湯がいて冷凍保存することにした。栄養価が高く、特にスパゲッティカルボナーラに入れると美味しい。

 翌日の今日になって外に干すべく、部屋の中でロープでしばっていたら電話が鳴って、2週間ほど前にBSアンテナの修理を依頼した近所の電気店からだった。待ちに待ったが、ようやく順番がきたようで、午前中に来てくれるという。
 11時20分に業者到着。さっそく見てもらったが、台風で蓋が開いた混合器からの雨水侵入が原因とばかり思っていたら、なんとアンテナ本体の経年劣化が故障の元凶という。前回カミナリで壊れて交換してから10年経つが、本体の造りが粗雑で、変換器がボロボロの状態らしい。
 全交換することになったが、今回は高性能のマスプロ製アンテナに換えてもらった。少し高いが、最新の4K8Kにも対応している。長持ちしてくれることを期待しよう。


 作業時間は1時間で、交換費用は一式33,480円。地デジ化で不要になった古い混合器やケーブルもサービスで撤去してくれた。地域の電気店のせいか、対応はていねい。頼んでよかった。
 台風は故障の引き金になったかもしれないが、主原因は経年劣化によるものなので、火災保険の対象外。時期が時期だけに出費は痛いが、費用はBS放送をこよなく愛する妻が全額負担した。
 実は台風によってダメージを受けた車庫関係の補修費一切は、私が負担することになっている。「ではBS修理費は私が払います」という流れになった次第。

 ともあれ、16日ぶりにBS放送が復活し、(奇しくも10年前の故障時も修理まで16日を要した)台風のトラウマがまたひとつ解消された印象。胸のつかえがとれたようで、かなりスッキリした。

2018年10月25日木曜日

頭にイボ

 先月くらいから前頭部生え際近くに、白くて硬い突起ができた。角質系で触ると少し痛いが、ガマンできないほどではない。しばらく様子をみたが、突起は次第に大きくなり、そのうち別の場所にも発生。計4個に増えた。
 3月上旬から使い始めた新しい爪水虫の薬3本が残り少なくなり、そろそろもらいに行く必要がある。ついでに診てもらうことにした。

 午後の診察開始は14時なので、このところ打ち込んでいる隣地境界のレンガ並べをぎりぎりまでやる。2列分12個を終わらせてから出かけた。
 まず爪水虫の経過を診てもらったが、液体系の新薬「クレナフィン」の効き目は抜群で、塗り始めて7ヶ月半を経て、問題のあった右足の爪は、多くが劇的に症状が改善した。

 薬指と小指はほぼ完治。しかし、しばらくは塗り続ける必要アリとのこと。親指と人差し指は根元から半分くらいまで治っている。今後も薬は継続だ。
 問題は中指で、他の指と同様に薬を塗り続けているのに、全く改善の兆しが見られない。医師の判断で、中指だけ別の外用液「ゼフナート」に変えることになった。2種類の塗り分けは面倒だが、やむを得ない。


 次に、正体不明の頭の突起は、単なるウィルス性のイボと判明。若き頃よりイボ体質だったが、これまでは顔が中心で、稀に腹部にできる程度。髪の毛の中にできたのは、初めてのことだ。
 治療は顔のイボと同じで、マイナス200度の液体窒素で凍結させ、細胞ごと破壊させる。これがかなり染みて痛いが、ひたすらガマンである。
 イボが大きく、一度では取り切れないので、1週間後にまた来るよう言われた。悪性ではなく、正体が判明したのでよかった。
 イボはどうやら老人性のものらしい。先日の飛蚊症や光視症も加齢によるものと言われたが、年と共にこの種の健康問題とそれに伴う出費が、ジワジワ増えてきた。気分的には落ち込むが、これも定めと受け入れるしかない。
 治療費は1,680円で、薬代は計3本で4,040円。(3割負担)薬代はなぜか前回より安くなった。

 帰宅後、日没までに再びレンガ並べの作業を続ける。道路側の予備車庫分4.7メートル、計47個を終わらせた。残るは家庭菜園から裏庭に至る11.6メートルだが、腰の調子と相談してユルユルやるつもり。

2018年10月24日水曜日

札幌で塩ラーメン

 今年も残すところ2ヶ月となった。1年を総括するには少し早すぎるが、実は年頭に「風邪を未然に防ぎ、前頭葉を鍛える」という、ささやかな目標を掲げた。
 風邪防止に関しては各種対策が効いたか、最悪だった昨年の状態から大きく改善。今年1月以降、風邪で病院には一度もかからず、油断しなければ、どうにか目標は達成できるかもしれない。

