会場の天井が高かったり、奥行きが広かったり、街の騒音が大きかったりすると、どうしても自分の演奏が聞き取りにくくなる。白石イベント広場は全ての条件が当てはまるほか、先日患った突発性難聴の影響も多少はあったかもしれない。
モニタスピーカーがあればこの種の問題は解決するが、機材の軽量化を心がけているので、持参する余裕はない。
そこで以前に買った乾電池式のポータブルスピーカーをマイクスタンドに装着し、簡易なモニタとして使えないか検討してみた。
本来はテレビやPCのイヤホンジャックにつないで使うもので、出力は最大0.16Wと非力。しかし、大きさはスマホ程度で電池込み200gと軽い。マイク直下に置けばモニタとしてそれなりに機能するのでは?と考えた。
試行錯誤のすえ、マイク用のケーブルクランプに木片を固定し、スピーカー横の溝にきっちり押し込めるようサイズを調整。着脱は簡単にできて、ボリューム操作も容易だ。
さっそくテストしてみたが、メインPAのフォン端子につなぐと、PAとモニタの両方でボリューム調整ができる。本格的なモニタには遠く及ばないが、かなり歌いやすくなることは確か。
電源不要で機材用ダンボール箱の空きスペースにも収まるので、これまで勘に頼ってきた場で、実際にテストしてみたい。