2016年11月11日金曜日

干し大根の緊急避難

 珍しく建築デザイン系のまとまった仕事が入った。前回は3月だったので、およそ8ヶ月ぶりか。
 いちおうはこれが本業だが、3年前に大腸ガンを患って以来、心身の負担を減らすべく、営業らしきことは全くやっていない。
 たいした額ではないが、2年前から夫婦そろって年金が満額支給となり、住宅ローンもすでに完済したしで、アクセクする動機づけがなくなった。

 趣味としての音楽活動の「営業行為」(歌う場の拡張)は定期的にやっているが、本業のほうは古い知己から時折仕事が舞い込むくらいで、完全にあなた任せ。
 ここ数年は、かねてからの目標である年間100万円シンプル生活に肉薄しているので、こんな暮しでも充分事足りる。
 とはいえ、ちゃんと締切もあるので、納期は厳守である。昨日はライブの疲れもあって、WindowsのCADソフトをエミュレータから起動させ、必要な素材やひな形ファイルを整えたところで終了。
 今日は疲れで昼までコンコン眠っていたが、仕事のことを思い出してようやく起き出し、午後からひたすらデータ入力作業に励んだ。

 夕方までかかってようやく1件分を終える。ブランクが長いので、勘を取り戻すのに時間を要する。明日以降の短縮化に期待しよう。


 漬物用の大根を干す時期が大幅に遅れたが、干し始めて以降も不順な天候は一向に回復せず、連日の氷点下で、夜はシートでカバーをかけているにも関わらず、大根が凍ってしまった。以前にも確かこんなことがあったが、凍らせるとパリパリ感がなくなり、味が落ちる。
 どうしたものかとネットで調べてみたら、氷点下のときは毛布などで保温するか、いっそ屋内に取り込んでしまうのが正解とか。
 そこで昨日から気温の下がり始める夕方には、室内に取り込むことにした。例年より数が少ないので、椅子を利用してテラス近くの窓際に置いておく。
 今日は10時くらいに気温がプラスに転じ、太陽も出てきたので、外のウッドデッキに移した。夕方にはまた室内に取り込んだが、外でも毎日夕方にはシートをかけ、翌朝には外していたので、手間としては大差ない。

 この方法なら少なくとも凍結の恐怖からは解放される。異常気象からの緊急避難だが、こんな年もあるさ。