2017年11月3日金曜日

小型モニタを模索

 先日の白石イベント広場でのライブで騒音値の問題が生じた背景は、PAの音が聞き取りにくく、思わず普段よりもボーカルの値を上げてしまったことにある。
 会場の天井が高かったり、奥行きが広かったり、街の騒音が大きかったりすると、どうしても自分の演奏が聞き取りにくくなる。白石イベント広場は全ての条件が当てはまるほか、先日患った突発性難聴の影響も多少はあったかもしれない。
 モニタスピーカーがあればこの種の問題は解決するが、機材の軽量化を心がけているので、持参する余裕はない。
 そこで以前に買った乾電池式のポータブルスピーカーをマイクスタンドに装着し、簡易なモニタとして使えないか検討してみた。



 本来はテレビやPCのイヤホンジャックにつないで使うもので、出力は最大0.16Wと非力。しかし、大きさはスマホ程度で電池込み200gと軽い。マイク直下に置けばモニタとしてそれなりに機能するのでは?と考えた。
 試行錯誤のすえ、マイク用のケーブルクランプに木片を固定し、スピーカー横の溝にきっちり押し込めるようサイズを調整。着脱は簡単にできて、ボリューム操作も容易だ。

 さっそくテストしてみたが、メインPAのフォン端子につなぐと、PAとモニタの両方でボリューム調整ができる。本格的なモニタには遠く及ばないが、かなり歌いやすくなることは確か。
 電源不要で機材用ダンボール箱の空きスペースにも収まるので、これまで勘に頼ってきた場で、実際にテストしてみたい。