 もうひとつの前頭葉鍛錬に関しては、読書と新規の外食店開拓がターゲットだった。
 読書は後半の台風と地震の連続襲来でやや頓挫傾向だが、前半の貯金が効いて、目標としていた「月一冊」のノルマは、ほぼ達成できそうな気配。
 新規の外食店は、先日の旅行で2つを開拓。春先に寿司店やしゃぶしゃぶ店、カフェにも行ったので、これまで6店は確実に増やした。今日は新たにJR桑園駅近くにあるラーメン店に行くことにした。


 7年前に函館一泊旅行をした折、次男の案内で「星龍軒」という店の塩ラーメンを食べた。今春に閉店した名物店で、そのアッサリ味が忘れられず、札幌で似た味の塩ラーメンが食べられないか、ネットを駆使して検索してみた。
 札幌は味噌ラーメン系の濃い味ラーメンが主流だが、塩ラーメンを売りにしている希少な店をいくつか発見。ユーザー情報から、スープが函館塩ラーメンに近いと思われる店に絞り込んだ。
 店はJR桑園駅から北西に徒歩10分ほどの北乃ラーメン。イオンに車を停め、妻と共にテクテク歩く。13時に家を出発したが、店には13時50分に着いた。
 昼はとうに過ぎているので、店は空いている。すぐに運ばれてきた塩ラーメンは1杯700円。透明なスープに大きめのチャーシューにナルト、支那竹にネギというシンプルな構成だった。


 さっそく食べる。麺がやや固めだが、食べ進むうちに程よい柔らかさになった。チャーシューはかなり美味い。支那竹がたくさんあってうれしい。
 函館に比べるとスープが少し脂っぽいが、これは札幌人の嗜好に合わせたものか?しかし、全体としては函館塩ラーメンに近い味で、満足できた。

 帰りに車を停めたイオンで買い物をする。桑園店に来るのは久しぶりだったが、妻が探していた靴を格安で入手。ウラウラと暖かい秋日和で、散策には絶好の陽気だった。
 帰宅後、イオンの六花亭で買った豆大福で珈琲ブレイク。陽気がいいので、昨日から始めた南側隣地境界のレンガ並べを暗くなるまでやることにする。
 移動元となる玄関前アプローチのレンガは1列が6個あるので、一度の作業は6個ずつやるとキリがよい。今日は日没まで2列12個を処理。基準のレンガ位置は決まっているので、作業時間は昨日よりも短い。コツコツやれば、いずれ終わる。

2018年10月23日火曜日

レンガ並べはキツい

 昨日除草して地均しまで終わらせた南側隣地境界部に、レンガを並べた。

 まず最初に、基準となる南東角1個の位置を決める。東の道路側は他の住宅に合わせ、境界の中心にぴったり合わせる。南側は隣地の境界部にある縁石が、境界の中心から6センチ離れた位置に設置してある。それに合わせ、南側は中心から6センチ離して置くことにした。
 レベルは19年前に整地した勾配に準じ、道路から玄関ドアのあるラインに向けて、緩やかに上るようにする。

現状の玄関アプローチ部

 現状の玄関アプローチに並べてあるレンガをはがし、裏返して1枚ずつ並べ直す。大型のゴム付きハンマーで強く叩きながら位置決めをする。直角やネジレ、レベルなどに大きな狂いが出ないよう気を配るので、かなり疲れる。
 今回、砂やセメントは一切使わず、単純に並べるだけにした。

 既存のアプローチ3列分、18個を並べ終えたところで、およそ1時間が経過。レンガを並べるのは19年ぶりで、前回は一度に数をこなし過ぎて、ひどい腰痛に見舞われた苦い記憶がある。無理は禁物だ。初回は手順を覚えるのに時間がかかるもの。ここで打ち切ることにした。


