ライブの数が多くなればなるほど「行ってみなければ分からない」という会場が増えてくるのは、ある程度やむを得ないのかもしれない。
実戦で使っている2台のギターはどちらもエレアコで、ケーブルをPAにつないで音を増幅するのが基本。会場にライン入力端子の用意がなければ、ギターの音をマイクで拾うしかない。
どの会場でもマイクは複数あるので一応は問題ないが、エレアコの音は内蔵のピックアップからケーブルで直接PAにつなぐのが本来の姿。それを無理にマイクで拾うのでは、音に不満が残ってしまうのだ。
いろいろ悩んで、この「行ってみるまで分からない」あるいは「ライン入力端子は当面存在しない」会場対策として、アンプなしの生音でもそれなりに鳴るエレアコを、年末にまず買った。さらに今回、会場に確実にあるマイクのXLR端子をエレアコ用のPhone端子に変換するアダプターを購入した。
この種のアダプターの存在は、長崎のいちろうさんからの情報で知った。ケーブルのついている製品もあるが、買ったのはシンプルで安価な単体タイプ。
さっそく手持ちのエレアコにつないで弾いてみたが、どちらも本体に直結して普通に使える。音にも問題はなく、小型なので移動の邪魔にもならない。手持ち予備マイクのケーブルにつないで、非常時のシールドケーブルとしても使えそうだ。
今回買った品はアマゾンで送料込みで554円。マイクケーブルをつなぎ換えるには、XLR端子側はオス(M)タイプが必須。
Phone端子側は直結にこだわらなければ、メス(F)タイプでも構わない。ただしこの場合はシールドケーブルが別に必要となる。