家から試験場まで20キロ、35分。5年間無事故無違反で安全運転に努めたゴホウビで、めでたくゴールド免許の優良運転者。講習はわずか30分であっという間に済んだ。
帰路、近隣のカフェに寄り、先日のチカチカパフォーマンスの際に前半だけ聴きにきてくれたマスターとママさんにお礼を言う。PAなしの前半だけで帰ってしまったので、整ったPAでは聴いていない。しかも座っていたテーブルが、私から最も遠く、案内アナウンスの真正面だった。
あのアナウンスの中での音楽ライブは厳しいのではないか、というのがマスターの意見。あの条件下だとそういう評価になるのかもしれない。しかし、2時間ずっと聴いてくれた女性は、私の真正面のテーブルに座っていた。つまりは条件次第だ。だから次回もまたそこで演る。
昨日のブログ話題に関連し、別のシーンを思い出した。かなり前のことだが、若い男女が都心の交差点でタクシーに乗ろうとしている。男女の立つ位置は横断歩道の真横。そこは駐停車禁止区域なので、タクシーは5メートルほど前に停まり、ドアを開けて男女が乗り込むのを待っている。
ところが、男女は一向に動こうとしない。正確に書けば動こうとしないのは男のほうで、「俺達は客なんだから、タクシーがバックしてくるのをここで待てばいいんだ」と女に言い張っている。法律のことなど、無頓着の様子だ。
要は女の前で虚勢を張っているだけのように見えたが、タクシーは法を順守し、ひたすら待つのみ。女のほうは、ねえ、行って乗ろうよ、と男の腕を引くが、男は頑として動こうとせず、虚勢を張り続ける…。
この男女とタクシーとのにらみ合いがどう決着するのか、非常に興味深かったが、仕事の用があったので、見届けることはできなかった。
道徳観が大きく異なると思われるあの男女は、その後うまくやっているだろうか?それとも、バックしてくるタクシーを待って、いまでもあの交差点に立ち続けているのだろうか…。