 レンガをはがした玄関アプローチ部はそのままだと、通路に段差がついて歩行の障害になる。道路から自然な勾配で歩けるよう、こちらもある程度の整地作業が必要だった。

 試行錯誤しつつ進めたが、いずれ撤去しなくてはならない車庫床に敷いたブロックも、同じ手順で作業できそうなめどがついた。

2018年10月22日月曜日

施設の母に座椅子

 ポリカ波板の処理が片づいたので今日は外仕事を休むつもりでいたが、引き続き天気がよく、南側隣地境界部の地均しを少しだけやってみることにした。

 現状の玄関アプローチ部には180個のレンガを敷き詰めてあるが、玄関前に車庫基礎をかねた鉄筋コンクリートを全面に打てば、これが不要になる。工事前に全て撤去しなくてはならず、考えたすえに、これを南側の隣地境界に並べることにした。
 車庫の解体は雪解け以降なので、雑草の勢いが弱まり、断続的な雨で地面も柔らかくなっているいまが作業には最適の時期だ。
 まず雑草を取り除き、現状より地面を少しだけ掘り下げる必要がある。先日買った草取り鍬で効率的に作業。土が隣地に飛ぶので、ブルーシートで養生しながらやった。作業中に隣りの奥さんが現れたので、計画を話して了解ももらった。
 思っていたよりはかどり、1時間ほどで道路側の4.5メートルを処理し終えた。南側隣地との境界部は全部で15.5メートルあるが、順調なら雪が降る前に終わるかもしれない。同じ要領で、予備車庫スペースの雑草全面すき取りもやれそうな感触。


 母が暮らす施設で先週火曜に実施された定例打合せで、一日の大半を置き畳の上で座って過ごす生活を安定させるため、座椅子を使ってはどうか?との打診があった。
 提案があったのは、角度が14段階で調節可能な肘掛けのタイプ。この種の備品は利用者の負担となっている。商品はニトリ製なので現物を確かめてから買うべく、土曜日に近くの店に出向いた。
 ネット通販と同じ品が並んでいて、価格は5,990円。当初はブラウンを買うつもりが、布カバーの質感がいいグレーを選択。やはり写真と現物とでは微妙に感覚が違う。

 商品は大きな段ボール箱に入っていて、このまま施設に持ち込むと出すのに手間取りそうだった。自宅で取り出してから運ぶことにする。
 組み立ては一瞬だったが、背もたれと座面をフラット状態に戻す方法が分からず、取説にも記載がない。試行錯誤のすえ、いったん限界まで倒すとロックが外れることに気づく。


 14時半ころに施設へ運びこみ、さっそくセット。母は昼食後に午睡(昼寝)のはずだったが、今日はなぜか起きていて、包帯巻きのリハビリ作業中。職員さんと共にとりあえず座らせてみたが、角度やクッション、肘掛けの按配が絶妙で、姿勢も安定した。

 その後、ケアマネや介護責任者の方に見ていただいたが、なかなか好評だった。今後、頭部と本体のリクライニングや補助クッションを微調整し、本格運用するという。介護用品ではないが、現状の母には必需品になりそうだ。

2018年10月21日日曜日

はかどる外仕事

 このところ秋晴れの好天が続き、外仕事をするには絶好。楽しかった旅の余韻に浸りつつ、外回りを中心に精力的に片づけをやっている。

 まずは懸案事項の古いポリカ波板の処分。日に3枚ペースで地道に作業し、長短18枚のポリカ波板の全てを、ようやく切り終えた。
 細断には金属用の金切りバサミが大活躍したが、右手親指と薬指への負担が大きく、水ぶくれができた。テーピングで凌いだが、今度は作業手袋に穴が空きそうな気配。ついに外側からガムテープで巻いて補強することに。

 細かく切ったので、市指定の20Lゴミ袋2つ半にコンパクトに収まった。生活ゴミと併せ、火曜の収集日にまとめて出す予定。これでようやく台風被害トラウマのひとつを払拭できる。


 昨日のことになるが、南側軒下に残っていたナツヅタの根と、南側隣地境界にあった八重ハマナスを除去した。

 ナツヅタの根は昨年から少しずつ続けていた2年越しの作業。最後に残っていた5センチを超える太い根は、スコップや車の牽引を使っても除去不可能だった。抜くのは諦め、地面下でノコで切って10ミリドリルで4本の穴を深く開け、除草剤を原液で注入した。
 現時点で新芽は出ておらず、すでに根は死んでいるようだが、昨年試みて効果的だった根の除去手段で念を入れた。


 八重ハマナスは新築時に挿し芽で増やしたものだが、生命力が強すぎて根がしばしば隣地に越境し、新芽を出してしまう。
 春先に南側隣地が除草シートと化粧砂利できれいに整備されたので、放置すると迷惑をかけかねない。思い切って伐採することにした。

