2018年10月8日月曜日

遮光ネットで太陽集熱

 台風だ地震だと翻弄されるうち、朝晩はめっきり冷え込むようになった。昨日はあまりの寒さに、停電時に大活躍したポータブル石油ストーブを1時間ほど点けた。
 1階の吹抜け直下に置いたので、19度しかなかった室温が、1〜2階とも21度強に上昇。ちょうど食事時だったので、ストーブ上で餅を焼いて雑煮を作り、珈琲のお湯も沸かした。二酸化炭素や臭気の問題はあるが、なかなか使える。
 ついこの前までは陽射しを「遮る」ことに腐心していたが、先月末くらいからは「取り込む」方向に180度転換。数年前から使っている手製の太陽集熱器を窓辺に置いたが、真夏に窓外に張っていた遮光ネットを、窓の内側に張るとどうなるだろう?と思い立った。

 さっそく試してみる。上下に木材のバーを仕込んでロールスクリーン状にしてあるので、窓の内側に簡単に吊るせる。遮光用に調整したので、サイズもぴったりである。


 赤外線放射温度計で測ってみると、遮光ネットの裏面(室内側)と何もない窓ガラス面と比べて、実に5〜7度も温度が上昇した。
 手製太陽集熱器の温度上昇値は実測で13〜14度程度なので、およそ半分ほどの値。しかし、太陽集熱器は吹出口限定の温度だが、遮光ネットの場合は、全面が均一に熱くなる。太陽集熱器と比べても体感的に遜色ない。

 買った遮光ネットが、熱を集めやすい黒だったのが効いている。軽くて陽射しに応じた移動が簡単で、夜は巻き上げてヒモでしばっておけばよい。どれくらい効果があるか、ひとまず2階でしばらく試してみたい。