2015年6月25日木曜日

ご近所花めぐり

 月末には少し早いが、来月分の食費を下ろしに郵便局に行くついでに、いまが盛りの近所の花スポットを探索した。

 まずは同じ町内にあるハナミズキと思しき木。我が家と同時期に新築されたお宅だが、入居時に植えた木が16年のうちに見事な花を毎年咲かせるようになった。
 たまたま玄関先にいた奥さんと立ち話。出入りの植木屋さんがサービスで植えてくれたそうで、何の木かずっと分からなかったという。
 ハナミズキは東北が北限で、北海道では育たない、と断言するサイトもある。やや自信がないが、この辺ではあまり見かけないので、(ぜひハナミズキであって欲しい)と願う。
(その後の調べで、「源平ヤマボウシ」であることが判明)


 歩道には花の終えたアカシア(正確にはニセアカシア)の白い花びらが、ジュウタンのように広がっている。札幌の歌に多く歌われているアカシアが咲くと、ビールが美味しく飲める、といつかどこかで聞いたが。
 たまに行く歯科医院の玄関先では、真っ赤なバラがこぼれるように咲き誇っていた。


 地区センター横の広い空地では、名前の知らない紫の野草が可憐に咲いている。一株抜いて我が家の庭に植えようかと一瞬思ったが、やはり野に置けレンゲ草。


 駅前通の広い歩道横には、ていねいに手入れされた花壇が広がっている。その片隅に、ピンクのかすみ草らしき群れが。
 かすみ草は白と決め込んでいたが、ピンクとは珍しい。そもそも花屋の店先以外で、地植えのかすみ草を見るのは初めてだ。

 かすみ草の横には、紫のボールのようなアリウム(ギガンチウム)の花が、そろそろ終わりかけ。毎年この時期に同じ場所で咲くので、多年草であろう。
 調べてみたらネギの仲間で、秋植え球根。耐寒性が強く、難易度も低いらしいので、我が家でもやってみる価値はありそう。


 花めぐりのラストは、同じ歩道横の花壇にあるデルフィニウムの一群。ブルーの濃淡が美しく、以前に我が家でも育てたことがあったが、数年で消えてしまった。
 寒冷地むきの花と聞くが、相当こまめに手入れしないと、育てるのは難しそう。手抜き園芸の私には向いてそうになく、上手に育てている家の庭先を通りすがりに眺めて、楽しませていただこう。