2017年1月7日土曜日

新しいボイラの評価

 今冬2度目の灯油を給油した。毎年決まった時期に給油していて、今年は業者の都合で昨年より1日遅れただけ。寒さがピークに差し掛かる時期なので、これまでのデータと比較すれば、昨秋に交換した暖房ボイラのおよその評価が可能になる。
 うまい具合に、電気料金の検針も同じ日にやってきた。電気代の評価も併せてできる。
 まずは灯油消費量の実績値。

・昨年(2015.12)消費量:263.0L/46日→5.72L/日
・今年(2016.12)消費量:308.2L/46日→6.70L/日

 暖房ボイラの機種変更のほか、深夜の微小運転を止め、灯油添加剤も本格的に使った。かなりの効果を期待していたが、あてが外れて、消費量は逆に17%ほど増えてしまった。
 過去の記録を調べてみると、この時期に最大だったのが、2012年12月の6.23L/日。今回の値に近い。それに次ぐのが、2011年12月の6.06L/日だった。
 灯油消費量は外気温に大きく左右されるので、それぞれの外気温データを比較してみた。(参考:「This Week In Sapporo」)

・2011.12(6.06L/日):月平均気温-2.0度、真冬日12日
・2012.12(6.23L/日):月平均気温-2.3度、真冬日13日
・2015.12(5.72L/日):月平均気温+0.8度、真冬日5日
・2016.12(6.70L/日):月平均気温-1.0度、真冬日13日

 今回のデータと2012.12のデータはよく似ているが、今回の消費量が7%ほど増えているのは、ボイラの暖房効率が以前の機種より劣っているせいかもしれない。
(前機種の暖房効率が平均89%、現機種が82%で、その差7%。消費量の差と奇しくも一致)

 深夜の微小運転中止や灯油添加剤の使用は、いまのところ目立った変化となって表れていない。結局のところ灯油消費量は外気温次第というのが、現時点での結論。暖房効率のよい機種の選択も重要なファクターである可能性が高い。
 次に電気料金の評価だが、前年同月より使用量が59kWhも減り、実に22%もの減少となった。先月も前年同月より8%ほど減って喜んだばかりだが、それをさらに上回る減少量。
 理由ははっきりしていて、暖房ボイラ給湯ボイラ両方の待機電力や運転時消費電力の減少、さらには深夜の微小運転中止によるものであろう。
 29.72円/kWhで試算すると、電気代としては月額1,800円の減少。冬季をおおむね5ヶ月としても、年間9,000円ほどの減少となり、60円/Lとして灯油に換算すると150Lに相当。こちらは期待を大きく上回るうれしい誤算だ。

 灯油消費量はこれまでの傾向と大差ないとしても、電気代が大きく減るのは確実なので、機種選択としてはおおむね正解だったと、総合的に評価したい。