2009年4月30日木曜日

初夏の気配

 1ヶ月ぶりに歯科医院に行く。2ヶ月くらい前に無料でもらった新式の歯ブラシの具合がよく、その後ずっと指示された通りの歯磨きを励行していたが、今日検査してもらったら、すごくいい結果が出た。

「良くがんばってます。格段に向上しています」と、長く診ていただいてる医師からもオホメの言葉。しばらく来なくてよいと言われた。ヤレヤレである。
 いまのところ、まだ(もう?)22本の歯が残っていて、このところ欠損はない。最近指導された歯磨き方法はかなり面倒で、軽く10分はかかるが、これで歯が延命されるのなら、いくらでもやりますとも。


 ついこの前の寒さはどこへやら、今日は20度を越えるバカ陽気。帰りの車の中で、初めてエアコンなるものをつけてみた。
 エアコンのついた車に乗ること自体が初めてだが、何ともイヤらしい冷たさで、すぐにスイッチを切った。エアコンをつけると燃費も悪くなるらしく、余程暑くならない限り、窓を少し開けて自然風で冷やすのがマトモな世界だろう。
 家に戻ると、エッセイを連載中の地域ミニコミ紙の封筒と、来月号のゲラ校正がポストに入っていた。留守中に社長が訪れたらしい。
 アンケートの写しも同封されていて、なかなか好評である。子供の事について書いた内容のものが、なぜか受けがよい。子育てに悩むのは、いずこも同じか。次号のネタは自宅ライブ物にする気でいたが、子育て路線に変更するかもしれない。

 部屋の温度は2階で26度を突破した。春をすっとばして、はや初夏の気配。

2009年4月29日水曜日

春の大掃除

 午前中から汚れた車庫内の壁の掃除をやった。母屋の外壁は常時雨や風が掃除してくれるので、10年経っても汚れもサビも全く見られない。しかし、上に屋根がかかっていて、2方向だけが吹きさらし状態の車庫だけは別だ。風のたまり場になり、汚れも非常につきやすい。
 水の入ったバケツとブラシを持ち、脚立に昇ってていねいに掃除をする。幸い、こちらも単に汚れているだけで、サビはない。
 毎年春にはやっている作業だが、連休中に来客があるので、やるならいまだ。


 午後からは2階の仕事場&ライブスタジオの掃除に励む。今年に入って初めて2階で掃除機を使った。毎日のように神経質に掃除機をかける人がいるが、我が家では電気代にてきめんに響く掃除機は、あまりかけない。
 1階は妻がときどきかけているみたいだが、2階に至っては年に数回。それでもちゃんと生きていけるし、目についたホコリは手作業で取り除くので、大きな問題にはならない。

 連休にやる自宅ライブに備え、マイクや椅子、テーブル類もセット。会場設定に限れば、いつでもOK状態である。
_その後車庫の屋根に昇って、冬に傷んだ壁と屋根の入隅部分のコーキングを補修する。こちらも春の定例行事である。
 家に戻り、お茶を飲んだあと、気になっていた動画の編集作業に没頭。昨日ふと思いつき、Quicktimeというマルチメディアソフトを、最新盤のver7.5に上げた。
 私の持つ旧型のeMacと旧型のOS10.3では、ver6が最大限度と思い込んでいたが、よく調べたらアメリカのMacサイトで、OS10.3対応のQuicktime7.5が無料でダウンロード出来るのを発見した。日本語にもちゃんと対応している。

 上記のQuicktimeをインストールした結果、古いiMovie3.0.3でも、高解像度の動画がスイスイ作成できる。640×480で4分の動画なら、およそ4分前後でMP4形式に変換可能。喜んでいったんアップしてあったYouTubeの動画を、高解像度タイプに差し替えた。
 これにより、現状のOS10.3のままでも、動画の編集作業には特に支障がなくなった。ただ、頂き物のビデオ映像(おそらく低解像度)を編集して高解像度で保存すると、YouTubeでは再生がカクカクした印象で、ぎこちない。この場合は、元の320×240の低解像度指定が無難だ。
_夕方はセットし終えたPAの前で、10数曲を本格練習する。完成したての新オリジナル曲も録音した。「誰も知らない夜」というタイトルで、私にしては今までにないタイプの曲。新境地を拓いたかも。
 イメージに合う画像編集ができたら、連休中にYouTubeにアップするかもしれない。

 誰も知らない夜に 君は舞い降りた
 誰も知らない夜の ドアは開かれた♪

2009年4月28日火曜日

マクロなレンギョウ

 ようやく少し暖かくなってきた。まだ明け方には暖房をつけているが、雪はもうカンベンして欲しい。
 悪天候のため、ほとんど運動らしい運動をしてないせいか、体調が優れない。今日は久々にスーパー~図書館~郵便局と回り、5キロほど歩く。おかげでかなりスッキリした。やはり人間は動くべき動物なのだ。
 庭のレンギョウがようやく膨らみ始めたので、またまた安カメラでマクロ撮影に挑戦。接写とズームを併用し、数枚写したが、風が強いせいで花が揺れ、ピントがうまく合わない。まともなのはこの1枚だけだった。背景がきれにボケて、いかにもマクロ的?
 動かないシバザクラでも試すと、こちらは一発できれいに撮れた。シバザクラはまだ2分咲きくらい。明日の写真ネタがなければ、ここに載せるかもしれない。


_かねてから準備中だった動画を昨日ようやくYouTubeにアップしたが、動画の画質を上げる手段をあれこれ模索中。
 Windowsのソフトでも試してみたが、動画は倍のサイズに作れるが、テロップやシーンの切替えなどの美しさはiMovieのほうが数段優れていて、しかもソフトの操作が感覚的にやりやすい。

 iMovieでも新しいバージョンなら、どうやら640×480で出力可能らしい。しかし、私のeMacでも使えるバージョンを入手するには、 OSを10.4にアップしなくてはダメとか。
 まずはOS10.4を手に入れることが先決のようである。動画にハマりだすと、かなり危ないことになるのかも?

