今冬2度目の灯油を給油した。毎年同じ時期に給油しているので、この時期の給油量でその年の冬期灯油消費量を推し量ることができる。
まずは過去3年の灯油消費量を比較してみる。
まずは過去3年の灯油消費量を比較してみる。
・2015.12消費量:263.0L/46日→5.72L/日
・2016.12消費量:308.2L/46日→6.70L/日
・2017.12消費量:333.9L/49日→6.81L/日(今回数値)
・2017.12消費量:333.9L/49日→6.81L/日(今回数値)
今冬は11月から12月にかけて記録的な寒さが続き、さらには南側隣地に住宅が建ったことにより、特に午前中の日射による恩恵が受けられなくなった。かなりの数値悪化を覚悟していたが、その予想は当たって、記録にあるなかでは最も多い消費量となった。
過去の記録を調べてみると、この時期に最大だったのが、2016年12月(昨年)の6.70L/日。それに次ぐのが2012年12月の6.23L/日/日だった。今回は6.81L/日という、ほぼ昨年なみの数値。
灯油消費量は外気温や日照時間に大きく左右されるので、それぞれの外気温データを比較してみた。
(参考:「気象庁 過去の気象データ」)
・2011.12(6.06L/日):月平均気温-2.0度、真冬日12日、日照時間91.4h
・2012.12(6.23L/日):月平均気温-2.3度、真冬日13日、日照時間70.5h
・2013.12(5.75L/日):月平均気温+0.8度、真冬日6日、日照時間75.2h
・2014.12(6.23L/日):月平均気温-1.3度、真冬日10日、日照時間66.3h
・2015.12(5.72L/日):月平均気温+0.8度、真冬日5日、日照時間91.6h
↓…………暖房ボイラ交換、深夜の微小運転中止
・2016.12(6.70L/日):月平均気温-1.0度、真冬日13日、日照時間78.8h
・2017.12(6.81L/日):月平均気温-2.0度、真冬日14日、日照時間84.8h
こうして比べてみると、灯油消費量に最も影響を及ぼすのは外気温であると断言してよい。過去7年の記録で12月平均気温がプラスで真冬日が1桁だった年は、いずれも灯油消費量が6L/日以下だった。
太陽による恩恵が大きいはずと思っていた日照時間は、意外にも灯油消費量との相関関係がみられない。南側隣地に建った住宅による灯油消費量への影響は、あまり考えなくてよいかもしれない。
昨年もふれたが、暖房ボイラ燃焼効率も灯油消費量に大きく影響を与えているのは確実。昨年と今年の外気温は2011〜2012年の数値とよく似ているが、灯油消費量が1割前後増えているのは、機種交換による燃焼効率の低下と考えてよい。
対して、同時期の電気代は昨年に引き続き、22〜24%の減少で、暖房ボイラ機種交換による待機電力や運転時消費電力の減少に起因するもの。昨年同様に増えた分の灯油代は、減った電気代で概ね相殺されるようだ。