まず最初に、基準となる南東角1個の位置を決める。東の道路側は他の住宅に合わせ、境界の中心にぴったり合わせる。南側は隣地の境界部にある縁石が、境界の中心から6センチ離れた位置に設置してある。それに合わせ、南側は中心から6センチ離して置くことにした。
レベルは19年前に整地した勾配に準じ、道路から玄関ドアのあるラインに向けて、緩やかに上るようにする。
現状の玄関アプローチ部 |
現状の玄関アプローチに並べてあるレンガをはがし、裏返して1枚ずつ並べ直す。大型のゴム付きハンマーで強く叩きながら位置決めをする。直角やネジレ、レベルなどに大きな狂いが出ないよう気を配るので、かなり疲れる。
今回、砂やセメントは一切使わず、単純に並べるだけにした。
既存のアプローチ3列分、18個を並べ終えたところで、およそ1時間が経過。レンガを並べるのは19年ぶりで、前回は一度に数をこなし過ぎて、ひどい腰痛に見舞われた苦い記憶がある。無理は禁物だ。初回は手順を覚えるのに時間がかかるもの。ここで打ち切ることにした。
レンガをはがした玄関アプローチ部はそのままだと、通路に段差がついて歩行の障害になる。道路から自然な勾配で歩けるよう、こちらもある程度の整地作業が必要だった。
試行錯誤しつつ進めたが、いずれ撤去しなくてはならない車庫床に敷いたブロックも、同じ手順で作業できそうなめどがついた。