2014年1月27日月曜日

ターニングチカチカ

 今月3度目のチカチカパフォーマンスに参加。出掛けにちょっともたついてしまい、会場の北4条広場に着いたのが14時10分。すでに開始時刻を過ぎている。急ぎ準備し、14時19分から歌い始めた。
 前々回からPAを床に置くようスタイルを変更したのに伴い、この日は看板やCDの陳列方法などを大幅に変えた。
 PAの下に吊るしていた看板は、始めた頃のように譜面台に吊るしていたが、いまいちスッキリしない。そこでキャリーカートの取手上端から吊るすようにし、CD陳列棚と一体化させて聴き手から見やすくした。

 これまでキャリーカートに止めたパイプ上端に空缶を取り付け、案内状とコイン入れにしていたが、これをスッパリやめ、案内状はCD陳列棚の手前に置き、予備のCDとお釣り用コインは、キャリーカート背面の布袋(マイクスタンド運搬用)に収納。
 CDの売上げ金を入れる箱は、別に折畳式の専用箱をダンボールで自作し、マイク前の目立つ位置に置く。
 第1ステージはオーソドックスな昭和歌謡が中心。およそ30分で以下の9曲を歌った。

「時の過ぎゆくままに」「池上線」「恋のしずく」「白い想い出」「つぐない」「男と女のお話」「抱きしめて(オリジナル)」「グッドナイト・ベイビー」「まつり」


 この日はそう人通りは多くなかったが、2曲目くらいから立ち止まってくれる方が出始め、曲を重ねるごとにじわじわと増えた。
 それに比例してオリジナルCDが飛ぶように売れ、500円のCDに対し「お釣りはいりません」という方が続出。床に置いた作りたてのダンボール箱は、たちまち千円札であふれた。

 うれしかったのは、オリジナルの「抱きしめて」で、人がどんどん増え始めたこと。「いまの歌、このCDに入ってます?」と確かめて買ってくれた方が多数いた。
 ラストまで聴き手は途切れず、およそ30名ほど。持参したCDは在庫が少なくなり、1ステージだけであっさりと過去の売上げを更新した。
 ストリートでは初めて歌った「恋のしずく」「まつり」は、どちらも受けた。介護施設でしか歌ってない曲を、もっとストリートで歌ってみるべきだと思った。
 途中で会場に現れた弥勒さんとバトンタッチ。寒さ対策でこの日もタイツをはいてきたが、それでも寒い。持参した携帯カイロを急きょ腰に貼り付ける。
 休憩をはさんで、15時45分から第2ステージを始める。フォークを切り口に、およそ30分で8曲を歌った。

「季節の中で」「神田川」「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」「風」「サボテンの花」「風来坊」「サクラ咲く(オリジナル)」「傘がない」

 毎度のことだが、中高年が帰宅を急ぎ始める夕方の時刻は、私にとっては厳しい時間帯である。第1ステージに比べて聴き手は半減したが、比較的若い世代にも受けがいいフォークを歌ったこともあって、まずまずの集客。
 ラストの「傘がない」は久しぶりに歌ったが、かなりの人が集まってくれた。さすがにこの曲は強い。
 どのステージでも同じ傾向があるが、人が集まり始めるのは、概ね3曲目あたりから。1~2曲目は開始を周囲にアピールする「捨て曲」と思って歌い始めるのが無難である。4~5曲目あたりに自分の得意曲を並べ、ラスト前にオリジナルを歌い、最も強くて盛り上がりそうな曲でラストを締める。
 最近はこのパターンで全体を構成することが多く、この日もその例外ではなかった。新しいセッティングもうまく機能し、当面はこの方向でやっていける自信がついた。今後のチカチカパフォーマンスの方向性を決める、ターニングポイントとなる日であったかもしれない。