2009年4月26日日曜日

半睡下のヒラメキ

 昨夜布団の中で平面図を効率的に仕上げる画期的な方法を思いつき、さっそく今日試してみた。
 すると、だいたい考えていた通りにうまくいった。最初の1枚は6時間半も費やしたが、次回は5時間を切ることは確実。ソフトの操作が頭と身体に染みつけば、4時間の壁を破るのも夢じゃない。省力化の手段は、まだ他にもあるかもしれない。
 オリジナル曲のネタとか、小説の気の利いた一文、仕事のちょっとしたヒントなど、布団に入って眠るまでのわずかな時間に、いいアイディアが閃くことは多い。張りつめていた精神がふっとリラックスし、身体が眠りにつく直前に、別の思考回路のスイッチが入るのだろう。貴重な瞬間である。
 以前は翌日になると忘れてしまうことが怖く、ガバと起き出してメモ用紙に書き留めてからでないと、安心して眠れなかったが、最近は一晩眠ってからでも、ちゃんと覚えている。全体的に記憶力は減退しているはずだが、これだけはフシギ。


 夕食まで、来週自宅でやるプチ・ライブに備え、マイクを使ってあれこれ練習。まずは30分メニューの構成をほぼ固めた。まだ流動的だが、ごく最近完成した新オリジナル曲を歌うかもしれない。
 PAの調子はまずまず。エフェクターとモニタの接続方法を、これまでのモノラルからステレオに変えられることに気づき、試してみたら音がさらに大きくなった。こちらもまだまだ進化の余地はある。

 夜は動画ファイルの調整に励む。1作品だけ、ほぼ構成が固まった。あまり凝り過ぎるのは禁物で、何事もシンプルがよろしい。もう少し作品が溜まってから、まとめてアップロードする予定。もう少しね。

2009年4月24日金曜日

使えるiMovie

 この1ヶ月近く、ずっとあるテーマでの書き物を続けている。困った習性で、こみいった書き物はなぜか深夜でないとはかどらない。仕事は目下開店休業状態なので、さほどの影響はないが、興に乗ると執筆は明け方近くにまで及ぶ。
 昨夜も寝たのが4時で、悪いことに高揚した精神は、布団に入ってもそう簡単に収まろうとしない。半睡下でも頭の中ではまだ続きを書いている状態で、寝つきはよろしくない。
_全体の進行状況は半分程度。山は越えたが、もう少しかかる。終わっても推敲が残っている。
 何を書いているかは、まだ公表できない。もしかすると永遠にナゾのまま終わるかもしれないが、それはそれでよい。
「死ぬ前に、どうしても記しておきたいこと」

 それを書いている。現段階では、そこまで。


 午後から進行中の動画ファイル作成作業を続ける。オリジナル曲動画のひな形はすでに2つ出来ていて、いつでもYouTubeにアップできる状態なのだが、いまひとつ満足してないので、検討を重ねている。

 音声ファイルだけでなく、ライブ映像そのものをとりこみ、タイトルや映像効果を入れる方法はすでに分かったが、今日は映像にタイトル文字を重ねる作業をやった。何とかやる手段を見つけ出し、歌にあわせて歌詞を映像にスーパーで打ち出すことも出来るようになった。
 ただ、そこまで実際にやるかどうかは検討中。たかがアマチュアのオリジナル曲だし、曲名と作詞作曲者をテロップとして入れるだけで充分のような気もする。
 そのほか、映像の不要な部分のカットや貼付け、そして効果音をメイン音源に重ねて加える方法も会得した。
 Macのバンドルソフト、iMovieは思っていたよりも使える。「こんなふうにしたい」と以前から考えていた大半のことが出来るようだ。オリジナル曲に限らず、動画を使ったいろいろなミニ映像も今後は作っていきたいと思っている。体勢はほぼ整った。

2009年4月22日水曜日

YouTubeアカウントを取得

 南側の軒下に埋めっぱなしにしてあるムスカリの球根が、今年も律儀に花を咲かせた。

 埋めた当初は花が枯れたあとに掘り起こし、乾燥させて冷暗所にしまい、秋にまた埋め直すという基本を忠実に実行していたが、何だか面倒になってやめた。いまでは肥料さえやってないが、それでもこうして立派な花を咲かせてくれる。植物が持つ自然のパワーだろう。
 ともかく、何も構ってやらずとも咲いてくれるのはありがたい。


