そんななか、「介護予防センター」なる組織から初めて依頼があった。札幌市の運営するもので、主に介護認定は受けていない高齢者(65歳以上)を対象とした介護予防事業である。歴史は比較的新しいようだが、さまざまな活動のなかに歌も含まれているらしい。
ネットで私を探し当てたという担当者のメールによると、聴き手の趣向は多種多様で、高齢者としては非常に元気がいいという。
その後もメールでの細かい打合せが続いているが、実施日は12月下旬というのに、早くもリクエストが出ている。いまのところ6曲だが、今後もいくつか出るかもしれない。
演奏時間が1時間と長いので、「ミックス構成のソロ演奏35分」「リクエストタイム15分」「みんなで歌おう歌声タイム10分」という、3部構成を目下提案中。
そのリクエスト6曲だが、「青い山脈」「高校三年生」「函館の女」までは、一般の介護施設でもよく歌う定番曲で、当然ながらレパートリーにもある。
演奏時間が1時間と長いので、「ミックス構成のソロ演奏35分」「リクエストタイム15分」「みんなで歌おう歌声タイム10分」という、3部構成を目下提案中。
そのリクエスト6曲だが、「青い山脈」「高校三年生」「函館の女」までは、一般の介護施設でもよく歌う定番曲で、当然ながらレパートリーにもある。
驚いたのは残る3曲で、「ああ上野駅」「晴れたらいいね」「お前と水割り」という、過去に一度もリクエストを受けたことのないマニアックなもの。当然ながらレパートリーにはなく、「歌えません」と断るのは簡単だが、まずは試してみる必要がある。
YouTubeを主とするネット情報を駆使し、全ての曲の歌詞とコードを探し当てた。その後、毎日歌い込んで反復練習し、どうにか人前で歌えるレベルに達した。
調べてみたら、「お前と水割り」は今年5月に出たばかりの曲。いったいどんな人がリクエストしたのか、ちょっと興味がある。