テーマは「使わなくなったもの」を主に素材とした未発表のアート作品で、応募した2作品のうち、壊れたBSアンテナを使ったカエルのオブジェ「パラボラけろすけ」が一次選考にノミネート。しかし最終選考7点と審査員特別賞4点のいずれにも残れず、あえなく落選となった。
もうひとつの作品、廃棄CDメディアを使った「CDモビール」は、一次選考にもノミネートされなかった。
もし入るとすれば「パラボラけろすけ」が有力か?と期待していただけに、ちょっと残念な結果である。入選すれば最低でも賞金10万円、審査員特別賞でも3万円がもらえただけに、そっちでも残念。
時間が足らず、両作品ともかなり前に作って家に飾ってあったものをそのまま応募した。応募総数159点、一般の部に限ると129点で、入選と審査員特別賞の合計11点に残るには、12倍という狭き門だった。
詳しくは調べてないが、過去にかなりの確率で入選していた「札幌国際デザイン賞」と同等以上の倍率ではないだろうか。(グランプリ賞金はどちらも100万円)
《作品コンセプト》
ガーデニングブームの昨今、単に市販品のグッズを買って庭に並べるのではなく、廃棄品を使って「世界にひとつだけ」のグッズを作って庭に置けば、ガーデニングライフはより個性的で楽しいものになるでしょう。
そんな意図から、落雷によって壊れてしまったBSアンテナを使い、カエルグッズを作ってみました。本体には油性塗料を塗り、全て風雨に耐える素材を使っています。
《アピールポイント》
BSアンテナ背面のリブを利用し、木材の端材でスタンドをつけたので、外の庭はもちろん、ウッドデッキや室内にも自在に移動可能。玄関前に置けば、可愛いいモニュメントにもなります。
目玉と口の部分は動くので、怒ったり笑ったり悲しんだりと、その日の気分で自由に表情を変えることもできます。遊び心満載の作品。
事務局からは「残念賞」としてリサイクルノートが送られてきたが、このコンペ、来年以降も継続するらしい。
今回の敗因は準備不足、11年のブランクなどいろいろ考えられるが、イメージの直感力が劣化してきたせいもあるかもしれない。(あまり考えたくないが…)
これまでデザインに限らず、文学系、音楽系など、いろいろなジャンルでコンペやオーディションへの飽くなき挑戦を続けてきて、それなりに結果も残している。
来年のコンペまではまだ時間があるので、いいアイデアが閃いたら、こりずにまた挑戦するかもしれない。
コンペやオーディションは、間違いなく自分を成長させくれる。これぞ我が人生なり。