_かねてから準備していた動画ファイルの作成を、いよいよ本格的にやることになった。デジカメの動画撮影機能のチェックはすでに終わっているが、今日やったのは動画編集ソフトのチェックだ。
 先にふれたように、事業の先行きは当分不透明で、たかが趣味のために高価なソフトを買うなど、もってのほか。手持ちのソフトで使えるものはないかと、あれこれ調べていたら、Macに標準装備の「iMovie」が、結構使えることが分かった。
 オリジナル曲の動画を作るのが目的だが、曲の音声ファイルの貼り込みはもちろん、動くタイトル表示から、背景に使うイメージ写真のFO効果や音声とのタイミング調整など、一通りのことが全部できてしまった。
 これにより、自分で録音編集した高音質の音源に、これまた自分で撮影した曲に相応しいイメージ写真を好きなように加工し、貼付けられる。まずは第一目標達成だ。

 気をよくし、世界最大の動画サイト「YouTube」のアカウントを取得。HPやブログ、メールなどに使っている「tomtombox」のユーザー名が運良く空いていた。近いうちに、完成した動画ファイルを少しずつアップしてゆく予定。

2009年4月20日月曜日

墓の補修

 天気が良く、気温も20度に迫る暖かさなので、先月末に帰省した長男と雪の中を墓参りした際、うっかりスコップで壊してしまった花差しとローソク立ての補修に行くことにした。
 出かける準備をしている途中、勤めからちょうど戻った妻の体調が優れないという。ベンチで横になっていたが、昼食を作る気力がなく、吐き気もするというので、やむなく卵がゆを作って食べさせる。
 あれこれ手間取り、家を出たのが14時少し前という遅い時間だった。
 まず最初にホームセンターに寄る。ローソク立ての針にあたる部分を折ってしまい、補修すれば使えるかもしれないと大切に保管していたはずが、いざ探してみるとどこにも見当たらない。
 最近、この種の物忘れが激しいが、もしかすると誤って捨ててしまったのかもしれない。代用品になるステンレス釘を店で探そうというのだ。

 手頃な釘があるにはあったが、100本入りで300円。予備を含めて数本もあればよく、こんなにはいらない。あちこち探したら、直径2ミリ、長さ25ミリのステンレスビスを発見する。8本入り118円で、どうにか代用できそうだった。


 そこから1時間以上もかけ、南に向かって車を飛ばす。霊園に着いたら15時40分で、陽がかなり陰ってきた。すぐに準備にとりかかる。

 まず、墓の前にシートを敷き、花差しの台座の裏に残った固定材をカナヅチで慎重に除去する。用意した浴室タイル用の目地パテ材を水で練り、ステンレスの台座の裏にていねいに塗り込んだ。
 墓石のくぼみを水で濡らしたあと、台座をはめ込む。その後、内側から押さえの目地材をさらに塗り込んだ。内と外の両側からパテ材ではさみ、固める方式だ。
 花差しを仮置きしてみると、ぴったりである。はみ出したパテ材を雑巾で拭き取り、作業終了。
 ローソク立ての補修は花差しに比べて面倒だった。針の代用に買ったビスはほぼ同じ大きさだったが、御影石に固定する部分の加工がうまくいかない。折れた針の根の部分がどうしても除去できないのだ。
 途中であきらめて、ローソク立ての周囲をぐるりとパテ材で覆うことにした。完全に固まればこれでぐらつくことはないだろう。
 後片付けと掃除を終えたあと、用心してローソク立てだけガムテームで仮固定した。

 修理の総費用は、ガソリン代を別にすれば、目地パテ材とビスで500円くらい。霊園の担当者には事前に連絡してあったが、「自分で直すのは難しいのでは…」と、実は言われた。
 作業の感じとしてはタイル職人風。DIY難易度は10段階中の3程度で、そう難しくない。何より、「自分の手でやる」という行為そのものに意味がある。

2009年4月19日日曜日

木製タッセル

 午後からの町内会総会に出席後、昨日の続きのDIY作業を実施。特に問題なく進んだが、台所側のカーテンを今朝になって開けてみたら、なんだか壁にモタつく感じで、邪魔くさい。
 これまで10年近く、曲がりなりにも巻き上げ式のスクリーンだったので、急に窓際にカーテンの塊が現れると、どうにも違和感を感じるのだ。

 妻は一向に気にならない様子で、開け閉めが楽だと大歓迎の様子だったが、ついでにカーテンをまとめて止める「タッセル」という物を、作ってしまおうと思った。


「タッセル」という言葉自体が実は初耳で、「カーテンをまとめて止める道具に、名前はついてますかネ」と妻に問うてみたら、あっさり教えてくれた。なかなかの物知りである。

 普通、このタッセルはカーテンと同じ布で作り、壁にフック式の金具をつけて止めておく。しかし、自然素材に徹底した家なのだから、ここはやはり木材で作るべきだろう。
 使えそうな端材を捨てずに保管してある小さな段ボール箱の中を見繕い、あれこれ試行錯誤しつつ、写真下のような木製タッセルを完成させた。
 仕組みはシンプルで、まとめて縛るわけでなく、単純に細い空間に挟むだけだ。これでもあるとないとでは、全然違う。
 上の写真は北側ユーティリティに取付けたカーテンを開放したところ。ワカメのように黄色く傷んだ古いスクリーンはさすがに捨てた。
 10年ぶりに窓回りがスッキリ改善し、風水運とやらもこれで少しは向上するかも?と、淡い期待を抱いてみよう。

2009年4月18日土曜日

のれん風カーテン

 自宅1階の北側に2カ所ある小窓のロールスクリーンが、かなり傷んできた。スクリーンも巻き上げ装置もすべて手製で、入居してすぐに作ったから、かれこれ10年近く使ったことになる。
「北側には邪気を払うため、白を置け」という風水説があり、イワシの頭も信心からと、従った。

