2016年11月26日土曜日

油量計フロート決着

 平年値からは程遠いが、この2日間まずまずの陽気。時折太陽も顔を出すので、昨日に続いて灯油タンク油量ゲージの修正作業をやった。

 フロートにつける重さを15〜40gの範囲で調整すればいいことは分かったので、まずは25gを試す。このあたりが程よいはずだったが、なぜか重すぎる。フロートの先端に装着したので、支点からの距離が長くなり、想定よりも効いてくるようだ。


 いろいろ材料を変えて試すうち、フロートを固定しているストッパーが外れてしまった。いい機会なのでいったん抜き取り、曲がっていた支持棒を直線に近づける。フロートの固定は、ビスを穴に直接ねじ込んでやることにした。

 試行錯誤のすえ、ようやく適当な位置に止まるポイントを見つけた。2種類つけたL字金具とビスの合計重量は15gほどだが、すべて支持棒の先端に配置できたので、テコの原理で軽くても充分効果的らしい。


 昨日の最終写真と比べると分かるが、赤い指標の上端が数ミリ下がり、ほぼ適正値を指している。(灯油業者は満タン以上に給油するのが常である)
 結果として、計算した浮力の1/3程度の重りで済んだが、重りをつける位置がかなり影響するようだ。支持棒やフロート自体の重さも関わってくるので、軽めの重りから順に微調整するしかない。

 満タン時の場合はこれでOKだが、問題は半分以下に減ったときの表示。かなり前に「支持棒を途中で折り曲げる」という手段で満タン時の指標を合わせたことがあるが、半分以下になると誤差が激しくなり、使えなかった苦い経験がある。
 今回は支持棒自体をいじってないので、理論的には油量が少ないときにも誤差は生じないはずだが、実際にどうなるかは来月末あたりまで分からない。

《2016.12.30 追記》
 その後1ヶ月を経て、油量計指標が半分ほどを指した。そこで給油口から重りをつけたヒモをタンク内に直接垂らし、油面を実測。その結果、ほぼ指標通りの残量であることが判明した。


 これにより、満タン時と半分に減ったときの両方で実量に近い表示が得られることを確認。写真ではヒモが灯油で濡れた範囲が分かりにくいので、金色のワイヤーひもでしばってある。