2012年9月23日日曜日

1960年

「1960年(昭和35年)を境に歌の世界観がガラリ変わる」と先日のブログでふれたが、あくまで私個人の漠然とした印象だったので、その後具体的な検証を試みた。すると、問題の1960年には、以下のような出来事が起こっていた。

・日米安保条約締結
・42か月間続いた岩戸景気の最盛期
・国鉄の三等が廃止
・東京都内の電話局番が3桁に
・カラーテレビ本放送開始
・流行語「家つき、カーつき、ババア抜き」
・ベストセラー「性生活の知恵」
・大洋ホエールズ、前年最下位からの優勝
 もはや解説無用で、戦後15年を経て、文化政治経済のあらゆる面で大きな転換期を迎えた年だったのだ。企業の業績は面白いように伸び、相対的に給料もドンドン上がり、暮らしは豊かになり、欲望も増え続けた。
 こうした世情のもとで歌の世界観が激変したのも無理からぬことで、やはりこの年を懐メロと昭和歌謡の境界線と捉える考えは、的を射たものではないか。

 まだ検証してないが、もしかすると昭和の終る1988年前後にも、何かしらの社会変動があるのかもしれない。昭和歌謡が何かともてはやされる昨今の世情、おそらくは「昔はよかった…」という懐古思想に裏打ちされたものなのだろう。


 夕方、1ヶ月ぶりにガソリンを入れ、安売りスーパーに寄る。食料品を中心にまとめ買いをしたが、同じ店内にある100円ショップダイソーもついでにのぞいてみた。電子譜面を独立させて使うための直径10ミリのパイプがもしかしてあるかも…と調査。
 お目当ての工作材や園芸支柱には適当なものがない。代替品はないかとしつこく探索するうち、「のれん棒」という商品を発見する。直径10ミリで、丈夫な鋼製パイプ。横に使った場合で耐荷重1Kg、とある。これは使えると直感し、3色あるうちの白を買う。

 家に戻って手持ちの譜面台に差しこんでみると、最上段にピタリ合う。長さが1Mもあり、電子譜面には半分もあれば充分。残りは譜面台利用のデジカメ撮影台にでも使おうと思う。