 スクリーン本体は生成りの木綿、巻き上げ装置は無垢材と太めのヒモを使った単純な仕組み。単純なその分故障は少ないが、本体を巻きつける角棒を両端で止めてあるビスが緩みがちで、降ろすのはたやすいが、巻き上げるのにコツがいる。毎朝一番に巻き上げる妻を、いつも困らせていた。
 そうするうち、白い木綿がかなり黄ばんできた。いよいよ替え時かと、今度は単純なカーテン方式にするべく新たに布を買い、支持棒となる無垢材も吟味し、いつでも作り直せる準備は整えた。
 ところがその後、なぜか時間だけが流れた。巻き上げにくい、黄ばんできた、という問題があるとはいえ、まだまだ普通に使えてしまうので、ついつい作業優先度が下がってしまったのだ。

 布を買い、材料を整えたのが、確か2006年の秋頃。すでに2年以上の月日が流れている。いくらなんでもひどすぎる。
 これではいけないと、ようやく重い腰を上げた。近づく春の連休を待って片づけようとも思ったが、そもそもその先延ばしの考えこそが、数年も放置された遠因である。


 まずカーテン本体をミシンで加工した。あくまで自然素材による手作りを貫いたもので、費用はとても安い。
 普通のカーテンにあるドレープは、あえて省略した。とにかくノレン風なのだ。台所側の分を完成させたら、暗くなってしまった。ユーティリティ側はカーテンの加工だけを終わらせ、支持棒を含めた取り付けは、明日やる。

 DIYの難易度は10段階の4あたりか。支持棒の加工はごく簡単だが、カーテン本体は吊りヒモまでミシンで手作りするので、意外に面倒なのである。

2009年4月17日金曜日

神が舞い降りた

 つい最近、とある女性から作曲を依頼された。歌詞はすでに完成していて、別の男性の作品。曲のイメージを話し、書いていただいたそうで、以前にフォーク居酒屋の定例ライブで何度か見かけたことがあり、言葉を交わしたことはないが、顔見知りの男性である。
 依頼主の女性T子さんとは、半年近く前に同じ居酒屋で知り合った。私が作詞作曲を手がけるのを知り、「曲をお願いするなら、TOMさん(私のこと)しかいない」と言う。
 その居酒屋の常連で、他にもオリジナルを手がける方は多くいる。なぜよりによって私に?といぶかると、曲調から考えて私が最適なのだと譲らない。
 小脇にしっかり抱えたノートをひとまず見せていただくと、なるほど、故郷への想いを切々と訴えかけた歌詞で、いかにも叙情系の歌作りを得手とする私むき。歌詞作りを指名した眼力といい、彼女のプロデュースのセンスは、なかなかのものと見た。


 あまりに強く懇願され、断りにくい雰囲気になった。そもそも、「あなたでなければ…」というコロシ文句に私は弱い。多くの中年オヤジ同様、オダテには極めて弱いのだ。
「私でいいのなら…」と内心では喜びつつ、ノートごと受け取ったが、実は居酒屋の仄暗い灯りの中で歌詞を一目読んだ瞬間、サビの部分のメロディはすでに完成していた。いわゆる「歌作りの神が静かに舞い降りた」のだった。

 少し頭を冷やしたのち、今日の夕方ギターを握ってつまびいてみたら、ほんの15分で大枠が完成した。曲が出来ないときはウンウン唸っても何も出ないが、出来るときはごく簡単に出来てしまうもの。
 完成した曲を通して歌ってみたら、泣けた。これまた久しぶりのことだ。歌詞の中にこめられた故郷への熱い思いが、自分の中でピッタリ寄り添ったせいだろう。
 タイトルは「Teimi」という。T子さんが生まれ育った地域の名で、偶然だが、我が家の子供たちが小さかった頃、同じ地区にあるキャンプ場やサッカー場に何度も通ったことがある。歌詞に登場するいくつかの言葉が、まるで自分の故郷のことのように思えるのは、そのせいだ。

 キーはT子さん自身が歌うことを考慮し、低めでオーソドックスなCにしたが、歌詞に潜む懐かしさ、切なさの世界を表すため、一部にDm6~E7と流れるコード進行を使った。これがピタリ決まったと自分では思う。
 いまのうちに泣ききって充分ガス抜きをしてからでないと、とても人前では歌えない。来月の定例ライブまでには何とかしたいが、どうなりますか。

2009年4月16日木曜日

妻の携帯

 携帯がないと何かと不便、と妻が言い始めてかなり経つ。しばらくは仕事を続けることに決めたこともあり、機能が簡単で、維持費の安い携帯ならいいのではないか?との私の助言もあって、昨日から本腰を入れて探し始めた。
 毎月の使用料は最低で980円といったところだが、本体が無料に近い、いわゆる「1円携帯」はもはや過去の話で、どの機種も数万円は下らない。ネット接続もメールもしないので、なるべく初期費用を抑えたいと調べていたら、「プリペイド携帯」という物があることを発見した。
 初期費用は本体を買うだけで、数千円。毎月の定額費用はなく、カードで電話料を買い、決められた期間に使ってしまう方式で、妻の場合はひとまずこれでよいのではないか、という結論に落ち着いた。

