2016年2月8日月曜日

仮想環境でWindows10

 VirtualBoxの仮想環境で動かしていたWindows7が、どうやらWindows10に無償アップグレードできるらしい、という情報を得た。具体的な手法を解説しているサイトに習い、さっそくやってみた。
 しかし、なぜかうまくいかない。作業が始まったとたんに本体のMac-miniが2度にわたって落ちてしまう、という不測の事態にも見舞われた。

 一時はアップグレードそのものを諦めかけた。Windowsは仮想環境でネット遮断して動かしてるXPで充分事足りているので、Windows10を動かす緊急性はいまのところない。
 しかし、過去にもOS等のアップグレードを怠って、何度か痛い目に合っている。たとえばVirtualBoxでのXPが、今後動かなくなる可能性もゼロではない。


 さらなる情報収集をすると、Windows10にはHDの残容量が16G以上必要らしい。(32ビット版)容量を少なめに設定してあったWin7からの直接アップグレードが失敗した理由はおそらくこれで、あとから増やすのはかなりの難作業。いっそゼロから新規インストールするのが面倒がない。
2016年7月末までWindows10のプロダクトキーは、Win7〜8.1のキーが無償でそのまま使用可」ということらしく、いまならまだ間に合う。
 まずはMacで実行イメージファイルをダウンロードし、VirtualBoxにWindows10の仮想環境を新たに構築することにした。(VirtualBoxはVer5が必要)
 対象ファイルは約3G(32ビット版)もあったが、貧弱なADSL12M環境でも2時間ちょうどでダウンロードできた。ファイルの置いてあるアメリカが深夜となる日本時間17〜19時に試みたのが正解だったか。

 手法が画像つきで詳しくふれてあるサイトを参考に作業。仮想HD容量は64Gに設定した。スイスイ進んで、Win7のプロダクトキーも確かに認証された。1時間半ほどで見慣れないWindows10の初期画面に到達。


 Win7と比べて操作方法がかなり変わっていたが、いじくり回すうちに、次第にこなれてきた。Macと同じで、OSの基本的なGUIに大きな変化はない。要は慣れだ。
 全体的な操作性はWin7より向上したかもしれない。必要なアプリも普通に動く。古いアプリでも最新OSで支障なく使えるというのは、Windowsの優れた特質と思える。Macにこんな融通性はない。
 しかし、起動は相変わらず遅い。起動のたびにログイン画面が出てパスワード入力を迫るが、私の環境では不要な操作。回避するよう設定を変えた。

 あくまでVirtualBoxの仮想環境下だが、各OSの起動時間とシャットダウン時間は以下の通り。(いずれも操作が可能になるまでの時間)

・WindowsXP:起動50秒〜終了19秒
・Windows 7:起動1分25秒〜終了1分15秒
・Windows10:起動1分40秒〜終了23秒

 サクサク感でXPに勝るWin-OSは未だ現れず、というのが率直な印象。いちおう権利は確保したので、ひとまずの安心感はあるが。