 根は予想よりも太くて深く、剣先スコップでの除去は不可能。ナツヅタと同様に地面下までノコで切り、ドリルで深い穴を3ヶ所開けて、除草剤で処理した。
 隣地の状況変化で、庭木や草花の有り様も微妙に変わってゆく。


 あまりの天気の良さに、冬用コート類の洗濯を思いつく。冬物洗濯第一弾は夏に終わらせたが、途中でウール系洗剤を切らしてしまい、一部が残っていた。

 短いジャンパーは6シーズン、長いコートは8シーズン着て、かなりくたびれている。そろそろ買い換える気でいるが、バーゲン狙いなので年を越すのは確実。まずは洗って、買うまでの時間を稼ぐ必要がある。
 といいつつ、いざ洗ってみると、もう少し着られそうな気がしないでもない。今年は何かと物入りなので、買い替え時期は難しい判断になりそう。

2018年10月17日水曜日

紅葉狩誕生会の旅

 10/17からの2日間、3年ぶりに家族で一泊旅行に出かけた。長男一家からお誘いがあり、10月が誕生日の私たち夫婦を祝って、温泉旅行に招待してくれるという。

 2年前に母が施設で転倒手術入院して以来、容態が安定せず、断続的に転倒入院通院を繰り返した。いつ施設から呼び出しがくるか分からず、日帰り以外の遠出はずっと控えてきたが、このところようやく様子が落ち着いてきた。
 ずっと身を潜めたまま日々を過ごすのも生きている実感に乏しく、母が小康状態のいま、思い切って出かけることにする。念のため前日に母の施設に出向いて見守り面会をし、様子を再確認した。
 今回は孫娘が誕生してから初めての旅。長男一家は車を持っていないので、これまでは私の軽自動車で出かけていたが、家族が5人だと定員オーバーになる。そこで普通車のレンタカーで出かけることにした。
 自宅近くのガソリンスタンドで2日間5千円強という破格でホンダフィットを借りたという長男が、11時過ぎに迎えにきた。ただちに乗り込んで11時20分に出発。レンタカーにはサービスでチャイルドシートまでついている。


 目的地は紅葉が盛りの層雲峡温泉。行きは高速を使わず、道が空いている275号経由で北へと向かう。時折小雨はパラつくが、まずまずの天気で順調に走った。
 途中、道の駅鶴沼でトイレ休憩のあと、13時20分に道の駅ライスランド深川に到着。名物の釜飯を食べる。キノコ、栗、鶏など、それぞれ好みの釜飯をチョイスし、互いに少しずつ分け合って美味しく食べた。
 14時40分に道の駅を出発。レンタカーは借りる際に長男夫婦しかドライバー登録しておらず、今回の運転は長男に任せて、私は助手席でナビ役に専念である。

 20分後に道沿いにある紅葉の名勝地、神居古潭に寄った。16歳のときに企てた自転車放浪旅行でも立ち寄った思い出の地で、公園としてきれいに整備されていたが、切り立った岩肌や石狩川の流れは52年前と変わっていない。


 階段や吊橋、SLや遊歩道のトンネルなど、普段は見られない景色に孫娘は大喜び。予定よりも長居して、15時半まであちこち散策した。

 その後は旭川を経由し、休憩なしで愛別から無料高速経由で層雲峡に向かう。宿となる朝陽リゾートホテルには17時10分に到着した。
 この日の走行距離は190Kmほどで、小さな子には負担の大きい長距離ドライブだったが、遊び疲れた孫娘は到着までずっと寝てくれて助かった。


 当初の予定よりチェックインが40分遅れた関係で、男性2人は夕食前に温泉に入り、孫娘を含めた女性3人は夕食後に温泉ということになる。

 19時からバイキング形式の夕食をとる。3年前に泊まった洞爺湖サンパレスもそうだったが、大半の客は台湾系と思われる外国人で、中国系の従業員も多数いた。そういう時代なのだ。