 会社は私と同じAUに決め、あちこちのAUショップに電話で問い合わせたが、近場の店では在庫が皆無。どの店も、受注生産品なのでいつ納品できるか分からない、といった頼りない返事である。
 どうやらメーカーはあまり本腰を入れていない様子で、思いあまって都心のショップに電話を入れたら、4,000円弱で在庫があるという。充電器は別売だが、もしかすると手持ちの製品が代用可能かもしれないとのことで、午後から妻を乗せて買いに出かけた。


 あれこれ審査などあり、30分ほどで手続きが終了。車の免許のない妻の本人確認は、パスポートでOKだった。30日間有効の1,000円の電話カードをとりあえず2枚買い、様子を見ることにした。
 もし2ヶ月使ってみて問題なければ、365日有効の1万円カードに切り換える予定。月割り換算で833円で、現状では最も安上がりとなる。電話番号を引き継ぎ、そのまま普通の携帯に切り換えることも可能。まずは使ってみなければ。
 支払い総額は電話カードを含めて7千円弱で済んだが、唯一の計算外は4年前に買った私の充電器が、コネクタの違いで使えなかったこと。電圧と電流の仕様はほぼ同じで、メーカーも同じ。それがなぜ使えない?
 これだから日本は世界からどんどん取り残されてゆくのだなと、帰りの車の中で互いに愚痴をこぼし合った。たかが945円の出費だが、ほとんど同じ製品を、同じ家に2つも並べておかねばならないことに、無性に腹が立つ。

 ともかくも、これで「妻との連絡がとれない」というストレスからは、ひとまず解放される。これも時代の流れでありますか。

2009年4月15日水曜日

緩めのライブ

 来週から月末にかけ、ちょっと仕事が忙しくなりそうな予感。詳しくはまだ書けないが、「絵に描いたモチ」にならないことを、ただ祈ろう。
 暇なうちに遊んでおきましょう、ということで、夜は馴染みのフォーク居酒屋「ありがとう」に歌いに出かけた。水曜日は弾き語りが優先される「弾き語り優待日」なのである。
 この夜にあわせ、美唄市からフォークユニットの方がくるとの情報が事前にあり、オリジナルを中心に歌うというので、どうしても聴きたくなった。
 夜8時前に家を出たが、わずか20分強で先方に着く。夜は道が空いていて楽である。すでに店はかなりの客で、総勢14名。ほぼ定例ライブなみの人数で、8時15分から歌は始まった。
 一人2~3曲の割り当てで、順に歌うのがこの夜のルール。客席の照明は歌が始まっても絞らず、歌の途中の話も大声でなければOK、という「少し緩め」のライブである。

 人数が人数なので、一巡するのに軽く1時間半は費やしたが、この夜は初参加の方がかなりいて、しかもジャンルがうまくバラけていて、飽きさせない。しかし、世の中には上手い人がいるものだ。恐れ入りました。


 この夜のセットは以下の通り。

《第1ステージ》
「かぐやな宵」「嘘」「独り」
《第2ステージ》
「僕の胸でおやすみ」「黄色い船」

 第1ステージはすべてオリジナルで、いずれも最近できたものをそろえた。美唄の方のオリジナルステージを、ある程度意識した構成であった。
「独り」は、美味しいお寿司を差し入れてくださった常連客のM子さんの作詞で、ある種の「お礼」のような位置づけだったか。
 第2ステージはウッドベースとギター、サイドボーカルの応援をいただき、ほぼ、かぐや姫気分。全5曲のうち、3曲が初披露だったが、なかなか楽しく歌えた。
 最近とみに思うのは、弾き語りの年齢層が若いこと。この夜の年齢層も、私がダントツの最高齢で、圧倒的に多いのが50歳前後である。
 いわゆる「団塊の世代」で元気がいいのは、プロ歌手ばかり。アマチュアのかってのフォーク少年、少女は、いったいどこで何をしているのですか?

2009年4月14日火曜日

マクンベツの春

 平日だが、これといって仕事はないので、休暇で家にいた妻を誘い、車で15分ほどの場所にあるマクンベツ湿原にミズバショウを見に出かけた。昨年も同じ時期に足を運んでいて、ほぼ恒例行事になっている。
 ぱっとしない曇り空だったが、天気予報では午後から晴れることになっていて、ばっちり当たった。

 到着すると人影はほとんどない。広大な公園を、ほぼ二人占め。先週末に地元紙に掲載されたので、週末を避けたのが正解だったか。


 トイレもベンチも売店も何にもない公園なので、茫漠とした印象だが、そこがよい。住宅地に比べてかなり寒く、妻は冬物コートで完全防備。ほとんど南極越冬隊ルックで、駐車場から湿原を横断する木道までの長くうねる道を、ひたすらテクテク歩く。


 木道は去年できたばかりだが、なかなか歩きやすい。見事なミズバショウが、目の前で観察できる。木道は片道1キロ近くもあり、石狩川の蛇行で生まれた三日月湖で行き止まりになっている。
 開花情報では7分咲きとのことだったが、印象としては満開。枯れた花びらが全く見られず、過去最高の状態だったように思う。


 いつものようにいつもの春を確かめた時間だったが、たぶんいつもとはどこかが少し違っていたのだろう。それが何であったかは、そのうち分かる。
 帰路、スーパーに寄って買物。妻は晩のお惣菜を調達し、私はベスト電器で昨日書いたエネループの電池2本と急速充電器のセットを買った。プリンタインク1本とあわせ、2000円を少し越えるように調整し、500円割引券を使うのを忘れなかった。

