2018年8月16日木曜日

アリの結婚飛行

 最高気温が16度ほどで、10月中旬の寒い陽気。平年より10度も低い異常気象だ。昨夜から肌布団を羽毛布団に替えたが、寒さで何度もトイレに起こされた。梅雨前線がドッカリと札幌上空に居座っていて、雨も延々降り止まない。
 また風邪を背負いこんではたまらないので、肌シャツをランニングから半袖へ、ジャケットも厚手に替えた。今夜は羽毛布団を2枚に増やそう。
 3月から続いているアリ侵入対策、今年から設置した超音波式の害虫駆除機2台が効いたのか、例年に比べてめっきり出没数が減り、6月中旬以降は長くゼロの日が続いた。
(毎日のアリ出没数はカレンダーに記録している)

 そろそろ害虫駆除機を撤去しようか…、と思い始めた矢先、7月25日に羽根のついた女王アリを1匹見かける。以前にも同じ時期に何匹か現れたことがあるが、繁殖を目的としたアリの羽化で、体長1センチほどの女王アリと小型のオスアリとが新たなコロニーを求め、飛行&交尾をする行動だった。
「結婚飛行」と呼ばれるものだが、外からではなく、家の中から羽化しているように思えた。

中央がメスの女王アリで左に数匹のオスアリ

 2日後には計34匹の女王アリを発見。過去に例のない多さで、その後も断続的に羽アリの出没は続いた。
 多くは西側の窓にへばりつく。よく調べてみると、居間西側の床下にある換気口からはい上がってくる。おそらく基礎土間コンクリートの隙間に巣があり、そこからはい上がってくるようだ。

 8月に入っても出没は続き、多い日はオスアリも交えて100匹以上。外気温や雨には無関係で、午前中に現れる。飛べる割に動きは鈍く、簡単に手でつぶせる。
 例年よりも数が異常に多いのは、単に気象や南北隣地に家が建ったことによる環境の変化か、あるいは今年は一度もアリメツを使っていないことも関係があるのか。
 アリメツは巣をまるごと壊滅させるので、屋内に巣がある場合には、単に侵入を防ぐだけの効果しかない超音波式害虫駆除機や電気式蚊取り機よりも、アリの羽化に対しては効きそうな気がする。

 超音波式害虫駆除機は羽アリの出没には効果がない。動きが鈍いのは多少効いているせいかもしれないが。
 それにしても、3月から延々半年間もアリとの戦いが続くとは、いったいどうしたことか。維持費がほとんどかからないので、超音波式害虫駆除機は通年設置する覚悟でいるが、今後はアリメツの併用も検討する必要がありそうだ。