連続した「お接待」の疲れも少しはあったかもしれないが、キャンセルは避けたかったので、薬とショウガ湯を飲んで早めに床についた。
一夜明けて症状は収まっていたが、外が今年一番の寒さ。近隣のアメダスでは最低気温がマイナス16.4度を記録した。大寒波が日本列島を襲っていて、南の島でも記録破りの雪が降ったらしい。
何とか歌えそうだったので、厚手のセーターとインナータイツで武装。背中にはホッカイロを貼って出かけた。
この日は3組の共演で、広場への到着順に従って、私の出番は2番目。14時40分から歌い始め、およそ25分で8曲を歌った。
「カントリー・ロード」「時代」「いとしのエリー(リクエスト)」「涙そうそう」「仰げば尊し」「さくら(直太朗)」「なごり雪」「サボテンの花」
厳寒で時折激しく雪が降るという悪天候にも関わらず、人通りはそれなり。このところチカホでの集客には慢性的な頭打ち感があるが、1番目に演ったジャグラーの方が抜群の集客で、(もしや…)と淡い期待を抱かせた。
しかし、いざ歌い始めると立ち止まる人はごくわずか。以前は多くの人を集めた実績あるセットリストをなぞったにも関わらず、拍子抜けの手応えだった。
それでも聴いてくれる人がゼロという時間帯はなく、リクエストもいただいたので、よしとすべきかもしれない。
この日はマイク前3メートルくらいの近い位置に持参したロープを床に置き、暗黙のステージ境界線にしてみた。立ち止まってくれた方は大半がロープ近くまできてくれたので、ある程度の効果はあった。
リクエスト用紙スタンドはロープの端に置き、これまた近寄ってくれることを期待したが、従来通り地下通りと広場の境界ぎりぎりの位置に置くほうが、集客全体としては勝っていたかもしれない。
さらに今回は「今日のお勧め」なしで演ってみたが、これに関しては評価がはっきりしない。リクエストスタンドを従来の位置に置き直し、再度試してみるべきか。
喉を含めた体調がいまひとつだったので、今回はワンステージのみで撤収。それでも家に戻ってから睡魔に襲われ、居間のベンチでしばしうたた寝してしまった。やはり疲れは相当溜まっていたようだ。