2011年9月2日金曜日

隣地が売り地に

 少し前のこと、この12年間ずっと放置されていた南北の隣地の雑草が、突然刈り取られた。伸び放題の空き地は防犯上も好ましくないので、やむなく境界線から1メートルほどを自主的に毎年刈り取っていたので、助かるといえば助かる。

 ところが今日になって、北側隣地の四隅に赤い杭が打たれているのを発見した。ただ草を刈るだけなら、良心的な地主であれば周辺の迷惑を考えてやる場合もある。しかし、経験的に赤い杭が四隅に打たれる理由はひとつしかない。土地が売りに出るのだ。


 自宅周囲に全く家がなく、野中の一軒家として勝手気ままに長年暮らしてきた身にとっては、隣地が売りに出るのは心穏やかではない。
 田園風景をとどめている割に、最寄りのJR駅まで徒歩20分弱、札幌駅までも10キロほどと、交通の便はよい。価格もかなり安いので、売りに出るとすぐに家が建つ可能性が高い。
 仮に北側に家が建ったとして、その影響をシミュレートしてみた。

《よいこと》
・冬の北風が相当緩和される。
・豪雪時に幹線道路までの除雪が何らかの形で期待できる。
・夏の雑草刈が軽減される。
・人目が増えることによる防犯効果。

《悪いこと》
・弾き語り練習の時間が制限される。深夜の練習は難しくなりそう。
・同じ理由で、長時間に及ぶ自宅ライブも難しくなりそう。
・除雪や庭木の侵入など、隣人への配慮が必要となる。
・越してくる隣人によっては、何らかのストレスに苛まれる可能性がある。
 いずれにしても、これまでの生活の見直しは必至。とりあえず北側に侵入しつつある庭木類の思い切った剪定をはやめにやる必要がありそうだ。
 家が建つと陽当りに影響する南側隣地が売りに出される気配は、いまのところない。どんな隣人がやってくるか分からないと、南北の隣地を買い取ってしまった方を知っているが、我が家にそんな余裕はありません。