 来月分の割引券をまたくれたので、「このセールをずっとやるのですか?」と確かめたら、「ひとまず5月まではやることになりました」。そうだよね、100年に一度の不況をどうにか乗り切るべく、どこも大変なのだ。
 来月またこの券を使い、残るエネループ電池4本を買う予定。茫漠とした原始の景色を堪能した帰り、気分は一気に現実に戻ったが、この世はとかくそんなもの。

2009年4月13日月曜日

最適値を探る

 昨日書いたヤマハVA-10専用の壁フックを、端材で作った。スピーカー面がやや上に傾いているので、モニタには絶好。高さは立っても座っても程よく聞こえる中間的位置に決めた。
 このVA-10、持ち手の素材が何と2枚重ねの皮である。それもおそらくは本皮。これを太いビスで、がっしり本体に止めてある。なかなかいい味なのだ。

 動物愛護の観点からか、本皮の素材そのものがめっきり少なくなった。35年前に買ったギターストラップもこの本革製だが、いまでは入手不可能。VA-10もすでに生産中止品で、中古品がネットオークションに出ると、あっという間に落札される人気品である。


 電池駆動で当分は使う腹を決めたので、モニタとして、あるいは単体PAとしてそれぞれ使えるよう、最適値を探る。

 写真はモニタとして使った場合の接続で、エフェクターからのステレオケーブルを、AUX-IN端子につないでいる。こうするとVA-10に内蔵のエフェクターをパス出来るので、モニタとしては好都合だ。
 訪問ライブが近い場合、位置はこのままで、エフェクターを飛ばしたミキサーからの直接接続に切り替える。この場合は逆に内蔵のエフェクターを使う。ギターだけはミキサーも介さず、ケーブル直結とするのが最も音が良い。
 試行錯誤を繰り返し、今後しばらくは両方の用途として使えるメドがついた。
 昨日書いたエネループ電池の件で、充電器ではなく、単純に単3エネループを予備として6本新たに買えば、充分にやり繰り出来そうな気がしてきた。
 つまり、時間に余裕があるとき、6本の電池をフル充電しておき、ライブ前日に全部を交換するのだ。ライブが1時間を越えることはないから、途中での電池切れはまずない。万一のトラブルに備え、唯一作動するACアダプターを持参する。

 一長一短あるが、こうすると投資額は最も安い2,000円前後で済む。ベスト電器で目下実施中の「2,000円以上買えば、無条件で500円値引セール」のサービス券があるので、これを使うとさらに安く入手出来る。詳細は後日。

2009年4月12日日曜日

気持ちはエネループ

 この3年半ほど訪問ライブを中心に使い続けて重宝しているミニPA、ヤマハのVA-10が突然動かなくなった。最近は自宅スタジオPAのモニタとしても使っていて、昨夜、いつものように電源を入れたら、電源ランプがチカチカ点滅したあと、全く音が出なくなった。
 どうもACアダプターの動作がおかしい感じがして、いったんコードを外し、電池駆動に変えてみた。すると、何ら問題なく作動する。やっぱりACアダプターだった。

 さて、ACアダプターのどこに問題があるのかが問題だ。まるで禅問答のようだが、パソコンを含む電子機器にトラブルが生じた場合、ひとつひとつ経路をつぶしてゆくと、病巣の根源に割合早くたどり着ける。
「電池駆動に変えたら、問題なかった」というのは、その第一関門というわけだ。
 次に試みたのは、本体の分解だった。ACアダプター周辺配線のどこかが切れたのではないか?とニラんだ。カバーを固定してある8本のビスを探し当て、ゆるめる。基本原理はパソコンの分解と同じだ。
 ところが、見た感じではどこにも配線の欠損はない。そもそもACアダプターと乾電池の配線経路は途中でつながっている。仮に問題があるなら、入口のコネクタ部分だけだった。

 試しに手持ちのACアダプターをいくつかつないでみると、そのうちのひとつが正常に作動する。つまり、コネクタや配線経路には問題ないことがここで分かった。


 本体のビスを元に戻し、今度はACアダプターのチェックを行った。アヤシイのは差し込みジャックの部分だ。抜き差しが頻繁なので、内部に接触の悪い部分が出来た可能性がある。
 手持ちのACアダプターのうち、動作に問題がなく、今後使う可能性の少ないものを選び、ケーブルを途中から切断してジャック部分をそっくり取り替えた。さあ、今度こそビンゴだろう。そう信じた。

 ところが…、今度も電源は入らない。こいつは参った、これも外れだ。となると、残るはACアダプターそのものの障害ということになる。
 ACアダプターを分解するビスは見当たらず、検証不可能。ついにここで万策尽きた。
(写真上の右が壊れたアダプターで、左が動作するアダプター)
 本体は中古で3,000円で買ったので、ACアダプターは付属してなく、必要に迫られてヤマハの正規品を1,700円くらいで買った。
 考えられる対策として、
1)出力の大きい別の可搬式PAを買う。(1万前後)
2)もう一度ACアダプターを買い直す。(1,700円)
3)当初の電池駆動に戻す。

 昨夜からずっとあれこれ調べていたが、なかなかふんぎりがつかない。電池駆動だと接続の面倒はないが、消耗による交換費用がかかる。サンヨーのエネループという優秀な充電式電池を主にデジカメに使っていて、一時はこのミニPAにも使っていた。写真下がそれで、当時は単3電池しかなく、変換アダプターで変換して使っていた。
 このやり方だと費用は安く済むが、単3なので消耗はさらに激しく、およそ3時間で再充電を強いられる。充電には4時間かかり、あいにく充電器には2本しか入らない。つまり、いったん電池がきれると、6本の電池を12時間かけて連続充電しなくてはならず、それがACアダプターに替えた大きな理由だった。

