2017年6月1日木曜日

歯根治療に残念

 2週間くらい前に予約してあった大学病院での歯根治療の日だった。起きると咳はかなり治まっていて、ひどい鼻水もない。口腔外科はいつも混んでいて、完全予約制。今回キャンセルすると、次もまた2週間は待つ。迷ったが、診てもらうことにした。
 麻酔して歯根を切開すると聞いていたので、用心して風邪薬は飲まなかった。代りにビタミンドリンクを朝に1本飲む。念のため数日ぶりにハチミツ大根も作って断続的に飲んだ。どちらも治療には支障ないはず。

 予約は15時半。薬を飲んでいないので運転にも支障はなかったが、午後から降り始めた雨が本降りになってしまった。全く忌々しい。
 まずレントゲンを2枚撮ったが、近くの歯科で書いてくれた紹介状に病状が詳しいので、話は早い。15時45分くらいから手術は始まった。

裏庭のライラックがほぼ満開

 麻酔で感覚がなく、詳しいことは分からなかったが、前歯上部の歯茎をザックリと切り開き、歯根周囲の化膿した患部をまず切除。さらに歯の根部分に穴を開け、内部の清掃と薬詰めもやったらしい。
 表側にあたる下側にも穴を開け、同様に内部清掃と薬詰めを実施。予定ではトンネル工事のように貫通させるはずが、石灰化した神経の残滓の一部に、どうしても除去できない箇所があったようだ。
 ともかくも、1時間で手術は終了。心配していた出血はあまりなかった。切開部は糸で縫合したので、1週間後に抜糸することになる。
 状態はあまりよくないので、予後はあまり期待できない、と悲観的な見通しを言われた。患部が再び化膿した場合、歯周病も進んでいる歯なので、抜歯したほうがいいだろう、とも。
 風邪と雨をおして治療にやってきたはずが、かなり残念な結果に一人落ち込んだ。治療費は薬代を含めて7,000円弱で済んだ。1万円は超えると予想していたので、これだけが救い。

 帰宅後、麻酔が切れてジクジクと頭に抜ける痛みに襲われた。酒も風呂も風邪薬も禁止。夕食後に指定された薬と痛み止めを飲んだら、ようやく少し楽になった。
 風邪はようやく終息の気配。鼻水は止まり、咳も出ない。夜、長男のお嫁さんに電話して安否の確認をしたら、やはりどん底は脱したようだ。長い長いトンネルだが、少しは出口が見えてきたか。