2013年1月17日木曜日

吟遊パジャドール

 相変わらずデザイン系の仕事に追われる日々で、すでに納めた分の修正も戻ってきた。いまやっている分を明け方までにやり終え、明日からはその修正にとりかかる予定。
 今朝はさすがに布団の中で疲れを感じた。このところの風邪っぽい症状は、懸命の調整でどうにか治まった模様。下旬からライブがまた始まるので、喉を含めた体調管理が必須である。

 昼食にはウドンを作った。ウドン玉は冷凍の物をいつも使う。傷みやすい竹輪は冷凍保存しておいた物を1本だけ解凍して使用。乾燥エビも入れた。風邪予防にと、ネギを多めに投入。
 最近は流れ作業で短時間に作れるようになった。うまい。


「パジャドール」という言葉を最近知った。「菊地さんは、まるでパジャドールのようだ」と、ストリートライブで知り合った方から指摘された。
 ウィキペディアによれば、パジャドールとは19世紀後半ごろの南米で、ギターと歌で即興的な歌を披露した人、つまりは吟遊詩人のことだとか。「人生の喜び、悲しみを歌う」という部分がシャンソンによく似ている。
 しかし、歴史に残ったのがシャンソンであり、同じ南米ではフォルクローレであったのはなぜだろう。楽器がギターに特化しているのは、確かに私のスタイルと共通する。シャンソン系の歌を好んで路上で歌うスタイルも同じ。「似ている」と言われるのもうなずける。
 決定的に違うのは、パジャドールが即興歌を旨としていたところ。古い歌を中心に、時折オリジナルを交える私の構成法は、やはりシャンソンのスタイルに近い。

 いずれにしても、そのマイナーなイメージが逆にへそ曲がりな私の気を惹く。今後は「パジャドール菊地」をキャッチコピーにしようか。