2015年6月6日土曜日

アートの価値

 長い嵐がようやく去り、午後から陽も差してきた。牛乳が切れているので、自転車で買いに出たが、3.5キロ離れたトライアルまで行くつもりが、あまりの強風で途中リタイヤ。少し高いが、無理せずに手近のスーパーで済ませてしまった。

 買物コースの途中にある五戸の森公園ではエゾノヨロイグサの白い花が見頃だったが、ここ数日の暴風雨で何百本もある群落の大半が根元から折れたり曲がったりして、真っすぐ立っている花はごく数えるほど。
 夏の訪れを告げる野の花だが、強風には勝てなかったようだ。こんなことは、この15年で初めてのような気がする。


 帰宅後、昨日に引き続いて「政和アートFes」に出品するための「段ボールコラージュ」の作業をやる。昨日はネコのコラージュを1枚仕上げ、今日はオリジナルCD用に作った故郷の田園風景をモチーフにした作品をリメイクした。

 CDを作った際の原画は保存してあるが、21×21センチで、今回公募の規格外。デザインはそのままに13×13センチに新しく作り直したが、かなりの手間で、数時間を費やす。
 苦労のかいあって、これが原画を凌ぐほどの出来栄え。価格をつける場合は創作者の判断でと決まっているが、100円、300円、500円、1000円の四択。
「このコラージュ、値段をつけるとしたらいくら?」と妻に問うと、即座に「1000円!」との応えが帰ってきた。「自分で作れなくて欲しい人にとっては、それくらいの価値があると思う」と。なるほど。

 自分としては100円か300円か迷っていたのだが、その言葉に勇気を得て、ワンランク上げの500円にしようかと思案中。