2016年1月19日火曜日

不整脈にカモミール

 年が変わってから、しばらく小康を保っていた不整脈の症状が再び出てきた。昨年後半のライブの嵐や仕事、そして旅行等々の多忙なスケジュールを無事に乗り切ったことで、心身のタガが緩んでしまったのだろうか。

 過去にも冬になると決まって不整脈の症状が現れ、暖かくなると消えてしまうという傾向があった。心臓そのものには何ら問題ないことが過去3度にわたる精密検査で分かっているので、どうやら「冬季うつ病」と関連があるように思える。
 不整脈の要因がストレスであると医者も断言していて、冬になると日射量減少と寒さとでウツ傾向が強まり、症状が顕著になる、という図式だ。好きなように生きているつもりでも、些細なことでストレスは高まる。それが人の悲しい定めか。


 特に深夜布団に入った直後や明け方の症状がひどく、眠りが浅くなるので、ついには医者から処方された抗不安薬「ワイパックス」を1年ぶりに飲むことにした。

 ワイパックスは2年前の精密検査時に循環器内科で10日分30錠を処方された。症状がひどくなるたびに飲んでいたが、まだ8錠残っている。薬が身体に合っているのか、1錠飲むと症状は収まるが、1日経つとまた出る場合も多く、たいていは3錠くらいを繰り返し飲み続ける。
 今回は計4錠を飲んだが、どうもすっきりしない。「飲むと収まる」→「やめるとぶり返す」を延々繰り返す感じで、残り少なくなったワイパックスを再びもらいに行くことも考え始めた。
 代替品を調べてみたが、以前に飲んでいた救心も含めて、市販薬には不安がある。かといって、いまのところ効いているワイパックスも依存性があるとかで、いずれ1錠では効かなくなる可能性もある。


 あれこれ調べるうち、ときどきハーブティとして飲んでいるカモミールが不整脈にも効くのでは?と思いついた。ネットで調べてみると、「効果あり」との情報をいくつか発見。試しに普段の倍の量を半分の水で煮詰め、5分間蒸して濃い溶液を抽出した。
 そのまま寝しなに飲んでみると、苦いのなんの。(> <) まさに「良薬口に苦し」である。量が普段の倍で濃度も倍なので、やむを得ない。あまりに苦いので、カルピスの「ほっとしょうが」を少し足したが、それでも苦い。
 さほど期待してなかったが、その夜と明け方には不整脈の症状は全く現れず、安眠できた。ワイパックスと同じ効果で、念のため翌日も少し量を減らして飲んだが、2日続けて症状は出なかった。明らかに効き目がある。
 無農薬有機農法で育てたカモミールの在庫は充分にあるので、しばらくはこれで凌いでみたい。ハーブなので常用性は低い気がするし、タダで手に入るのが何よりの魅力。やり方は以下の通り。
ハーブティでも飲み過ぎは習慣性が強くなる、との情報もあり)

1)乾燥ジャーマンカモミールの花8〜10個をヤカンに入れ、100ccの水で1〜2分煮詰める。
2)火を止めて蓋をしたまま5分程度蒸す。(弱火で熱したままでも可)
3)好みによって、カルピスなどを加えて飲む。


《2016.1.28 追記》
 その後5日間継続して服用し、症状が収まったので服用をやめた。その後5日を経ても、大きな変化はない。予防として、今後5日に1度くらいのペースで飲むつもりでいる。

《2016.4.28 追記》
 上記手法により、3〜4日に1度くらいのペースで飲んでいるが、その後症状は安定している。同じストレスが要因と思われる肋間神経痛の症状も同時に収まった。
 ただ、ずっと飲まずにいると、やはりぶり返す。いまのところカモミールで完全治癒というわけにはいかないが、抗不安薬の代用には十分なっている。