介護施設系ライブの場合、大半の施設に駐車場があるので、機材運搬にキャリーカートを使うことはない。今回は施設に駐車場がなく、最寄りの駐車場から会場までの移動距離が長い。
キャリーカートにはマイクスタンド類を簡単に入れられる布製の袋を自作して装着しているが、あちこちに穴が開いて傷みがひどい。しばらくライブがないので、大幅な改良を施すことにした。
マイクスタンドを入れる袋は移動時に取手を持って傾けると、底の部分が地面にふれる。穴が開くのはその部分で、その都度補強の布をあてて補修してきたが、あまり効いていない。
うまい解決法はないかじっくり考えた結果、傾けたときに地面にこすらないよう、袋を短くすればいいことに気づく。その分マイクスタンドは上に出るが、やむを得ない。
穴の開いている下端部を7センチほど切り落とす。念を入れて、こすれる部分には古いカバンを分解した皮を縫いつけた。キャリーカートの取手に通して固定する布製リングを底部に縫いつけ、底を閉じて終了。
さっそく機材一式を積んでみたが、以前よりも袋の下端が5センチほど上がった。傾けても地面にふれる可能性は少なく、万一ふれても丈夫な皮が守ってくれるだろう。
ミシンを出したついでに、溜まっていたミシン作業を順に片づける。まず、古いフェイスタオルを2つに切り、縁をかがって台所用のウェスにリメイクする。市販のオシボリを使うより、はるかに丈夫で長持ちするのだ。
続いて妻がニトリで買ってきた枕を低くする。安眠枕のはずが、高すぎて逆に眠れないといい、結局元の枕に戻した。調べてみたら中のスポンジを簡単に取り出せる構造になっているが、閉じるにはミシンが必須。
かなりの量のスポンジを出し、どうにか寝られそうなレベルまで低くしたが、ひとまずは昼寝専用となるだろうか。