これまで10年近く、曲がりなりにも巻き上げ式のスクリーンだったので、急に窓際にカーテンの塊が現れると、どうにも違和感を感じるのだ。
妻は一向に気にならない様子で、開け閉めが楽だと大歓迎の様子だったが、ついでにカーテンをまとめて止める「タッセル」という物を、作ってしまおうと思った。
「タッセル」という言葉自体が実は初耳で、「カーテンをまとめて止める道具に、名前はついてますかネ」と妻に問うてみたら、あっさり教えてくれた。なかなかの物知りである。
普通、このタッセルはカーテンと同じ布で作り、壁にフック式の金具をつけて止めておく。しかし、自然素材に徹底した家なのだから、ここはやはり木材で作るべきだろう。
使えそうな端材を捨てずに保管してある小さな段ボール箱の中を見繕い、あれこれ試行錯誤しつつ、写真下のような木製タッセルを完成させた。
仕組みはシンプルで、まとめて縛るわけでなく、単純に細い空間に挟むだけだ。これでもあるとないとでは、全然違う。
上の写真は北側ユーティリティに取付けたカーテンを開放したところ。ワカメのように黄色く傷んだ古いスクリーンはさすがに捨てた。
10年ぶりに窓回りがスッキリ改善し、風水運とやらもこれで少しは向上するかも?と、淡い期待を抱いてみよう。