2017年1月13日金曜日

さらに寒い

 大寒波の居座りで、昨日よりもさらに寒さは増した。昨夜は用心して暖房ボイラを消さず、0時からは温水を45度の微小燃焼に切り替えて連続運転させた。
 寝る前の2階室温が19.3度で、一夜明けた7時45分の時点で室温は17.8度。外気温は−14度まで下がっていたが、室温は1.5度しか下がっておらず、さすがに効果抜群である。

 起きた時点で温水を75度まで上げる。以前の機種ではこの操作が自動で行われる便利な機能がリモコンについていたが、新しいボイラにはそれがなく、手作業でやるしかない。厳寒期限定ということで、甘んずるしかないが。
 連続運転させると室温は安定するが、60Wほどの循環ポンプが動きっぱなしになり、電気代は確実に増える。
 さらには、微小燃焼でも灯油は消費する。オフにして温水が冷えたあと、再点火で温まるまで消費する量と比べ、どのくらい増えるのかは分からない。給油管の途中に設置する簡易な流量計があれば、それぞれの消費量が把握できるのだが。


 この日の最低気温は札幌で−11.1度、直近のアメダスでは−16.2度まで下がった。2日連続のトンデモ真冬日である。
 午前中は晴れ間も見え、室温が21度を越えたので、11〜16時の間は暖房を切った。しかし、午後からは激しい雪となる。間断なく3時間近く降り続け、10センチほど積もった。寒さと雪の珍しいダブルパンチだ。

 前回の訪問からちょうど2週間が経ち、今日は母が暮らす施設にジュースを届ける日である。ジュースは数日前に買ってあったが、問題はこの雪。状況次第では電動除雪機出動か?と、外に出て様子を見ると、超低温のせいで雪はサラサラのパウダースノー。スコップで簡単にはね飛ばせた。
 15時近くに施設に行くと、ちょうどオヤツの時間で、母は美味しそうにプリンを食べていた。傍らにはジュースのコップも。
 例によっていったんマスクを外し、「こんにちは。さて、私は誰でしょう?」とクイズを仕掛ける。母は怪訝そうに首をかしげ、「誰だか分からん…」と応えるのみ。ここでめげずに、「よ〜く知っている人ですよ〜」と再度問うと、ようやく私の名を呼んだ。

 転倒入院手術以来、認知症が一段と進んだ気がする。私の顔を忘れてしまうのも時間の問題か。
 まあ、それはそれで仕方がないことと、最近は考えられるようになった。顔や名前を忘れられても、親子の関係が途切れてしまうわけではない。子供の側だけでも親であることを認識していれば、それで充分ではないか。