2016年1月28日木曜日

路上ライブ機材の簡素化

 路上ライブ用機材の簡素化を考えている。PA関連はいまのところ変えようがないが、パフォーマンス用看板やCD陳列棚、投げ銭箱などは、実情に合わせて改良の余地がありそうだ。
 チカチカパフォーマンスのように屋内でやる場合と、完全な屋外でやる場合とでは、機材を微妙に変えてきた。主に雨風対策があるかないかの違いだが、その都度調整するのも、けっこう面倒なこと。できれば全て同じ体勢で演りたい。
 パフォーマンス用看板はA4サイズ2枚をつなげたものをキャリーカートかPA用三脚にセットして長く使ってきたが、ガード板を兼ねて電子譜面に常時セットしてあるA5サイズほどの小型版1枚でいいような気がしてきた。
 内側に畳んであるのを引き出すだけなので、セットが瞬時。介護施設系では常用している。文字サイズは小さいが、歌い手の勝負は歌そのもの。名前が知りたい人は、近寄って確かめにくるのではないか?


 投げ銭箱は、空き缶→専用の手製紙箱→PAを運ぶ布カバン、と変遷してきたが、一度も試してないのがギターケース。なぜなら、私が普段使うのはいわゆるギグバックで、蓋を開けたまま床に置くことができない。
 しかし、「投げ銭はギターケース」という概念は、どうも世界中で通用する気がする。10年くらい前に初めて投げ銭を貰ったのは台湾の観光客からだったが、知らぬ間に離れた場所に置いてあったギターケース(当時はハードケース)に入れられていた。

 ハードケースは持っているが、重いので特に移動距離が長い場合、あまり使いたくない。何とか柔らかいギグバックを使う手段はないか、ずっと考えていたが、半分しか開かないケースの中央に、突っ張り棒を入れることを思いつく。
 30センチくらいの細い棒で試すと、なかなか具合がいい。ハードケースのように大きく開かないその分、雨や風に強く、撤収も早いという利点がある。
 棒だけでは愛想がないので、「傾聴感謝」「Thanks for listening」「傾耳感謝」と、立ち止まって聴いてくれた方へのメッセージを3ヶ国語で記し、A5サイズに印刷してビス止めする。
 オリジナルCDの陳列棚は譜面台の下半分にぶら下げたり、キャリーカートの上に置いたりしてきたが、投げ銭箱と関連性が深いので、並べて置くのが理想かもしれない。

 CDの説明ポップもついでに作り直し、実際にマイクスタンド前にセットしてみたが、これまでよりアピール度は高い気がする。
 屋内屋外を選ばず、こじんまりと素早くセットし、素早く撤収が可能なはず。チャンスがあれば、次回試す。