日を改めてCT検査などの転移検査を行い、また別の日に内視鏡による再発検査を行う。(CT検査等と内視鏡検査は同じ日にはできない)
つまり、計3度病院に行く必要があり、診断のためとはいえ、非常に煩わしくて手間がかかるものだった。
術後2年余りが経過した今年は、血液採取等と転移検査とを同じ日に行い、行く回数を2回に減らすよう取り計らってくれた。ありがたい。
今回から転移検査はCTスキャンではなく、エコー検査に変わった。手術後の血液検査で、肝機能指標であるγ-GTPの値が高めで推移していて、酒量を極力減らすよう、検診のたびに指摘されている。
仮に転移するとすれば、最も危険性が高いのが肝臓ガン、と主治医はにらんでいるように思われた。
CTスキャンやレントゲン撮影に比べて、エコー検査には放射線被爆のリスクが全くない。最近は検査そのものが進歩していて、初期の肝臓ガンはもちろん、胆嚢、腎臓、膵臓、膀胱、前立腺、胃、腸などの異常も分かるとか。
肺の異常までは分からないようだが、患者としては最も危険性の高い部位を集中的に調べてもらうのが安心できる。
予約時間は10時だったが、呼ばれたのは2時間後。いつものことなので、持参の本で時間をつぶす。その後はトントンと進んで、エコー検査はわずか10分程度で終わった。
1階の会計で内視鏡検査用の薬や検査食をもらい、カード決済で治療費6,368円の支払いを済ませて帰ろうとしたら、ロビーの一角に無料Wi-Fiの案内看板を発見。2年前の入院時にはなかったが、いつの間に?
たまたま電子書籍用に中華タブレットを持参していたので、特に必要はなかったが、起動させてつないでみた。
Wi-Fiスポット一覧に病院名が見つかり、タップするとメルアド入力やパスワードなしで、あっさりつながった。そのままエスカレーターで3階の消化器内科待合室まで行ってみたが、接続は切れなかった。どうやら病院内の全域で、無料Wi-Fiが無制限で使えるらしい。
入院時は退屈きわまりないが、ネットが常時使えるとなると、時間つぶしには絶好。病院にこそ無料Wi-Fiが備わっていて欲しかったが、ようやく実現しつつあるらしい。
だからまた入院、というのは勘弁願いたいが。