3日前の記録的な大盛況が、果たして一時的なフロックであったのか否か?を確かめたかったのがひとつ。2月は雪まつり系イベントで会場枠の割当てが少なく、当分パフォーマンスがやれないこと。さらには、ストレス度が最も少なくすむチカチカパフォーマンス自体を、今年の弾き語り活動の中心軸に据えたいことなど、もろもろの事情が背景にあった。
この日も会場は北4条広場。3組の共演で持ち時間があまりなく、時間枠を有効に使いたい。ロスを少なくするべく、普段よりもかなり早く家を出た。
4月上旬の暖かい陽気で、雪はどんどん解け、道路は乾いている。13時40分には会場入りしたが、まだ誰も来ていない。すぐに準備し、余裕を持ってスタンバイした。
14時ぴったりに歌い始め、およそ30分で以下の9曲を歌う。
「ジョニィへの伝言」「もしもピアノが弾けたなら」「恋のしずく」「花の首飾り」「男と女のお話」「抱きしめて(オリジナル)」「青春時代」「まつり」「熱き心に」
この日も第1ステージは最も受けが良い昭和歌謡でまとめた。当初の予定では「青春時代」で終わるつもりが、次のパフォーマーが会場に現れないので、自己判断で2曲を追加。この追加分を含めたラスト3曲で大いに盛り上がったので、いい判断だったと思う。
全体としては3日前よりも集客は減ったが、売上げ自体に大きな変化はない。やはりこの方向性で間違いはないと自信を持った。
(あとでまとめてみたら、過去2番目の売上げ記録。つまりは、3日前に次ぐ数値であった)
ひとつだけミスったのは、ギターの音がPAから出なかったこと。1曲目を終えて気づいたが、原因が分からない。シールドケーブルの断線と思い込み、あきらめて生ギターに徹した。
持参したオベーションはヤマハよりも生音が劣ると思っていたが、音はそれなり。大きなハンデには結果としてならなかった。怪我の功名というヤツか。
相次いで現れたジャグラーの方に場を譲り、休憩中にギターのケーブルを調べる。すると、ジャックのRとLを逆に挿していた。モノクロ音源なのでLのジャックに入れるべきで、ちゃんとテープでマーキングもしてある。なのに間違えた。
記念すべき第1回のチカチカパフォーマンスでも似たような間違いをしでかしたが、またやってしまった。
(帰宅後、あまり使わないRの端子にテープで蓋をした)
(帰宅後、あまり使わないRの端子にテープで蓋をした)
2人のジャグラーのパフォーマンスをはさみ、15時45分から第2ステージ開始。前回はここにフォークを持ってきたが、今回はマニアックなシャンソン系の曲で構成した。ぜひとも歌ってみたい気分だったのだ。
およそ25分で7曲を歌う。
「ろくでなし」「バラ色の人生」「冬よ来い(オリジナル)」「わかっているよ」「雪が降る」「夕凪ワルツ(オリジナル作詞)」「Godfather 愛のテーマ」
いつものことだが、前半に比べて集客も売上げも激減した。このジャンルは、あきらかにフォークよりも反応が劣る。まあ、後半はいつもこんな感じなので、自分の好きな歌を通りを吹く風のようになって歌う、という気持ちで演るなら、このやり方でよい。
しかし一方で、前半なみの集客や売上げを期待するなら、ここでも昭和歌謡で臨むべきではないか?とも思う。曲目を大幅入替えすれば、気分も変わる。
後半のステージをある種の「捨てステージ」のように捉えるのか、はたまた貪欲に集客や売上げを追求してゆくべきか、もう少し試行錯誤してみたいが、今後悩ましき選択になりそうな気配。