 調べると、単3が4本入る急速充電器が、およそ2,700円で売っている。4本入る急速充電器を買えば、手持ちの充電器と合わせて一度に6本の充電が可能になり、最大4時間で充電は終わる。「ライブ前には必ずフル充電する」というルールを作り、前日にセットしておけば、ストレスなく終わるだろう。
 エネループは1000回の繰り返し充電が可能なので、廃棄電池もなくなり、結果として地球と家計の両方に優しいことになる。気持ちは徐々にエネループに動いている。

2009年4月11日土曜日

タイヤ交換

 本当は先週末にするはずだったタイヤの交換だが、週末の天気予報が「もう1週間まて」と騒ぐので、素直に従った。しかし、結果的に先週でも良かったような?
 まだ車に慣れていないので、説明書と首っ引きで作業。昨年、冬タイヤに交換した折には最新式のホイルカバーの外し方が分からず、買った店に電話したが、今回はさすがにそれはない。

 20年ぶりの新車なので、今回は真面目に「タイヤローテーション」なるものをやろうと、夏冬両方のタイヤに番号を打ち、マニュアル通りに位置を変えた。
 交換時にタイヤの洗浄とサビ落としを最初からきちんとやっておかないと、金属部分がすぐに傷むので、ウェスやブラシを総動員し、ていねいに清掃。タイヤが軽くなったこともあり、交換作業そのものはこれまでよりずっと楽だ。


 ついでに昨年作ったばかりのタイヤ置場も補修した。一冬を過ごしてみて大きな問題はなかったが、下端にあるわずかな隙間から、強風のときに雪が車庫の中に細い吹きだまりを作ることがある。
 全く予想外のことで、吹雪は実に油断ならぬ。ポリカーボネート波板の端材が残っていたので、内側から重ねるように隙間にあてがった。来年への備えは、もう始まっている。
 昨年はこのタイヤ置場増設を含め、車庫の大規模修繕を新築以来、9年ぶりにしたが、北側を完全に塞いだことで風の流れが大きく変わったせいなのか、吹きだまりがあまり出来ない。おかげで一度も屋根の雪降ろしをせず、玄関前の除雪もほとんど苦労せずに済んだ。
 記録を調べると、暖冬といいつつ、積雪量の合計は去年よりも多かった。しかし、去年も屋根の雪降ろしはやっている。

 多い年は車庫屋根の雪降ろしを2度も3度もやらされる。記憶がはっきりしないが、一度もせずに済んだのは、今冬が初めてかもしれない。当然ながら、2段に補強した梁のたわみ量も、全く問題がなかった。
 もし今後もこの傾向が続くようなら、「風の強い地域の開放型車庫は、北側を完全に塞げ」というのがひとつのセオリーになる。冬は終わったばかりだが、来年の冬も要観察である。

2009年4月9日木曜日

墓参グッズ

 ふっと時間が空いたので、午後からホームセンターに買物にゆく。先日作ったライブ用コーヒーテーブルの脚を交換するべく、ワンバイフォーの木材を買うためだったが、売場の散策中、仏事用の手頃な水引きを発見。表書きが何もなく、袋式ではなく折り畳み式で、体裁がいい。

 父の一周忌が間近で、もうひと月もない。身内への案内やお寺さんの手配はすべて終えたが、調べてみると水引きのストックがなかった。表書きが白紙だと、「御霊前」「お布施」「御膳料」など、任意に書き込めてツブシが効く。10枚で48円と格安なので、迷わず買った。


 ふと横を見ると、墓参り用の樹脂製ローソクフード(風で消えないための透明カバー)が398円で売っている。実は先月末の墓参の折、墓を買ったときにもらった同じ用途のガラス製フードカバーを使用後、素手でつかんでしまい、そのあまりの熱さに墓石の上に落とし、割った。
霊園にスペアを売ってはいるが、1個1,050円という値段。いずれ代用品を探す気でいたが、樹脂製なら今後割れる心配もなく、しかも安い。こちらも一緒に買った。
 帰路、100円ショップでピストル型のライターを買う。こちらも基本的には墓参り用で、ホームセンターでは298円もしたのでパス。反対に、仏事用の水引きは100円ショップのほうが高い。時に応じて、買う店も変わるということだ。
 写真は専用の袋に常時用意してある「墓参グッズ」。これに供え物の菓子と花、そしてお茶を当日準備する。

2009年4月8日水曜日

4時間睡眠

 昨夜は仕事が一段落したのが、朝の6時半。当然ながら、あたりはすでに朝日で輝いている。いわゆる「完徹(完全徹夜)」というヤツだ。

 ある程度の慣れはあったが、最初に手がける仕事なので、メーカー独特の図面のクセがまずあり、CADソフトによる作業の手順も、自分の頭の中でまだライン化されていない。重ねて、自分なりの作図用パーツを作るのに手間取った。
 3D-CGでもそうだが、暇なときに車なり窓なり、人間なり樹木なりの汎用素材をコツコツ備蓄しておけばよいのだが、何せ仕事が決定したのが昨夕5時半である。2D-CGに関しては、そんな暇が全くなかった、というのが実情だ。