 思い思いに食べて、20時過ぎにお開きかと思いきや、ここで突然誕生ケーキがテーブルに運ばれてきた。長男が企画したサプライズで、6本のローソクと「じいじばあば、お誕生日おめでとう!」のお祝いプレートが。
 同時に孫娘が「ハッピバースデーツーユー」を歌ってくれる。歌詞にちゃんと「じいじ」「ばあちゃん」が入っていて、2歳になったばかりとは思えない完成度。聞いていて、思わず熱いものがこみあげた。
 まさか孫娘に「お誕生日のうた」を歌ってもらえる日がくるとは夢にも思わず、長生き?はするものである。
 一夜明けた翌日は、6時くらいから各自が三々五々と温泉につかる。私はパスするつもりが、結局8時近くにちょっとだけ入った。
 昨夜は暗くて見えなかったが、露天風呂の正面には柱状節理の豪快な岩肌と紅葉が広がり、最高の眺めである。温泉もトロトロした感じで、よく温まった。

 やや遅れて8時半から朝食。妻だけが和食で、他は洋食を選んだ。9時50分くらいにチェックアウトし、この日も運転は長男が担当。
 まず近場の流星・銀河の滝へと向かうが、車を降りたとたん、ミゾレ混じりの雨が降り出す。温泉街よりも標高が高いせいか、紅葉もすでに終わっている。風邪をひいてはいけないので、早々に立ち去ることにした。

ホテル客室からの眺め

 愛別から比布経由で高速に乗り、岩見沢で降りて夕張滝の上公園へと向かう。事前の調べで、竜仙峡と呼ばれる紅葉の景勝地があると知った。少し遠回りになるが、今回の旅は紅葉の名勝巡りでもあった。高速を使って時間短縮し、立ち寄ることにした。

 10時過ぎに流星・銀河の滝を出発。途中の山道には美しい紅葉が連なり、飽きさせない。大人は充分に楽しめるが、小さな子にとっては狭いベビーシートに縛られたままの時間は辛かった。1時間を過ぎたあたりから、孫娘が愚図り始める。
 11時40分くらいに音江PAでトイレ休憩。車を降りたとたん孫娘のご機嫌が戻り、あちこち走り回って大はしゃぎ。やはり子供は遊ぶのが仕事で、長い乗車時間は厳しいようだ。


 岩見沢で高速を降り、すっかり車に飽きて断続的に愚図る孫娘を歌やお絵かきであやしつつ、一般道を夕張へと向かう。前日に焼いて持参したかぼちゃクッキーが結構役立った。

 13時50分、前日にネットで見つけた由仁町にある道沿いのおにぎりカフェ「おにぎりあぜっこ」に到着。遅めの昼食をとる。
 平日限定の「おにぎりセット」を食べたが、おにぎり小2個(具は選べる)豚汁と漬物、日替りオカズ2品(この日はカボチャサラダに揚げサンマ)がついて750円とお得。食後に300円のカフェセット(ドリンク&デザート)も頼んだ。

 通されたのは畳の小上がりで、絵本やアンパンマンおもちゃ等もたくさん置いてあり、孫娘は目を輝かせて遊んでいた。料理も美味しくて自然素材を巧みに使った内装が落ち着き、店員の応対にも好感が持てた。また行きたくなる店である。


 居心地がよいので15時過ぎまでゆっくりし、最終目的地へと向かう。はっきりしなかった天気がようやく回復し、絶好の紅葉狩日和となった。

 15時20分に公園到着。札幌からは1時間半ほどだが、来るのは初めて。散策路を進むと赤い吊橋があり、そこを渡ると「千鳥ヶ滝」と呼ばれる絶景が突然眼下に広がる。
 大小の奇岩とそこを縫うように落ちるさまざまな滝、それらを囲む紅葉は、いまがまさに盛りだった。見たこともないような風景に、思わず息を呑む。天候に恵まれたこともあって、旅の最後を飾る最高の展望だった。


 16時ころに出発し、家路につく。途中、西に沈む夕日から地上にむけて天使の階段(薄明光線)が出現した。
 以前に家族でキャンプに行った帰りや、長男の結婚にあたって先方に挨拶に行った折にも突如現れたもの。不思議な縁を感じていたら、どうやら他の家族も同じことを考えていたらしい。

 その直後、今度は走る車の真上を大型の白い鳥が列を組んで横切ってゆく。南の方角に飛び去る8羽の白鳥だった。シベリアからやってきて、日本のどこかで越冬するのだろう。
 初めて見たというお嫁さんは、測ったように車とぴったり交差する偶然もあって大興奮。家族の今後の吉兆を願わずにはいられない。


