写真のように、玄関前の通路は途中で除雪をやめてしまい、完全に雪をどかしているのは、車の正面の幅2メートルほど。(ちなみに、左右の柱間は3.9メートルある)車はギリギリ前面道路には出られるが、人は車の横を斜めにすり抜けて迂回しなくてはならない。
まあ、それでも最低限の行き来はできる。半島のように左右から雪が付き出しているので、除雪車が玄関前に大量に置いてゆく雪が最小限で済む、という効用もある。
近所の家々を見ても、空き家以外でこんな除雪状態の家は他にない。雪かきに極度にこだわるのが北海道人の特質だと思っているが、除雪に使うエネルギーと時間は最低限にとどめ、余った分はもっぱら別のことに使う主義。
東京で生まれ育った妻は除雪や雪下ろしには一切関わらないので、これで充分ですと文句は言わない。やっぱり変わり者夫婦である。
最近ずっと打ち込んでいる「暗くて退廃的な歌」を耳にした妻、「もしかしてそれを老人ホームで歌う気?」と、確かめてきた。
明日は介護施設系ライブの日であることを知ってのことだが、まさか老人ホームで「いいじゃないのぉ~、シアワセならば~」とか、「コイビ~トにぃ、振られ~たのぉ」と歌うわけにはゆかぬ。
ストリートで歌うことさえ、まだ決めかねている状況だが、確実に受ける曲を後半に抱きあわせて歌う「アメとムチ作戦」ならいけそうな気もしてきた。
もう少し悩んでみよう。といいつつ、今日も熱心に練習はした。雪かきよりも、まずは歌である。