あわてて雪をこいで外から確かめると、危険値(設計値)1メートルに限りなく近い。昨年12月にもやったばかりだが、2度目の雪下ろしをせざるを得ない状況だった。
明け方までかかって仕事を納めた直後で、疲れてはいたが、妻の帰りを待って作業に取りかかる。わずか3メートルほどの屋根でも、落ち方によっては死ぬ。今年も多数の方が雪下ろしで命を落としている。妻がいる時に作業をするのは、万一を考えてのこと。
雪はサラサラだが、最深部では80センチほどあった。近隣のアメダス記録では20センチしか降っていないが、自宅から3キロほど都心寄りにある最も近い土木センターの記録を調べると、一晩で概算値35センチほど積もっている。
どうやら自宅周辺だけが集中的に降ったらしい。写真の灯油タンクの雪は除雪したばかりだが、一夜でこんなに積もった。外壁のビスの間隔(45.5センチ)から推測して、40センチ近くは吹き溜まった証拠である。
時計を見るとちょうど1時間が経過している。連日の仕事と雪かきで腰が悲鳴をあげているが、まだ玄関前の除雪が手つかず。一服もせずに、そのまま作業を続けた。
さすがに今日は今冬2度目の電動除雪機を使った。こちらは30分ほどで終了。家に戻って溜まっている8件分の修正仕事のうち、まず急ぎの4件分を順に片づける。
ウッドデッキの積雪も1メートル近くに迫っていて、居間に面するテラス窓が半分ほど塞がった。しかし、あれこれ忙しいので、そこまで手が回らない。長い長い冬は、まだまだ続く。