前々回使った折、定格の30分を大きく超えて1時間近く使ったのが悪かったのか?はたまた、敷地の境界杭代りに打ってある足場パイプに刃をぶつけてしまったせいか?と、あれこれ思い悩んだ。
丈の長い草をまとめて刈るとそうでもないが、短い草のときは特にひどい。刃を外して注油しても改善せず、いよいよ買い替える時期かと覚悟した。
調べてみると、いまも普通に売っている長寿製品。価格もほとんど変わっていない。草刈りシーズンは峠を超したが、諦めきれずに再度の検証を試みた。
最初は過負荷でモーターが焼けたかと疑ったが、回転自体は普通にするので、焼けたとは思えない。するとやはりパイプにぶつけて回転軸が狂ってしまったか?
ネット情報によると、刃のバランスが悪くなると同様の症状が起きるという。試しに刃を外した状態で回転させてみると、振動は全く起きない。やはりモーターではなく、刃に問題があるようだ。
外した刃を調べてみると、32枚ある刃の先端部に埋め込んである補強のチップが、10枚もなくなっている。しかも欠けている部分は刃の片方に集中していた。
おそらくは金属パイプにぶつけた折に刃が欠け、その位置が偏ったことにより、回転に微妙なブレが生じるのだろう。
ふと思いついて、買った当初の一時期だけ使った樹脂製の回転刃を使ってみることにした。金属製の回転盤にノコギリ型の樹脂刃をつける簡単な仕組みだが、短い草しか刈れないので、ずっと使ってなかった。
すると何の振動もなく、普通に草が刈れる。やはり回転刃に問題があったのだ。
最初に買った回転刃は3シーズンで刃がダメになり、その後買い換えて現在に至る。5シーズン使ったことになり、交換する時期でもあった。本体はまだ充分使えそうで、無駄な出費をギリギリで回避できた。