2016年11月2日水曜日

自力で祝い鯛

 昨日の介護施設会場調査の帰り、途中のイオンで買物をしていた妻と合流し、カフェで珈琲など飲んでいたら、長男のお嫁さんから突然電話があった。
 普段はメールでのやり取りが大半なので、何事かと思ったら、お食い初めに使う祝い鯛の相談だった。11/3がちょうど誕生100日目で、簡単なお食い初めの祝い膳を作りたいが、メインとなる鯛がなかなか入手できず、困っているという。

 実は同じ祝い膳に不可欠の赤飯は妻が代りに炊いてあげる約束になっており、妻の買物は赤飯に必要な小豆や餅米、そして蒸し布などだった。
 焼きあがった祝い鯛を探し回った結果、我が家近くにあるスーパーが唯一対応してくれたとか。需要があまりなく、最低3日前には予約するのが普通らしい。
 焼き代こみで2,700円ほどと高価だったが、ひとまず立替えて受け取ることを受諾。必要なものがイオンでは見つからなかったと妻がいうので、帰路に別のスーパーに寄った。

 すると、なぜか鮮魚コーナーに30センチほどの立派な鯛が2匹も並んでいる。値段は700円強で、自分で焼けばかなり安くつく。普段は鯛など店頭に並んでなく、しかもお嫁さんの故郷九州産。これも何かの縁か。
 その場で連絡すると、かなり乗り気。予約したばかりの鯛がキャンセル可能なら、買って欲しいとのこと。いったん電話を切って返事を待っていると、程なくして連絡があり、キャンセルOKだったという。
 すぐに鯛を買い、家に戻ってただちに内臓と鱗をとって、氷の袋を抱かせていったんチルド室に入れた。


 明けて今日、あちこちから情報をかき集めて、素人でも鯛をきれいに焼ける方法を模索。オーブンで焼くのがベスト、という信頼できる情報を得て、手持ちの電子レンジ兼用オーブンの取説を調べると、焼き魚の基本的なやり方がちゃんと載っていた。
 祝い鯛の場合はヒレが焦げないよう、胸ビレと尾ビレに充分に塩をふってアルミホイルでくるむ。オーブンを200度に設定し、まず15分焼いて蓋を閉じたまま、さらに10分放置。(予熱はしなかった)
 焼きが少し甘い気がしたので、さらに5分焼いて5分放置を2度繰り返す。

 計25分焼くと、いい匂いがして上手く焼きあがった。当初はウッドデッキのコンロに炭をおこし、焦げめをつけるつもりでいたが、下手にいじると型くずれする危険性がある。仕上がりが充分きれいなので、これで終了とした。
 大皿の上に紅白の紙を敷き、何かの葉をあしらって祝い鯛らしく飾るつもりだが、その作業は明日食べる直前にやることにしよう。