2010年10月19日火曜日

我も我も

 昨日午後に入った急ぎの仕事に明け方まで追われているが、昨夜は本当に冷えた。寝しなにアメダスで調べると、何と1度強。ほぼ真冬なみの気温である。いったん眠りについたが、あまりに冷えるので、トイレに目覚めたついでに暖房ボイラを微小燃焼させた。

 明けて今日も終日仕事に打ち込む。今年分の最低ノルマ(ギリギリ食べてゆける分)はすでに達成しているが、仕事のあるうちが華である。手取り年金額はあまりアテにならないので、万一余剰分が発生したときは、ささやかでも自衛用老後資金として蓄えておくとするか。


 最近は洋楽を好んで歌っているが、「Top of the World」「真珠貝の歌」「カレンダー・ガール」「菩提樹」などに続き、「サンタルチア」をこのところ練習している。有名なナポリ民謡(カンツォーネ)なので、ちゃんと日本語歌詞はある。
 40年くらい前だが、姉の結婚式でも同じカンツォーネの「オー・ソレ・ミオ」を歌った。カンツォーネの朗々とした旋律は昔から好きで、自分に向いていると思う。

 私のギター弾き語りのルーツは間違いなくフォークだが、以前にどこかで「我も我もとフォークを歌い始めたら、フォークを歌うのをやめるかも…」と書いた記憶がある。団塊の世代がじょじょに社会の第一線を退き、(昔やっていたフォークでも…)とギターを取り出した昨今が、もしかするとその「我も我も…」の時期到来なのかもしれない。
 そういえば最近は「介護施設で音楽ボランティア活動をしたい」という方々もめっきり増えた。背景にあるのはおそらく似た事情だろう。音楽ボランティア活動もすでに演奏者が選ばれる時代になっている。
 他の同年代の方々が新たな生き甲斐として音楽活動を選ぶことにとやかくは言わないし、言えないが、「みんなと同じ」という生き方が元来好きではないヒネクレ者なので、どうしても本流とは別の方向にベクトルが向いてしまう。

 シャンソンを含めた洋楽は身の回りにあまり歌う人がいないので、いまのところヘソ曲がりの私向きだ。万一「我も我も洋楽」となった場合は、その時にまた考えよう。