2016年2月2日火曜日

春待ちキツネ

 朝起きたら、居間南窓の前の雪が掘り起こされた痕跡がある。今年の積雪深は現状で50センチ弱だが、深く細く掘り起こした穴は、土まで到達している。道路から穴までには、小動物の足あとも残っている。たぶんキツネだ。
 以前にも長い冬の終わりころに、同じようなことがあった。エサが少なくなったキタキツネが、深い雪の下で同じように春を待つドブネズミの気配を嗅ぎつけ、雪を掘り起こして仕留めようというのだ。


 野中の一軒家なので、近くの土手にはキタキツネの営巣地があり、周辺空き地にはドブネズミも多数生息。夏場はノラネコが適当に退治してくれるが、冬場はキタキツネが主役。

 ムロの食料や庭木、そして花の球根など、ドブネズミには多くの被害を受けているので、基本的には歓迎する。しかし、昨秋に埋めたチューリップの球根が少し心配だ。掘られた穴の少し左側に埋めてあるが、ネズミに食べられてはいないか…。