 そのまま倒れるように眠り、4時間だけ寝て起き出し、仕上げをやった。庭のデザインを3パターン作る必要があり、その変化をどうつけるかで、またまた手間取る。
 納品締切は午後3時だったが、30分前の2時半にどうにか送ることができた。
 休む間もなく、今度は立面イラストという特殊なイラストの作成にかかる。3次元の立体感はないが、影が壁面に落ちるので、少なくとも正面の3次元データは拾わねばならない。
 資料は昨夕送られて来た1枚の平面データのみ。まだプレゼン段階なので、壁の素材や屋根形状も含め、立面デザインはすべて任されたが、何も制約がないほうがかえって仕事ははかどる。手慣れた3D-CGということもあって、こちらはあっさり片づき、夜9時過ぎに送信終了。(掲載画像は以前に作ったデモ画像)

 担当の方からねぎらいのメールが届いていたが、平面図は今回の物でOKが出た。価格の打合せも終え、今後定期的に仕事がいただける。この不況下で、大変ありがたいこと。昨夜の作業で基本パターンは完成したので、次回は半分の時間で出来るはず。
 立面イラストの結論は明日以降に出るが、実はこっちの方が自信はある。こちらも仕事に結びつくよう祈っている。
 それにしても、4時間しか寝てない割には全然眠くない。もう少し起きていようか。

2009年4月7日火曜日

最後の納付書

 国民年金の納付書が届いたので銀行に行った。お金を引き出して窓口を見ると、かなりの人。軽く20分は待たされそうな雰囲気だったので、閃いて近くの郵便局に行くと、案の定待ち時間ゼロ。
 納付書はいつもと違って、9月までの分が同封されている。ネットで調べてみたら、「年金は60歳に到達する月の前月まで納めよ」とある。なるほどね、これが最後の納付というわけだ。まとめ払いすると二人合わせて1,500円近くも安くなるというので、一気に払った。

 サラリーマン時代は有無を言わさず厚生年金を給料から天引きされたが、独立開業後は、収入の少ない年は減免措置を受けたこともあった。しかし、ヨロめきながらも何とかすべて払い終えた。
 以前にもふれたが、厚生年金の定額報酬比例分が、10月から細々ともらえる。妻は2年後にまた少し増え、首尾よく食いつなげたら、私は5年後に満額もらえる。
 もっともこれは、「国が滅びなければ」という前提つきだ。オタオタしていると、アメリカか中国の信託統治国になりかねない。まさかとは思うが、昨今の世情を見ると、それも全くのホラ話でもなさそうに思えてくる。お~コワ。


 ゴールデンウィークに、もしかしたら自宅でちょっとしたライブをやるかもしれない。いつもの音楽仲間のネットワークからで、そんな話は以前からあった。具体的な日程は決まってないが、楽しいイベントになりそうだ。
 最近のライブスペースの整備は、実はそれにむけたもので、練習も日々おこたりない。
 夕方、突然メールで仕事が入った。かなりご無沙汰のクライアントからで、東京の住宅の仕事である。当然ながら担当も東京本社の方で、図面入稿はすべてDXF形式のメール。そこからイラスト風の平面図と、パース風の立面図を作る。
 問題は平面イラストを指定された汎用CADソフトで納品するのが必須条件で、これまで趣味のライブポスター作成くらいでしか使ったことがない。

 先週末に「こんな仕事やれますか?」と引き合いがきて、急きょテストしてみたら、ちゃんと出来た。遊びといえども、一生懸命やっていると、こうして思いがけないときに報われる。よかった、よかった。
 タロット占い、やっぱり当たっているかも。

2009年4月6日月曜日

ライブライト

 昨日のDIY作業のダメージが大きく、午前中はほぼ死んでいた。昨日のブログに書き損ねたが、写真のようにライブ用スポットも数年ぶりに整備し直した。
 具体的には、光が歌い手の真上から落ちるよう、2本の梁の上に可動式の木製のガイド棒を設置し、そこにクリップ式のライトをつけた。ライトはホームセンターで買った数百円の工事用のもので、ケーブルが太くて長く、手元スイッチと設置用クリップつきで、非常に使い勝手がいい。これに別売の60Wスポット電球をつけている。
 ガイド棒もライトも自在に位置を動かせるので、さまざまな状況に柔軟に対応可能。試してみたら、椅子に座った場合でも非常に手元が明るく、歌い手の顔も映える。
 昼間のライブにライトは大きな比重を占めないが、夜のライブ対策としては、これで万全といえる。

 ついでに2個のライトのカバーも白い紙で作り直した。これまでは濃い紺色だったが、やはり白のほうが反射はいいようだ。壁際のライトの位置も中央よりに修正した。


 新しい環境下で、目下近練習中の歌をあれこれ歌ってみる。オリジナルを含め、最近7~8曲の歌をレパートリーに加えた。長年歌い続けている実績のある歌はさておき、常に新しいものにチャレンジしたいと、いつも考えている。
 5~6曲座って歌ったところで、左手に違和感を覚えた。座って歌うのが苦手な大きな理由がこれで、歌い続けるうち、コードを押さえる左手首に不自然な負荷がかかるのだ。何年やっても克服出来ず、長いライブの場合は、立って歌わざるを得ない。
 現在の活動自体が立って歌うのが普通の場なので、当面の問題はない。でも、座っていくらでも歌える人が、ちょっとウラヤマシイ気分。