 都心の渋滞を避け、北広島から野幌経由の裏道を通って17時15分に無事帰着。この日の走行距離は280Kmほどで、2日間の走行距離はおよそ470Kmである。
 今年は試練の日々が延々と続いていたが、いろいろと得難い経験をさせてもらい、生きる希望が湧いてくるような充実の2日間だった。

2018年10月16日火曜日

地味に片づけ作業

 14時から母が暮らす老健施設で、リハビリと介護全体に関する定例の打合せがあった。健康や生活面で大きな問題はなく、このところ様子は安定しているという。
 日常の生活スタイルを椅子から置き畳に変えたのが大きな転機で、大きな転倒はピタリ止まった。以降一度だけ転倒したが、昼食のために畳から車椅子に移動した際、一瞬だけ職員が目を離したすきだった。
 いまは食事で畳から椅子に移動する順序を、入居者のラストにしてもらっている。現状ではこれがベストの選択だ。

 リハビリ担当の方から、置き畳での姿勢が不安定なので、肘付きの座椅子を準備してはどうか?との提案があった。週一回ペースで見守り面会に通っているが、私も同じことを感じていた。
 提案のあったのはニトリ製の座椅子。そう高いものではないので、早急にそろえたいと思う。


 帰宅後、午前中にウッドデッキ床下から3枚だけ取り出し、乾燥させておいた古いポリカ波板の細断をやる。3日前にテストして問題なさそうだったので、本格的に作業することにした。
 陽射しはあるが、時折雨がパラつくという不安定な空模様で、外での作業はできない。居間の一角にブルーシートを敷き、その上でやった。

 テスト分も含めて10Lのレジ袋に一杯になったが、ゴミ分類としては「製品プラスチック」になりそう。燃えるゴミとして出せるので、終わった分からどんどん処分するつもり。台風被害のトラウマから早く逃れるには、地味だが自力で確実にやれるゴミの片づけが手っ取り早い。
 指への負担が大きいので、1回の作業は3枚限定。残りは10枚あるが、いずれ終わる。

2018年10月14日日曜日

漠とした時の流れ

 札幌南端にある有料老人ホーム誕生会で歌った。他施設からの紹介で最初の依頼があったのが、2007年夏のこと。以来、年1回ペースで細いが確かな依頼が続き、今回が14回目のライブだった。
 出掛けに雨が降り始めたせいか、車の流れがやや悪く、前回より5分遅れの45分で先方到着。それでも開始まで15分あって、準備には余裕があった。
 予定より5分遅れの14時5分から施設側の誕生イベントが始まる。今月が誕生日の方々の紹介とコメント、プレゼント進呈、全員でのお誕生日の歌斉唱などあって、私の出番となる。
 機材は組んであるので、ステージの位置に運んでケーブル類をつなげばスタンバイとなる。14時15分過ぎから歌い始め、およそ35分で12曲を歌った。

「高原列車は行く」「瀬戸の花嫁」「ソーラン節」「ここに幸あり」「二人は若い」「上を向いて歩こう」「浜辺の歌」「上海帰りのリル」「矢切の渡し」「古城」「月がとっても青いから」「リンゴの木の下で」


 聴き手は50名ほどだが、この施設の難しさは年齢層がかなり高めであること。選曲には配慮が必要で、新しすぎる曲はもちろん、たとえ古い曲でも馴染みの薄い曲は反応が弱い。構成のベースは1週間前のデイサービスライブに準じたが、いくつか修正を加えた。
 前半は特に声をかけなくても、共に歌う声が数多く耳に届く。基本的には傾聴型に分類される大人しい場なので、ちょっと意外な展開だった。

「浜辺の歌」以降の後半4曲は、曲調がやや寂しすぎたかもしれない。「矢切の渡し」あたりで、もう少し明るく元気のいい曲(たとえば「二輪草」など)を歌うべきだった。
 ラスト2曲は明るく元気のいい曲で締めくくり、手拍子も自然に湧いて、楽しいエンディングになった。先方の希望通り、35分強で歌い終える。
 終了後の撤収作業中に施設長さんが挨拶に現れ、「長いおつき合いですねぇ」と、互いに感慨を深くした。最初に呼ばれた11年前は施設開設直後で、なんと施設長さん(女性)は当時入社直後の新人だったという。
 私もいつしか七十路を目前に控える身。茫漠とした月日の流れを感じずにはいられない。