2017年11月11日土曜日

「非日常」の刺激

 長男がシフトの関係で3日連続の休みとなったそうで、両親のどちらかが休みのときは娘を保育園に預けず、自宅で共に過ごすことになっている。
 ところが3日間父親とべったり家にいると、さすがに息が詰まってくるらしい。気分転換に1日だけ遊びに行っていいか?と言うので、支障が少なそうなライブ予定の前日に来てもらうことにした。

 午後はお昼寝をすることが多く、午前中に迎えに行くことにする。折悪しく爆弾低気圧が北海道を襲っていて、激しい風雨が吹き荒れる。マンション入口真横に車を横づけし、素早く乗せる。スマホを忘れたお嫁さんの職場に立ち寄り、さらにはスーパーで食材を買うなどしていたら、自宅到着は1時間後の13時だった。
 その間、孫娘は新しいチャイルドシートで熟睡。前向き装着になって姿勢も安定するので、すっかり心地よくなったようだ。


 孫娘の昼食はお嫁さんが持たせてくれたお弁当を食べる。その後カエルの人形やカップで延々遊び続ける。一人遊びが得意のようで、大人は危険がないよう見守っていればよいのだが、私は一緒に遊ぶのが楽しく、ずっとそばで相手をしてやった。
 9月下旬に歩けるようになってからは成長著しく、言葉もいくつか覚え、前回は積み木を初めて覚えたばかり。

 今日は「ハイ、どーぞ」と空のプラ容器を差し出すので、「ハイ、どーも」と受け取ると、自分は別のプラ容器に口をつけて飲むしぐさ。私もとっさに応じて飲むフリ。つまりは「ままごと」の成立である。あとで両親に確かめたら、これまで家ではやったことがないそうだ。
 そういえば、初めてのハイハイも我が家に来ていたときのこと。「非日常」は子供にとっても大きな感性の刺激になるらしい。
 たくさん遊んで、オヤツは先日作ったばかりのさつまいもクッキー。事前にお嫁さんにメール連絡し、「細長く切って食べやすく」「一度に2枚まで」と確認済み。レンジで20秒温めてあげたら、食べる食べる。両手に握って離さず、2枚分があっという間に消えた。
 大人も一緒に食べて、焼いた9枚が4枚しか残らない。かぼちゃクッキー同様に好評なので、急きょ夕方に追加分を焼き、計10枚をお土産に持たせてあげた。
 まだ小さいのでいまは食べるだけだが、いずれは一緒に作ってみよう。ささやかだが、新しい目標がまたひとつできた。

 夕方に仕事を終えたお嫁さんが合流し、夕食を共にする。メニューは妻の心づくしのロールキャベツと鮭のホイル焼き。
 移動中によく寝たせいか孫娘はずっと起きていて、機嫌よく遊んでいた。夕食後はおもちゃ箱の小型キーボードを引っ張り出し、両手で鍵盤を叩き始める。これまでほとんど興味を示さなかったが、これがけっこうサマになっていて驚く。
 この日はボールをつかんで投げる遊びも覚えた。会うたびにどんどん成長していく。