2011年9月27日火曜日

木材の耐用年数

 好天が続くので、ウッドデッキの補修工事を継続。これまでは柱とパーゴラ用の梁とを10ミリのボルト2本で固定していたが、2本の木材を接着固定して雨ざらしにすると、経年によって腐食しやすいことが分かった。
 そこで固定方法をツーバイフォー工法用の専用金具に変えることにした。金具が一部足りなくなったので、午前中からホームセンターに調達に行く。ついでに近くの土木センターにも出向き、町内会の街灯移管手続き書類を受け取る。仕事はなくとも、何かと忙しいのだ。
 戻るとただちに材料の加工開始。15時くらいに終わったので、お茶を飲んだあと、すぐに塗装処理を済ませる。やれやれこれで加工は終わったぞと、何気なく柱の根元付近を見ると、一部に穴が開いているではないか。ドライバーでつつくと、虫に食われて内部はスカスカ。
 あわててもう片方も確認すると、こちらもほぼ似たような状態である。場所は12年前に材料をケチって柱を継ぎ足した部分。やはり雨にさらされる接続部分が木材の大きな弱点である。

 山を越えたと思ったとたんの出来事で、かなりヤル気をなくした。よく考えてみると、昨年はウッドデッキの床梁を、今年はパーゴラの梁をそれぞれ腐食で交換に至っている。10センチ角とはいえ、柱の接続部も疑ってみるべきだった。修行が足らん。


 日が暮れてしまったので、明日以降の対策をじっくり検討した。同じ10センチ角の柱2本を買い換えれば済むが、2400長が必要なのでかなり高価。仕事の薄い今年はその出費が辛い。
 いろいろ考えるうち、梁と同じ38×140のツーバイ材で何とか代用できそうだと分かった。長方形部材は力学的に短辺方向の力に弱く、柱に角材が使われる理由はそこにある。
 しかし短辺方向は床梁など3本の梁で固定されるので、大きな問題はない。費用もこれが最安である。

 ようやく方向が見えて少し気が晴れたが、マツ系の材料を雨ざらし状態にした場合、たとえ保護塗料を塗ったとしても、11~12年が耐用限度である。それだけ持てばいいじゃないか、との考えもあるが。