2016年11月13日日曜日

暖房ボイラ循環液水位

 早い冬の訪れで、17年ぶりに新しくした暖房ボイラ(温水ボイラ)がフル稼働中だが、まだ使い慣れていないせいか、調整に日々腐心している。

 リモコンはこれまで同様にタイマー付きのものを設置したが、時間設定が分単位で可能だった従来品と違って、1時間単位でしか設定できない。主に深夜にやっていた微小燃焼への自動切替えも不可能で、あまりに大雑把だが、他メーカーのリモコンは使えないので受け入れるしかない。

 タイマーはデフォルトの時間設定のほか、3つの時間帯が自由に設定できる。まだ手探り状態だが。いまのところ以下のような運転法をとっている。
朝7時に運転開始〜深夜0時に終了のタイマー運転が基本。
(0〜7時の間は完全オフ)

・先に起きた妻が「暑い」と判断した場合、その時点で手動による運転オフ。
 窓からの日射が強い場合がそれで、およそ9〜19時まで切る。
 再点火後はタイマー運転を継続し、0時に自動オフ。

・陽射しがなく、日中温度が低い場合は、そのままタイマー運転を継続。
 途中で陽が出てきた場合は、その時点でオフにすることもある。

 だいたいこんな感じで、自動運転は開始時と終了時のみだが、いまのところうまくいっている。陽射しが全くない場合の日合計運転時間は17時間、陽射しが強い場合は7時間ほどか。
 真冬になって外気温がさらに下がった場合は、朝の運転開始時間を早めるかもしれない。


 一時期困ったのが、ボイラの運転音。設置工事終了後の試運転では気にならなかったが、本格運転を開始したとたん、細い笛のような異音が断続的に混じるようになり、前蓋を開けてボイラの再リセットを試みたが、改善しない。
 対症療法として、高音の遮断に効果があるというプチプチ緩衝材をボイラ周囲に張ったり、ボイラの置いてあるユーテリティの引戸を閉めたりもしたが、根本解決には程遠い。

 不良品の疑いもあり、メーカーにクレームを入れようかとも考えたが、よく調べると循環液の水位が基準の上限値よりもかなり高く、これが原因かもしれない…、と疑った。
 設置時には上限と下限の中ほどあたりにあったが、後日現れた給湯ボイラの交換業者が、「これでは水位が低すぎる」と、上限まで追加したもの。もともと暖房ボイラを設置してくれた業者なので、信用していたが、以降から停止時の水位が上限を上回るようになり、異音がし始めた時期と一致する。
 物は試しと、床下にある予備ヘッダーのバルブを開けて液を200ccほど抜き取り、循環液水位を元の位置に下げた。すると、気のせいか、音は試運転時に戻った気がする。
 その後1週間ほど様子を見たが、なぜか循環液が冷えた状態でも、日によって水位は上がったり下がったりする。
(テープを貼った位置が当初の水位で、写真では1センチほど上がった状態)

 しかし、ともかくも音は気にならないレベルに戻った。今後も水位は要観察だが、循環液は基準より多すぎても少なすぎてもよくないらしい、というのが現時点での結論。

(循環液の補充調整は素人でも可能で、以前の機種は15年間自力でやった)
(半密閉式システムの場合、自然乾燥で減った循環液の定期補充は必須)
(コストは上がるが、密閉式システムの場合は循環液の補充は不要)