2013年1月16日水曜日

夢を持ち続けよ

 75歳の女性が芥川賞に輝いた。最初に聞いたときは、一瞬ジョークかと疑ったほど。全くの無名で、これまで大きな文学賞に応募することもなく、何十年もひっそりと、ひたすら自分にむかって書き続けてきたとか。
 勇気づけられるニュースだ。60歳近くになってから日本地図を作ろうと思い立ち、それを実現させた伊能忠敬にも通ずるが、人生死ぬまで夢を持ち続けよ、というお手本と啓示のように思える。


 文学や歌で人に並び、そして先んずるには、年をとればとるほど不利であるというのがこれまでの定説で、私もそんな事象を身辺でしばしば実感していた。しかし、そんな考えは誤りで、もはや古い価値観といえる。
 年を重ねてみて初めて見えてくるものが必ずあるはずで、それを感じ取って表現すればよい。思いを新たに歌い、そして書き綴ることにしよう。


《本日の練習曲》
「異邦人」「イエスタディ」「恋心」「もっと(オリジナル)」他10数曲

 明日をめざして今日も粛々と練習に励む。要は目立たない日々の積み重ねである。