2014年1月6日月曜日

床置きPA

 今年になってPA関連で試していることがある。手持ちの交流専用のローランドCM-30を床に直置きすることだ。

 きっかけは昨年最後のチカチカパフォーマンスでご一緒したミチカムさん持参のPA。同じローランドのCUBE Streetだが、これをキャリーカートの上に置いて移動させながら使っていた。ほぼ床に近い位置だが、音も安定していて聴きやすかった。
 新たな投資はできないので、手持ちのCM-30を同様に床置き仕様で使えないか?と考えた。キャリーカートはCD販売用に使っているので、現在マイクスタンドの下半分を使って設置しているCM-30を、そのまま床置きしてみようと考えた。


 問題はスピーカーの角度。CUBE Streetは床置き用に設計されているので、スピーカー部が斜め上を向いている。通りを往く人々に聴こえやすくするためと思われるが、CM-30をそのまま置くと、スピーカー部は鉛直である。
 下部中央にマイクスタンド取付け用の3/8インチネジ穴があるので、工具箱を漁って見つけた同じサイズのネジを設置。すると、いい具合に角度がつく。ネジ長さが35ミリしかなく、板などで調整しつつ試すと、約60ミリあれば角度がちょうど60度に傾き、離れた位置からでも音が聴きやすいことが分かった。
 保存してあったコルク栓を加工してテープで固定。これで長さがピッタリ合う。PAを床に直置きした場合に問題があるかどうか、調べてもよく分からない。少なくとも、固い床で聴き手との距離が比較的遠い場所、つまりはチカチカパフォーマンスのような環境では、使えそうな感じがする。
 これでCM-30が使えるなら、設置用マイクスタンド1.5Kgが不要となり、応用範囲がかなり広がる。CM-30の安定した音、仮に交流バッテリ4Kgを持参したとしても、やはり捨てがたいのである。