2017年6月22日木曜日

VirtualBoxに異変

 マックからWindowsを擬似的に起動させるアプリは、5年前から使い勝手のいいVirtualBox(バーチャルボックス)をずっと使ってきた。軽くて早く、Windows限定のソフトを動かすのに重宝していた。
 仕事で常用する2D、3DのCGソフトはもっぱらこのVirtualBox経由で起動させていたが、ガン発病や年金満額支給を機に、建築デザイン系の営業活動をやめてしまったので、年に数回しか起動することがなくなった。

 例年春先にはまとまった仕事が入っていたが、今年に限ってそれもない。建築デザイン系の仕事は昨年暮れからずっとやってなく、もしかするとこのまま自然消滅、という可能性もあった。
 日々節約に努め、生活の幅を大きく広げなければ、夫婦2人何とか細々とやっていける。人生の軟着陸としては悪くない形だと思っているが、そんな覚悟を決めたときに限って、いきなり仕事の依頼が舞い込んだりするもの。備えておくにこしたことはない。
 そう思い直し、実に7ヶ月ぶりにVirtualBox経由でWindows-XPを起動させてみることにした。VirtualBoxはバージョンアップが頻繁なので、それをチェックする意味もあった。


 すると案の定、新バージョンの5.1が使用可能とのメッセージが出る。いつものようにクリックしてダウンロード。同じバージョンの機能拡張も同時にダウンロードした。
 すると、いつもと違うメッセージが流れ、突如Windows-XPが起動しなくなった。他のWindows7やWindows10も同様に起動できない。バージョンアップの手順を間違えたのかもしれない。
まず本体をバージョンアップし、すぐに終了。再度起動してから機能拡張をバージョンアップし、その後仮想マシンを起動するのが正解)

 あわてて本体のインストーラをクリック。普通に終了したが、今度はVirtualBoxそのものが起動不能になってしまった。
(もしかして、OS10.9では、バージョン5.1が使えないのかも…)そう考えて、古いバージョンの5.0を再度ダウンロードし直す。しかし、今度は別のメッセージが出て、インストールそのものが不可能になった。これは一大事だ。
 念のため、同じ環境をキープしてある予備マックでも起動してみたが、同様に不可思議なメッセージが出て、全てのWindowsが起動しない。
 幸いにこちらはネット情報から、専用ソフトでいったんアンインストールして再度インストールし直すと、無事に起動した。まずは安心だ。
 問題はメインで使うMac-miniのほう。同様にアンインストールしてから再インストールするが、本体は起動しても機能拡張がどうしてもインストールできず、結果としてWindowsは動かない。これではダメだ。

 英語で表示されるエラーメッセージを元にいろいろ調べて、どうやらアプリケーションフォルダのアクセス権設定に問題があるらしいことを突き止める。「everyone」のアクセス権を「読み出しのみ」に設定変更すると、ようやく機能拡張のインストールに成功。無事にWindowsが起動した。
 これまでは普通にバージョンアップ出来ていたので、なぜこの設定が変わっていたのか、自分でもよく分からない。昨年末にOSを一気に10.9へと上げたが、その際にアクセス権設定が変わったのだろうか?真相は不明だが、ともかくも自力解決できたことを喜びたい。